Strange Days

2015年04月26日(日曜日)

今日は境川ダブルヘッダー

20時49分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) 天気:晴れ晴れ

 昨日は全く乗れなかったので、今日は自転車に乗るぞ。ただし、境川を走るだけだがな!*1
 大いなるマンネリズムは人生に通じると釈尊も申されたが*2、今日の場合は時間的な要素がああしてこうなので、こういうわけで境川にならざるを得ない。真に人生の機微というものは、概ね境川に収束しているのである*3
 というわけで、珍しく、午前という早すぎな時間に、境川に出た。乗車はポケロケ。今日、パッキングして送り出してしまうので、その前に調子を見るのだ。
 日が高いと、あらゆるものが瑞々しい。路傍の躑躅も、実に鮮やかではないか。日が頭上高い境川は、最近専らな日の傾いたそれとは、また一風違って見える。
 どうせなら、と遊行寺に向かう。ここの参道は脇に子院や墓地があり、墓地には小堂もちらほら。
 この大刹は、いちいち佇まいが美しいので弱る。
 本堂向かって左の小径を進み、歴代法主の墓を通り過ぎると、徳川家縁の宇賀弁才天がある。日差しが、実に夏だ。
 ポケロケの状態は、思った以上によろしい。このままパッキングしてしまおう。
 帰宅して、ポケロケをばらすと、トラベルケースに詰めていった。ポケロケは、SatRDayよりも、よほどパッキングしやすい。問題は、隙間になにを詰めるか、だ。自転車用の工具、雨具などの自転車アクセサリー、着替え、サイクリングシューズ、折りたたみヘルメットを詰める。これでも、まだまだ詰め込めそうだ。後は、バッグをどうするか。ちょっと考えてみたのだが、現地では基本的に2泊分程度の荷物で行動するので、OrtliebのVario一つで間に合う。Varioは現地まで背負ってゆくので、余計なバッグは要らない。この状態で発送することにした。
 トラベルケースを1kmほど離れた、黒猫の営業所まで引っ張ってゆく。引きやすそうなコンダラといった外観と相まって、謎の苦行に耽るおっさんという観があった。
 無事発送し、一拍置いてから、また境川に。また行くのか。しかし、なんだか夕陽を見たい。今度はピナレロくんで。微妙なポジションの違いも相まって、走行感は結構違う。
 夕陽は、雲が無くて、しかしエアロゾルがやや多かったので、スッキリとしたもの。ポケロケとピナレロくんを、改めて比べると、ホイールの大きさが目立つ。フレームを畳めないことも相まって、これはやはり旅行には連れて行きづらい自転車だ。

2015年04月19日(日曜日)

遊行寺に行ってみた

19時23分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:くもり

 我が策源地である境川。その下流、藤沢橋のほど近くに、時宗総本山として名高い遊行寺がある。そのことは、以前から知っていた。境川から、江ノ島に抜けようとすると、遊行寺の真ん前を通過するからだ。だが、未だに入ったことはない。一度は行ってみたいではないか。
 ということで、ピナレロくんを、いつもの境川へと向けた。頭上を時折、黒い雲が流れてゆく状況だが……、まあ大丈夫だろう。
 境川は、暖かな風が通り、いい塩梅だ。道端の芝桜は、まだまだ見頃。
 いつもの、清流学園前休憩所を通り過ぎ、ずっと川沿いに下り、突き当たった車道を左に折れて進むと、もう遊行寺がある。正式名は清浄光寺だが、開祖遊行上人に由来する遊行寺の通名の方が有名だろう。
 参道には八重桜が立ち並んでいる。くすんだ天気は残念だが、淡い桜色は、ソメイヨシノよりもむしろ心地よい。季節柄、躑躅も赤いワンポイントを添えている。
 参道の脇には、いくつかの子院があり、また墓地もある。墓地には歴史上著名な人物のそれもある。
 石畳の、クリート殺しの参道を登り切ると、形式的には山門があるはずだが、扉はなく脇柱のみだ。潜ると、遊行寺の広い境内が見渡せる。
 目立つのが、この大銀杏。このデカさと太さには圧倒される。樹勢も盛んで、この広場を占拠せんという勢いだ。
 本堂も威厳あるデカさだ。
 境内の建物は、残念ながらほとんどが明治の大火で消失し、残されているのは江戸期建立という中雀門くらいらしい。その代わりと言うとなんだが、Ingressのポータルが結構密集していた。
 境内には味わい深い石像が数多く、史跡も多い。今日は時間を取れなかったが、また来たい。
 夕陽は望めそうにない天気なので、まっすぐに帰る。鷺舞橋の休憩所で小休止はする。こうして見ると、気の利いたデザインだ。
 ふと目を留めたのが、菖蒲。もう、咲き始めているのだな。

