Strange Days

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2009年3月22日(日曜日)

2009春しまなみ縦走サイクリング3日目(雨中走行編)

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 21:15:00 天気:くもりのち雨
 夜半、結構な雨量を予感させる雨音を聞いた。今日は雨にやられそうだと思っていた。
 朝、前日に朝食を取るとか取らないとかの話もあったが、宿からタクシーで出ることにし、きっちり取れることになった。
 今日の行程は以下の通りだった。まずはタクシーで今治港に向かい、高速船で大三島は宮浦に向かう。ここから走り出して、以降はしまなみ推奨ルートを尾道に向かうことにしていた。だが雨がどれくらいのものか、予想もつかない。
 起き抜け、外の状況を確認すると、既に一雨去って、まだ空は暗いという感じだ。ちょうど大きな船*1来島海峡大橋を通過中だった。
 今治港までタクシー輪行し、端の方にある桟橋から高速船に乗り込んだ。昨日も乗った船みたいだな。今日は自転車を畳んで輪行して行ったのだが、これは正解だった。他に3台の自転車が積まれ、我々の6台をそのまま乗せるのは不可能だったろうと思えたからだ。
 昨日と同じく宮浦に上陸し、今日は全員で参道を行く。雨上がりの参道は、ちょっと雰囲気が違う。こんな手すりの着いた家に気づいたりして。
 大山祇神社にもちょっとだけ立ち寄り、島の反対側へは車道を突っ切る。しかし途中で寄り道。東岸の住宅地に、こんな謎の店がある。店というか作業場だな。ここで買ったのは、昨日買い食いした苺どら焼き。以前におやぢ殿&kimrin姐さんが買ってたなあ。ゲテモノではなくて、普通においしい。
 少し走った辺りで、今から渡る多々羅大橋を撮る。今日はここから、従来とは逆に、尾道に向けて走ることになる。
 時々、雨がぱらつく天気だ。昨日に比べたら、さすがにサイクリストは少ない。多々羅大橋を渡りきり、生口島に入る。ここからは、さっきの苺どら焼きも含め、B級グルメツアーの様相を呈する。
 まずはしおかぜ商店街の岡哲でコロッケをつまみ食い。ほっこり甘いじゃが芋と、肉の甘みが良い。
 昼食は、いつもの万作。店構えが地味なせいか、食事は悪くないのに空いている穴場だ。今日はじゃこ天丼を頼む。じゃこ天*2がサクッとして旨い。
 しおまち商店街を後にし、今度はドルチェ本店を襲う。ちょっと空模様が怪しくなってきた。が、この店にも結構な自転車乗りが集まっていた。塩アイスのぜんざいをいただく。
 さて、だんだん暗くなってくる空におびえつつも、この先は追い風にも助けられて快調に走った。しかし快調すぎた。次の因島大橋への入り口を気にしながら走ったのだが、うっかり見落としてしまい、GPSの地図を見て首をひねりながら走るうちに、州江まで来ちゃったよ! 慌てて引き返す。そういえば、後続は二人しか来てない。笑われるかなと思いつつ引き換えしてゆく。案の定、上り口で待っていたのは嘲笑だった。そんなに悪意はないのだろうが、この時はなぜか応えた。僕もヘラヘラ笑っていればよかったのだろう。が、この瞬間ばかりは、なぜかそんな気になれなかった。
 なにかが切れた。そして萎えた。もう、マスツーリングはいいと思った。これなら、一人走った方が気楽だ。
 怒りに任せて橋への道を駆け上がり、いっそのこと後続を置き去りにして一人尾道まで走ろうとさえ考えたのだが、走り始めてすぐにポツポツと顔に当たるものが。ついに雨が降り始めたのだ。
 その後はこれっぽちも走る気も楽しむ気も起きず、淡々と尾道まで走って解散した。尾道のしまなみ観光案内所で最後のスタンプをもらい、完走証と記念品をもらえるはずだった。が、記念品が品切れということで、後で送ってもらえることになった。構内で輪行準備をしながら、どこぞのおっさんが連れてきていたわんこに、かなり癒された。
 最後の方ではかなり気を取り直していて、やはりたくさん助けてもらったのだから、まずは感謝しないとと思いもした。仲間と行く旅は、やはりいいもんだ。でも、もう自分で企画したり、引っ張って行くのはご免だ。もう、今回で卒業。しばらくは、気楽な一人旅を楽しみたい。

