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Strange Days
2011年12月27日(火曜日)
23時16分
自転車
天気:晴れてます
MR-4Rを発注したことは書いた。久しぶりの真っ黒フレームだし、来年以降も継続される保証はないので、とりあえず買った。現MR-4F改も10年を超え、アルミフレームとしても可動部の多さに劣化が進んでいる今、後継機を確保しておくのが吉だと判断したのだ。急ぎではないので、まあ春には来るかなというくらいの心構えで待つ。
当面は、買ったまま乗る気だ。しかし、クランクだけは170mmと長いだろうから、これはMR-4Fから移植しよう。なら、フォークも含めてそう取り替えという考えもありうる。しかし、アルミフォークや分割式ハンドルの使い勝手も見たいから、まずはクランクだけ変えて、様子を見てみよう。ホイールも流用できるが、今のフロントホイールは、#14の32穴で、ハブダイナモという超重量級なので、これも新しいホイールを使ってみたい。輪行するにしても、遠投にはポケロケを使えるのだから、そこまで重視はすまい。なんでもできる便利自転車という方向性を持たせることになるだろう。
2011年12月11日(日曜日)
20時02分
自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 食
天気:快晴(まさに、雲一つ無し)
今日は平野氏の呼びかけで、荒川の一番川幅が広がった辺りで蕎麦を食うツーリングが開催された。わしも参加。
走行距離は70km目安ということだったが、まあ平地だろうしということで、輪行性能の高いBromptonを選択。
集合場所は朝霞台駅だったので、朝早くの湘南新宿ラインで池袋に出て、そこから東武東上線に乗り換えた。朝霞台には早めに着いたので、神戸屋でパンを買い、ドトールで買ったコーヒーと共に食していたら、こば氏が登場。やがて平野氏も到着し、今日はこの3人でのちんまりしたツーリングになる。
で、その荒川で一番川幅が広い場所というのは、下流じゃなくてこのかなり上流、鴻巣辺りだということだ。荒川からかなり遡っているはずのあの辺は、実は海抜10m程度だとか。そのせいで、河川が滞留氾濫しやすく、結果的に河川段丘の間が非常に開いたのだとか。
朝霞台駅から住宅街を抜け、荒川の河川段丘内部へ降りる。目についたのが、畑から顔を出している、この立派な
霜柱。畑でなにか作ってんのかよと言いたくなるような塩梅で、
列を作っている。今朝は本当に冷えたからなあ。
とにかく、空には全く雲がない。はるか遠くの山々まで見通せるのだ。だから、
富士山だってこんなにくっきり。
秋が瀬を抜け、田んぼの中の道を通過。やがて入間川との合流点で中洲に渡ると、ひたすら
見通しの良いサイクリングロードに入る。風が強い日には切ない道だな。
あまりに見通しがいいので、今日持ってきていた新兵器Radarのカメラで、
パノラマ撮影を試みた。
やがて道はホンダエアポートに到達。この辺は前にも走った。この辺りは航空機関連のインフラが集中している。さらに北方にUL機の滑走路まであるとかで、頭上を
UL機がパスしてゆく。
さて、やがて問題の川幅が一番広い地点に近づいた。その前に本当の目的である蕎麦を食おうということで、蕎麦屋への最短コースを取った。が、なんと直ぐ目の前の
橋が使用不能になっている。右上の木立の向こうの建物がそうなのに、なんという悲劇。ここから大回りして、やっと
店にたどり着いた。
蕎麦だ。ということなのだが、つけ鴨に
天ぷらを別注できるとわかったので、3人ともそれ。動物性タンパクと、油脂分を撮りたかった。
天ぷらは、衣さくさくで美味。特に椎茸がジューシーでたまらん。
蕎麦は上品な更科だろう。つるりとしたのどごしが良い。ただ、荒川の冷気に痛めつけられた咽喉は、この香りを楽しむまでには回復してくれなかった。
さて、どう帰ろうかな。来た道を折り返す予定だったが、高崎線が並走しているので、そっちから湘南新宿ラインで直帰する方が楽だ。とりあえず、途中の榎本牧場で考えよう。
まずは、件の一番広い点。に
近い場所にかかった橋。橋は中洲までしか連れていってくれないそうな。
しばし連れ回された後、また行きのコースを折り返していった。ホンダエアポートの近くまで来ると、ちょうど
スカイダイブの真っ最中だった。
やがて榎本牧場。久しぶりだな。真冬のアイスを楽しむ。
生チョコ。
ミニブタは、以前からだと代替わりしているようだ。
ここから最寄り駅まで走り、湘南新宿ラインを拾おうという事に、こば氏と話がまとまり、平野氏とはここでお別れ。
猫だまりで猫を愛でてから、湘南新宿ラインで輪行帰宅した。
荒川の中流域は広くて気持いいのだが、景色がやや単調なのが欠点だろう。しかし実は湘南新宿ラインを使えば交通の便はいい点だ。今度は一人でうろついてみよう。
2011年12月04日(日曜日)
今日はいい天気だ。ピナレロくんで遠出しよう。
ちょっと検討すると、神奈川県近代美術館葉山館で、ちょっと見てみたい展覧会が始まっていたので、そこまで出かけることにした。まあ実際には、ちょうどいい距離の葉山で、そこそこ興味を惹起する展覧会があったからなのだが。
葉山では、去年も同時期に
夕陽を撮りに行ったっけ。今日も撮ろう。Lumix GH2をTrack35に入れた。