2015年04月18日(土曜日)

境川の謎石碑の正体

19時47分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れ(雲量大)

 雲は多いが、サイクリング日和。よし、境川だ!*1
 今日は、月末に控えている、対馬壱岐に備え、ポケロケの試走。久しぶりに乗るので、特に折り畳みの度に力のかかるリアブレーキケーブルを心配していたのだが、案外に問題無さそう。境川に向けて、出走。
 出走したのはいいのだが、気になる点があった。周期的に、ホイール辺りから音がするのだ。微妙な擦過音だ。ブレーキかな、と思いつつ、境川に出て、ある場所を目指した。それは鉄塔ポイント、俣野の田んぼの辺りだ。ここに、前から気になるものがあった。鉄塔ポイントで夕陽を撮っていると、ガレージっぽい場所の近くに、石碑のようなものが並んでいるのに気づいていた。その正体を知りたかった。
 それが、この石碑。実は、出立前になんとなく検索してみたところ、正体は割れていた。瞽女淵之碑という。
 その昔、江戸の頃だが、境川のこの辺りは、しばしば川の氾濫があり、土手が切れては淵が出来てしもうての。田にも浸水して、この辺りの人々を困らせていたのじゃそうな*2
 話によると、そんな風にしてできた淵に、ある日たまたま、近所を門付けしながら歩いていた瞽女が転落、遭難死したという。その後も、近隣の人々が幾人も遭難したため、あるいは瞽女の呪いと考えたのか、いつしか瞽女淵と呼ばれるようになったという。そして、時代は下って大正時代、なぜその頃にかはわからないが、篤志家が碑を立てて、瞽女を弔ったのがこれ。
 実は、ここにIngressのポータルがあると思っていたのだが、行ってみるとポータルは、この日の直近に立つ土壌改良工事記念碑の方に貼られていた。土地が改良され、川の線形も変わった今、淵の面影はない。最終的に土地を制した、土壌改良碑の方にXMが集まるのも、宜なるかなである。
 などとつらつら妄想しつつ、カメラを働かせていたのだが、困った事態に陥っていた。実は、昨夜のうちに、E-M5iiに新ファームウェアを適用し、持ちだしていたのだが、設定が色々変わってしまい、戸惑っていたのだ。特に高速連写に固定されてしまったのには、参った。まあこれは、とにかく撮れるのだから深刻な問題ではない。しかし、鬱陶しい。一番困った点には、実は帰宅後に気づいた。通常はRAWで撮っているのだが、JPEG固定にされてしまっていたのだ。設定は引き継いで欲しいな。
 この辺で、ポケロケの異音の正体にも気づいた。タイヤサイドが裂けかけている。パナのミニッツライトだが、もう随分乗っている。改めてチェックすると、ブレーキシューがわずかにあたっていた。このせいだろう。帰って、修正せねば。
 夕陽は、雲が多すぎて、いまいち締まらない。ポケロケを労りつつ、帰宅。

2015年04月05日(日曜日)

ご近所の桜を拾って走る

19時15分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:くもり時々雨

 今日もイマイチな天気。どころか、雨が降ったりしているのだが、今年の桜は今日が最後だろう。防塵防滴なE-M5iiを提げ、雨にも強いMR-4で出動する。
 境川に向かう途中、いずみ野の桜並木。菜の花の黄色をバックに、終わりかけのが美しい。
 長後のココイチで昼食を取り、引地川の千本桜方面に向かう。途中で見かけた、宗昌寺の桜の古木。随分と待た、大きい桜だ。空模様がイマイチなので、花の色が抜けたように白くなってしまう。
 千本桜に抜ける。ここの桜並木も、来年春には片側が伐られてしまう。この眺めも、来年までなのだ。
 中原街道沿いに境川に抜け、海軍道路目指して北上する。相鉄の高架を潜る辺りにある、佛導寺の桜。寺と言い神社といい、桜が好きだな。
 瀬谷本郷公園対岸の桜。桜の時期は、今まで目につかなかった、町中のあちこちに、実は桜の木がじっと立っていたのに気づく時期だ。
 海軍道路。結構葉桜が目立ち始めているが、それでも満開の華やかな木も多い。
 ふと、瀬谷の河川敷に目をやると、妙に派手な花も咲いている。こんな、1木に色違いの花が咲くなんてね。
 帰路、宮久保公園の桜並木。青空の下で見たかったが、例年この時期は花曇りというのか、空模様が冴えない。
 ずっと南下し、湘南台の桜のトンネル。まだまだ盛り。だが、来週末には散りきっているのだろう。この眺めとも、来年までお別れだ。