2009年3月21日(土曜日)

2009春しまなみ縦走サイクリング2日目(大三島~糸山編)

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , , 23:55:00 天気:晴れ
 一夜明けた2日目。朝も早くに目覚めたものの、布団から出る気になかなかなれなかった。ずっと頭痛が続いていて、朝食もろくに喉を通らない。心配だ。
 今日の行程は以下の通りだった。まず大崎下島にある宿を出て、すぐ近くの大長*1港からフェリーで大崎上島南岸にある明石港に。そこから自走で東岸にある木江港に向かい、そこで高速船で大三島は宮浦に渡る。そしてそこからはしまなみ海道ルートに沿ってサンライズ糸山を目指すというものだった。
 しかし、頭痛が痛いのだ。こんなことで自転車サイクリングを愉快に楽しめるだろうか。これではまともに走って走行できず、自転車から落ちて落車してしまうかもしれない。
 なんてことを朝食時にこぼしていたら、ちゅんちゅん女史が自分のヤクを分けてくれた。こういう場合に人の処方薬をもらうのは禁物だが、そんなことを考えている余裕はなかったのでいただく。クールなのをキメて、カフェインを摂取しておいた。
 ともかく、近所の港まで移動し、そこでフェリーに乗った。船上、客室でしばらくぐったりしていた。
 フェリーは明石港に着いた。ここからプチ峠越えの雰囲気で木江に向かうのだ。途中、奇怪な建造物を発見。ふれあい郷土資料館だそうだ。えーっ、この浮きっぷりはなに?
 木江に着いて、高速船の切符を買う。自転車6台程度ならそのまま載るようだ。ここまでの間で、冷たいのが効いてきたのか、頭痛は嘘のように去っていた。いい傾向だ。
 高速船は湖のような凪の瀬戸内を進み、宮浦に到着した。さて、ここからがサイクリング本番だ。
 大山祇神社に立ち寄るべく、宮浦からすぐの神社を目指す。参道を行くつもりだったが、先行している人々がそのまま車道に行ってしまったので、僕とこば氏のみが参道をゆっくり抜けた。雰囲気のある店も多い。酒饅頭がえらい安い店があったので*2、ここで買っておいて後で配った。
 大山祇神社に立ち寄る。既に他の連中は参拝に向かったようだ。僕も用事があったので、ここで境内に入った。というのも、去年末のしまなみ行で買ったお守りを、うっかりその日の宿で捨ててしまっていたのだ。というわけで、祭神に非礼を詫びて、お守りを買いなおした。
 道の駅御島で最初のスタンプをもらう。この時に参加賞も一緒にもらえるのだが、既に足りなくなりそうな状況だった。こんなところから走り始める人が結構多いなんて、運営側も考えてなかったようだ。参加賞は謎のストラップとバッジ。バッジなんて今日この日にしか使いそうにない。
 大三島縦断はサイクリングロードを行く。雨の日は御免な道だが、晴れているなら気分がいい。
 大三島の反対側に抜け、多々羅大橋を望む道の駅で休憩。自転車の人が多い。ものすごく多い。去年の五月連休中よりも多いのでは。いい傾向だ。
 じゃこ天を補給し、ちょっと切なくなる道を南下、大三島橋を越える。料金箱の辺りにチェックポイントがあるのだが、この有様だ。それにしてもロードバイクの多いこと多いこと。
 この料金所の手前辺りで、なぜか長岡氏と遭遇してしまう。それも、何故だか何故かレンタサイクルでだ。このまま尾道まで走るらしい。