さて昼過ぎ、昼食後ちょっとおいてから、ピナレロくんを境川へと向けた。
快調に境川を下っていったが、なぜか足に疲労を感じ始めている。あれ、なぜだ? 昨夜から食い過ぎたかな。
裏道で江の島に。腰越に抜けて、七里ヶ浜を走り抜ける。やがて鎌倉。ここからは逗子海岸トンネルを経由して、披露山北側の道で逗子市街に入った。後は葉山まで駆け抜けるだけ。
戦闘力の高いロードバイクで走ってきたのに、葉山についた頃にはかなり疲労していた。クランクの回し難さを感じる。ポジションはそこそこ煮詰まってきたはずだが、クランクが長すぎるのか。やはり165mmに変えようか。
さて、
葉山館で開催中なのは、ベン・シャーン展。20世紀初頭に、今のリトアニアからアメリカに移住。そこで頭角を表してきたアーティストなんだげな。
このおっさんは、雑誌新聞から切り抜いた写真を参考に、様々な作品を製作している。その中には、戦前のアメリカでの公共事業として製作された物も多い。社会福祉関係の意識啓発を狙うものが多い。まさに戦中という時期のものも多いのだが、戦意高揚を狙ったものではないという点を差し引いても、そのトーンは落ち着いて、労働者や弱者を見つめている。アーティストの良心に委ねられた、余裕を感じた。ほぼ同時期、日本で芸術家達がどういう扱いを受けていたかを思えば、その差には驚くばかりだ。
ベン・シャーンは、戦後の水爆実験に反対する一連の作品を残している。しかし、広島長崎の原爆投下に関する作品は見当たらず、新聞の切り抜きが一枚あるばかりだった。感受性の先鋭的な芸術家がこうだったのだから、アメリカ全体がそうだったのだと考えるのが自然ではなかろうか。つまり、アメリカ人が核兵器の恐怖を感じ始めたのは、第5福竜丸に代表されるような、無謬の第三者が無残にも巻き込まれる様を目撃してからなんじゃあるまいか。そして、キューバ危機で頂点に至ったのだろう。
中庭に出て、夕陽を待った。対岸に伊豆半島が見える。相模湾に光を曳きながら、
冬の夕陽がゆっくり落ちてゆく。今日はものすごく晴れたな。
富士山もくっきりと見えている。
引き上げようと、ふと頭上を見ると、
月が。GH2で望遠端280mm相当で撮った。いかに明るい対象とはいえ、手持ちでこれが撮れるのだから、手ぶれ抑止は素晴らしい。
さて、だんだん真っ暗になっていく中を、鎌倉までは来た道を逆走。鎌倉から駅西のトンネル群を超え、境川に入るルートで帰還した。久しぶり、しかも暗い時刻だったので、境川への進入で何度か迷ったが、無事に帰り着いた。
真っ暗な中を走るために、買ったばかりのFENIX LD40 R4。248Lumenを謳う、強力なLEDハンディライトだ。これをDosunのブラケットてハンドルに着けた。ものすごく明るい。通常は248Lumenも不要で、110Lumenモードで十分だった。ただし、道は暗いのに、路外の明かりで幻惑されるような場合、この最強モードで照らし返す必要がある。非常に心強かった。
今日の行きの行程を、
INOU Atlusに登録しておいた。
2011年12月02日(金曜日)
23時57分
自転車 ( 自転車いじり )
天気:雨だった
阿蘇でのナイトラン中に、ちょっと危ない目にあったことは書いた。
根本原因は、ポケロケに付けているライトが、ああいった状況においては光量不足な点だ。ASKLENのHL-90は、使い勝手のいいライトではあるのだが、絶対的な光量は少ない。実はそのことは分かっていたので、そういう場合はFENIXのL2Dを併用するつもりだった。が、阿蘇には持って行かなかったので、かの事態へと至ってしまった。運用が伴わなければ意味が無い。甚く反省する次第であります。
さて、運用を改善するためには、わざわざ別ライトを付ける必要がないくらい、明るいライトを用意すればいい。しかし、明るいバッテリーライトは電池寿命が短く、運用が煩わしい面がある。そこで、久しぶりにハブダイナモに目が向いた。
価格的にシマノのハブダイナモを使ってきたのだが、一度は高級ハブダイナモたるScmitd SON系列も使いたい。ということで、色々調べてゆくと、
SJS Cyclesにぶち当たった。Brompton界では名の知られたショップらしい。ここにはBrompton用に16WOで組んだ、SONハブダイナモホイールが用意されている。よしよし、ここだ。
ライトを見ると、今や800Lumenとかいう強烈なモデルまでもある。L2Dが6本分。さすがにそこまで強烈なのはいらんと思ったのと、3W/5Vを要求するこのライトでは、ダイナモの能力一杯だろうから、敢えて少し暗いProにした。
これらは当然、Bromptonに適用する。フロントホイールを変えたいと思っていたので、ちょうどいい。
あわせて、これも便利そうだったOrtliebのVARIOも発注。ちゃんとしたバックパックにもなる、サイドバッグだ。TRACK35のように、両サイドにポケットが、背後に縦ジッパーの副室がある。しかも、TRACK系にはない、ヘルメット用のバンジーコードまである。1泊旅行なら楽勝な容量。背負えるサイドバッグも、20lくらいの防水バックパックも欲しかったのだから、まさにうってつけのグッズだ。
このSJS Cyclesの難は、送料が高いこと。40£ほどもかかるらしい。しかし、これは相乗りさせてもらえる相手がいたので、折半で済みそう。
当面、Bromptonでの遠距離旅行の予定はないが、運用成績如何で、これらのグッズを他の自転車にも導入したい。