本日、朝方に着荷する予定なのだが、なかなか来ない。動物園の熊のように落ち着きなく蠢き、ふとトイレに入った途端、表に耳慣れたディーゼル音がガラガラと。即座に排出を中止し、玄関に待機していると、やはりやってきたのは黒猫だった。経験値上がってきたな。
さて夕刻、境川へと
MR-4を向ける。今日は、さきほど届いたブツを持ってきていた。新兵器、
シールド付きヘルメットだ。GVR G203Vという、中台のメーカー品らしい。この手のシールド付きヘルメットは、だいたい2万円以上するものばかりだが、これはなんと激安\4700。高いもののようにヘルメットに収納できないし、デザインも素晴らしくだっさいのだが、それでもこの安さ。試しに買ってみた。
このシールドが欲しいと思った理由は、2つある。一つは、拙者が眼鏡っ子であること。メガネを掛けていると、サングラスを使用するのに困難が伴う。コンタクトを入れる、度付きレンズを使うという手はあるが、それぞれ手間、金が掛かる。
もう1つは、虫対策だ。特に境川は、暖かい時期には虫天国となり、大体口、ひどい時には目に羽虫を受領することがある。甚だしい時には、甲虫は眉間に命中することすらある。メガネを掛けるというのは、防備の一つにはなるのだが、しかし隙間が多い。その点、シールドバイザーは隙が少ないので、より理想的な虫防御になる。
被り心地は、ちょっと俺の頭には合ってない気もする。柔らかい詰め物があると良さそう。肝心のシールドは、意外にできが良い。ヘルメットには磁石でつけるのだが、おかげで走行中に付け外しするのも簡単。外したら、上下ひっくり返してヘルメット全面に付けて置ける。合理的だ。
標準で付属するクリアタイプの他、減光型、ミラー型と買ってみた。隙間が出来ないので、サングラスとしても非常に優れている。これはなかなか、いいものだと思った。
これは
大きなニュース。女子シクロクロスの欧州レースで、メカアシストによるドーピング行為が発覚したとか。しかも、やらかしたのは、U23とはいえ現女王、優勝候補筆頭だ。
最初、どうやってモーターを仕込んだんだろうと不思議がっていたら、
Vivax Assistってのじゃね? という情報が出回った。この製品は、シートチューブにぴったり収まり、操作系や外付け電源すらも偽装可能という、なんともグレーな代物だ。クランクシャフトに加工が必要なので、それなりの技術を持つ人間じゃないと、簡単には装着できそうにない。ということは、この渦中の選手にも、テクニシャンからの支援があったはずということで、となると本人一人の謀議ではないのでは、つまり、チームぐるみだったのでは、という事になりそうなのだ。そもそも、まだ若い選手が、そんな簡単にハイリスクな行為に手を染めるだろうか。自分にはまだ伸び代があると思っているだろうし、ペナルティで課せられる出場停止はより響くだろう。
そういうダークな面を措いて、小型軽量のアシストモジュールは、確かに使ってみたいアイテムだ。もちろんレースじゃなくて、ツーリングで。それなりに走るツーリングのラスト20kmとかは、気分的に辛くて、それこそ『そっと背中を押して欲しい』ものなのだ。そういう実用面で、出力と持続時間を控えても軽量小型を追求したアシストモジュールは、ぜひ使ってみたいものだ。