 昼食はさんわで取りたいという希望があったので、さんわまで走ることにした。とはいえ、去年のGWを鑑みるに、物凄く待っているのではないかと懸念していたのだ。ところが、着いてみると案外に人気がない。余裕で2階席をゲットできた。塩ラーメンとおにぎりのセット、さらにギョーザを頼んだ。今回、人のこく旨塩ラーメンを味見して、その違いが大蒜であることに気づいた。なら普通の塩がいいな。
 伯方島を周回する。途中、島の北岸で見かけた駐輪スタンド。小径車にはちょっと厳しい。また、島の北岸からは多々羅大橋が望める。
 島をぐるりと渡って大三島橋の下を潜り、今度こそ大島大橋を渡る。今回、久しぶりに大島南岸を行くことにした。5年前の旅の記憶が蘇り、さぞかし苦難の旅になるだろうと覚悟していた。まあ、それなりに乗る人が多いので大丈夫だよね。Bromptonでは不安ということで、こば氏はしまなみ正規ルートを行くと表明。
 その正規ルートと、南岸ルートとの分岐点に、大島のスタンプポイントがあった。そこで見かけた1輪車の人。結構なペースで走っているようだ。ちゅんちゅん女史に拠れば、去年も会ったとか。
 さて南岸ルート。最初のうちは家も多くて、普通の海岸道路なのだが、後半は人里離れたアップダウンの多い道になる。5年前の経験から、2時間以上は費やす覚悟をしていたのだが、案外にあっさりと走破してしまい、1時間半足らずで道の駅に到着してしまった。速かったなあ。ここでこば氏と再合流した。
 道の駅から、いよいよ最後の来島海峡大橋へと上り始める。今日は本当に自転車乗りが多い。来島海峡大橋をほぼ渡りきった料金所が、ここでのチェックポイントだった。
 途中、馬島に降りてみた。海岸に出て見上げると、橋脚のマッシヴな姿が。また少し翳ってきた夕陽に、長大な橋が迫力ある光景を作り出している。橋はいい被写体だ。
 さて上に戻り、なんとなく出発準備をしていると、またしても思わぬ出会いがあった。なぜか小径車の集団が続いたのだが、そこに伊能氏が混じっていたのだ。なんでもサイクルハウスしぶや主催のツーリングに参加しているのだとか。それで小径車が続いたわけね。
 伊能氏とはサンライズ糸山でも遭った。サンライズ糸山前のロータリーでは、多くの自転車乗り集団が集結中だった。今日一日で走りきった人が多いようだ。やたら目立つ集団は、今治の焼き鳥屋山鳥のジャージを着た集団と、鶴見辰吾主催の自転車クラブのそれだった。山鳥の人とは一昨々年の秋に遭遇したなあ。
 荷物を部屋に置いて、糸山展望台に登る。まだ日があったので、明るい写真を撮れた。巨大な橋を直近で見下ろせる場所は、他にはない。振り返ると、増えてきた雲から一瞬だけ顔を出した夕陽が見えた。
 夕食は大潮荘で取りたかったのだが、ここは予約を受け付けてない。そこで18:00開店直後を襲うと、難なく席を取れた。煮魚の膳を注文する。料理の演出が行き届いていて、高評価だ。でも後で思うに、味は浜勝と甲乙つけ難かった。瀬戸内の煮魚はおいしい。
 宿に戻り、簡単にミーティング。明日は雨なのでどうしようかという話題だった。僕は、ひどい雨なら松山まで出て、フェリーで呉に直帰しようかとさえ考えていたのだが。さすがに、雨の中を長時間走るのは気が重い。

2009年3月20日(金曜日)

2009春しまなみ縦走サイクリング初日(とびしま海道編)

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 23:55:00 天気:くもりのち晴れ
 さて、いよいよしまなみサイクリングの始まりだ。荷物は、サイドバッグは置いて、Freepack Sportだけ背負った。
 僕は呉駅からの出走だが、他のメンバーは、こば氏を除いて仁方集合となっている。というわけで、結局は仁方駅を目指さねばならない。その前にモリス。
 モリスで軽く中華そばを腹に入れ、広トンネルを越えて、仁方へと向かった。
 仁方駅の正確な場所を憶えてなかったので、ちょっと手前から曲がってしまい、多少のロスをする。が、すぐ近所だったので、鉄路と道路標識を頼りに、難なくたどり着いた。
 駅には横尾氏、ちゅんちゅん女史、そして石川氏が待っていた。つっしーは飛行場で荷物が出るのが遅れたそうで、少し後に無事到着。これで、先行しているはずのこば氏を除いて、全員が集合した。早速、とびしま海道に走り出した。
 最初の橋、安芸灘大橋。ここだけは有料橋で、しかも普通車\700という値段。しかしとびしま海道全体で有料橋はここだけなので、実質とびしま海道全体の入域料みたいなものだ。自転車と歩行者は無料。最初に立ち入った下蒲刈は、次の下蒲刈との間に架かる蒲刈大橋までの最短距離を走った。途中、昼食に良さそうな店を発見したが、生憎満席。後のことを考えると、少し待ってでもここで食べればよかったか。
 先を急ぐ。蒲刈大橋を渡ると上蒲刈。ここは南方を回り込むように走った。昼食が気になっていたので、少し急ぎ気味に走った。昼食は県民の浜というリゾート地の奥にある、恵みの丘のレストランだった。が、これが大失敗。首尾よく席を占めたものの、丼ものも冷たい麺もやってないという。丼ものをやってないとはどういうことか。稼ぐ気ないのかなあ。お高いなんたら膳を頼む気にもなれず、とってもスパイシービーフなカレーでお茶を濁した。あまりにも奥まっているので、あまり栄えている店では無さそうだったな。もっと手前のレストランで食べればよかった。
 ともかく腹は満たした。この先はこば氏を連絡を取り合いながら走る。新設の豊島大橋への道を登っていると、晴れてきた空の下広がる、内海の小漁港の風景を一望できる。
 上りきって、トンネルを抜けると、豊島大橋。こんな辺鄙なルートなのに、今日はずいぶんたくさんのサイクリストとすれ違った。
 豊島大橋から見える豊島は、こんもり盛り上がった、実に屋久島のような島影だった。豊島大橋は新しいだけあり、均整の取れた近代的な橋だ。豊島はぐるりと回って、反対側の豊浜大橋を渡った。蒲刈大橋と同時代の橋らしく、やや古めかしいトラス橋だ。が、湖のような瀬戸内には、なぜかこの姿が映える。
 この辺で、こば氏をとうとう捕捉した。これでようやく全メンバーが揃った。
 少し走ると、不思議なものに出会う。巨大なジャングルジムだ。約2名が童心に返って、この頂点を制覇していた。
 やがて、2006年のツアーでも足を延ばした御手洗に到着する。三々五々散り、散策の時間を過ごす。今日は観光客が多い。これは乙女座という、確か古い小劇場を資料館の類としたもの。古い町並みを歩くのはいいもんだ。
 海岸にある小屋に目が止まった。この小屋、3年半前には凄い状況だったんだよな。後一発、台風が来れば無くなると心配していたもんだが。
 御手洗のすぐ傍、大長*1の宿、オレンジハウスに到着した。ここは、3年半前にも昼食を取ろうと覗いた店だった。荷物を置いて、この先の岡村島まで走ることにする。
 次第に低くなる夕陽と競争しながら、岡村島を目指す。は、間の小島をまたいで三つ架かっている。日暮れが近かったので高速化し、サバイバルツアーの観を呈してきた。が、なんとか岡村島先端を目指していたところでタイムアップ。日は沈んだ
 宿に戻り、ビールを供に夕食*2を終えた頃から、頭痛が募り始める。ミーティングを遠くに聞きながら、早々に沈没してしまった。
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2009年3月19日(木曜日)

呉に帰る

, 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルギミック , 23:55:00 天気:くもり
 早朝4:30に起床。大急ぎで出立準備を始める。が、サイドバッグが意外にもキャリアに載らない。なんでだ。何度も着けて走ったろうに。どうやらずっと前にSatRDayに着けた時に、キャリアに引っ掛ける爪の幅を調整したのだが、その結果このキャリアに載り切らなくなったようだ。ともかく、無理やり載せて戸塚に向かった。
 久しぶりの輪行準備にてこずっているうちに電車を乗り逃がし、いよいよ危うしという段になってきた。が、横浜で京急の羽田直行になんとか間に合い、焦眉を開く。
 羽田空港から飛び立ち、広島空港に着いた途端、何故だか何故かこば氏と会ってしまう。あれ、なんで? 話を聞くと、結局前後泊を見込んだらしい。でも明日は早く出走するとか。
 呉に着き、まずはモリスを襲う。時間が早かったおかげで、ほぼ最初の客だったようだ。この時間に襲うと、まだ麺のゆで汁が澄んでいるので、結果的に澄んだスープをゲットできるのだ。
 帰宅して、即座に布団にダイブして、このところの素晴らしい睡眠不足解消に励む。夕方まで飽きるまで寝て、そしてまた夜に寝る。
 その合間に持って帰ったLOOX Uでアクセスを試みるが、なんとEM-ONEで電波を捉えられない。えー、去年まではビンビンだったのに。イーモバイルめ、妙な調整でもしやがったか。
 ともあれ、PHSが命綱になった。遅いが、全国津々浦々で使えるこれが、最後の頼みだな。
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2008年12月07日(日曜日)

房総ツーリング2日目

自転車 ( 自転車旅行記 ) 23:05:00 天気:快晴
 すこぶるぐっすり眠り、ゆっくりと朝食を取った。昨日買ったぺヤング超大盛りがもったいないので*1、調理して供すると意外に売れる。しかし、結構パンを食べた後の焼き蕎麦だったので、その後しばらくは腹の中でもたれていた。
 宿を後にし、海沿いに走る。立ち寄った神社は高台にあり、海から続く参道の眺めが良い。参拝して階段を下っていると、遠くに富士山の姿がくっきり見えた。
 今日は風も無く、穏やかなサイクリングになった。やがてどこぞの灯台に立ち寄ると、遠くに伊豆諸島も伊豆半島、さらには南アルプスまでが見渡せる。
 しばらくは海沿いに走っていった。やがて内陸に転ずると、昨日のようなトンネル三昧の道を走っていった。とはいえ、海岸に近い辺りなので、それほどヘビーではない。まあ、風味というところか。
 プチ峠を越えると、いったん@nak組のために道の駅に寄り、さらに保田駅の複合施設ばんやに向かう。
 ここでちょっと幹線を避けて走ったところで、本日の迷走が発生。道を探しながら、しばし山中をさまよった。しかし、これがツーリングだよなあ。地図通りの分かりきった道を行くばかりが旅じゃないだろうから。代わりに、こんな非日本的な風景にも会えたのだし。
 ばんやでは、入った直後から客の波が去り始め、結果的にゆっくりできるいいタイミングだった。相変わらず魚介類がうまい。そして物凄く多いです……。
 その後、kaz&tomo号で金谷港まで送ってもらい、夕陽を眺めつつフェリーで神奈川に戻った。
 房総半島にはおいしい場所が多いな。特に山中の旧道にはたまらんものを感じる。
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2008年12月06日(土曜日)

房総ツーリング初日

自転車 ( 自転車旅行記 ) 23:55:00 天気:晴れ
 昨日の雨が嘘のように上がった朝。早くに起床して、戸塚まで走り、JR横須賀線で久里浜に降り立つ。改札前のトイレから外を眺めながら用を足していると、長岡氏がやって来るのが見えた。一緒に久里浜港まで走り、バイクの列に続く。程なく、印旛沼でお会いした吉田氏も合流。波高く、乗船制限が発令されたようで、オートバイが規定数しか乗船できないと繰り返しアナウンスされていた。いつもなら第2デッキまで積み込んで、積み残しの無いように努めるのだが、今日は第2デッキがガラガラで、重心を下げようとしているのが分かる。しかし自転車組は問題なく第2デッキへの積み込みを許可された。
 東京湾をチバッと横断し*1、金谷港に上陸。浜金谷駅から輪行することにしたのだが、吉田氏は自走で向かうとのこと。僕は明鐘トンネルを自走で抜けるなんて御免なので、少し待って各停で富浦まで輪行した。
 富浦で降りると、kaz&tomo隊が車で待機している。他の完全輪行隊は強風によるダイヤの乱れに直撃され、車で来る@nak隊も渋滞で遅れているそうだ。それらを待ちながら、駅前のヤマザキショップで買ったアンマンをぱくついていた。
 大体揃ったのが10:00過ぎ。吉田氏も含めて全員が揃った。駅前で身支度やら自転車の試乗をした後、いよいよ出発だ。
 まず内陸部に向かい、少し坂を上って、道の駅おおつの里に立ち寄る。花の摘み取りなんぞができるらしいが、休憩に立ち寄っただけだ。
 道の駅を出て、いよいよ三井氏の本領発揮。造成中の道路の奥、なんとも怪しげな山道へと踏み入ったのだ。しばし迷走を楽しんだものだが、腹の虫が鳴き始めていたので、素直に道の駅まで戻り、幹線を走ることになった。
 昼食は蕎麦屋にて。僕は鴨南蛮を頂く。こういう時の持病、『肉うどんかカツ丼を食べたくなっちゃう病』が発病しそうだったが、幸いにしてそのどちらもメニューには無かった。
 蕎麦を平らげた後は、小松寺で秋の名残を満喫する。なんともフォトジェニックな寺だ。観光客も数多かった。恐らくは、シーズン終盤だったのだろう。場所柄か、青々とした葉も残っており、赤青緑の競演を楽しむことができる。
 ここから、いよいよ林道を走るのだ。小松林道~畑林道とつないで走る。畑林道は前回も来た場所だが、素掘りのトンネルが好ましい。
 海に抜け、白浜へと夜のつまみを求めながら走る頃には、日没が近づいていた。
 今夜の宿は、白浜にある1軒宿。一組が丸まる占有してしまえる。風呂はあるが、どうせならということで温泉に向かった。が、物凄く入浴客が多くて、あまり楽しめなかった。
 宿の食事は、今夜は海鮮丼の出前調理。これがまた、大きな器に、酢飯が見えないくらい盛られた海老、貝、魚が充満しているという塩梅だ。『夕食が足りなかったら』ということで買っておいた各種肴が、かなり余ってしまった。
 桑田佳祐のライブDVDを見ているうちに眠くなっていたので、22:00頃に就眠。

2008年11月25日(火曜日)

実家から横浜に

暮らし , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 23:55:00 天気:湿っぽかった
 実家に戻ったのは、せめて呉市内をうろついて帰ろうという目論見があったからだ。ところが、本日火曜日には休みの店が多く、大和ミュージアムさえも休館日だ。モリスも開いてない。がっくりしたが、いせ屋は開いていたのでカツ丼を頼む。何の気なしに入った向きには面食らうことが多かったのだろう、『いせ屋のカツ丼』とほぼ固有名詞扱いでメニューに載せられていた。だんだんと病み付きになる味だ。
 バスで広島空港に、広島空港から羽田に飛んで、21:00頃に帰宅した。しかし後始末をつけていると結局は真夜中になってしまう。まあ、土曜日は目の前だ。
 今回も楽しかったな。また年末か年始に走ろうか。少なくとも安芸灘飛びしま海道は制覇せねば。

2008年11月24日(月曜日)

秋のしまなみ海道2008三日目

暮らし , 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ 15:43:00 天気:雨
 朝から雨の断続的に降る日になった。結局は松山まで付き合うことにして、のんびりと雨の松山を楽しんだのだった。
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2008年11月23日(日曜日)

秋のしまなみ海道2008二日目

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 23:55:00 天気:晴れのち曇り
 二日目の今日は今治まで走る。懸案は伯方島は木浦にある食事処さんわまで行って戻れるかだ。暖かな空気に誘われて出発した一行だったが……。
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2008年11月22日(土曜日)

秋のしまなみ海道2008初日

自転車 ( 自転車旅行記 ) , 星見 , デジタルカメラ 23:55:00 天気:好天
 一年置いての秋のしまなみ行だ。今年は自転車初心者が参加する関係で、あまり旨みのない広島県側をすっ飛ばし、三原から瀬戸田に直接上陸する。初めてのルートなので、ちょっとドキドキしながら羽田に向かった。
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2008年11月02日(日曜日)

北柏から佐原まで

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ 22:50:00 天気:晴れ
 最初『サハラまで』と変換されて、おおっ、なんと気宇壮大なと感心しかけたのは秘密だ。
 さて、今日はお久しぶりの三井氏からのお誘いで、チバラギ界隈を巡航しましょうというツーリングに出かけた。
 最初はSatRDayかMR-4Fを考えていた。が、集合地点の北柏まで、自宅からは3回、ないし4回*1の乗換えをこなさねばならない。めげそう……。まあサイクリングロードを走るだけみたいだし、ということでBromptonの出撃が決定された。
 思った通り、乗換えでひぃひぃ言いながら北柏に到着。Bromptonで良かった。今日は他にKaz&Tomoがタンデムで、Kimrin姐さんがロード、なぜかいる親爺殿は当然リカンベント、三井氏は輪行重視の結果かFretta。三井氏と大学サイクリング部つながりというお二方は、それぞれMTBとロードだ。えー、Bromptonの戦闘力が低すぎです。
 まずは手賀沼サイクリングロードを走る。広々として、まるで舗装の行き届いた荒川のようだ。しかも眺めははるかにいい。
 しばらく走ってから道を外れ、房総のむらというテーマパークに入った。ここでちょっとアップダウンをこなさねばならなかったけどな。
 この公園は拡大型歴史資料館みたいなもので、博物館と共に、古い町並みを再現した小さな通りがある。最初に*2博物館に入り、こぐ氏垂涎であろう寿司オンパレード*3を見学する。それから町並みの方にテクテクと歩いていった。ちょっと前に靴をリーボックの軽登山靴に変えたのだが、これがすばらしい。底のエアバックが衝撃を完全に吸収してしまうので、サイクリング時には鬼門の歩きでも疲れないのだ。
 再現されている町並みは、それほど長くは無いのだが、今日は特別に人通りが多く、賑わっていたらしい。ここで弁当を買い、虚無僧の尺八をBGMに、車座になって食べた。意外に安くついた。
 再出発して、利根川沿いのサイクリングロードを走る。ここで微妙に向かい風になったり、追い風になったりで、それぞれのペースで走る。風除けにとタンデムについて走ったりしたのだが、さすがにBromptonでは30km/hのペースが維持できず、結構単独走行で消耗してしまったりした。
 利根川の河川敷には、数多くが放牧されている。
 Bromptonのトップを今までに無く多用した走りを続け、そろそろへこたれて来た頃に、ようやく佐原に到着した。ここには古い町並みが残されている。倉敷のように運河を中心にしており、倉敷ほど見栄えのする町並みではない。しかし、倉敷のような作り物くささが無いのはいい。
 ここも祭りをやっていて、川舟にお囃子が乗って移動しているのが珍しい。ちょうど観光舟と行き交う所をパチリ。
 少し外れた辺りを散策し、通称千本格子の家に立ち寄る。夕陽が透けて綺麗だった。普段は一般開放してないところが多いそうだ。
 一度、佐原駅近くの観光案内所に出向き、夕餉の店を探す。ちょっと駅から外れた辺りに、うなぎ屋があるらしい。そこに向かうと開店直前という好機だったので、難なく個室を占有できた。うな重と白焼きなぞを摘みつつ、ビールをあおる。ビールがうまい。うなぎも旨かったが、たれがちょっと辛かった気がする。
 腹を満たし、真っ暗な中、駅まで自転車を押してゆき、JRで三々五々別れつつ帰宅した。帰り着くと、むしろ輪行に疲れ果てて、しばらく腰が立たなかった始末だ。
 ともあれ、久しぶりのマスツーリングは楽しかったな。三井隊長、そして同行した方々にお礼申し上げます。

2008年8月12日(火曜日)

角島~仙崎

, 自転車 ( 自転車旅行記 ) 21:41:00 天気:快晴
 さてさて、旅行の最終日になった。今日は結構移動量が大きい。
 まず、朝一で角島に向かった。兄の希望で、この角島大橋を走りたいということだったのだ。この辺の海水が澄んでいるのには驚いた。どこの沖縄ですかと言いたくなるくらいだ。海流の影響なんだろうか。
 結局、角島大橋は僕一人で走ることにした。Bromptonでだが、まだ交通量が少ないこともあって楽勝だ。ただ、船を通すためだろうか、鳩島を通過した辺りで、かなりのアップダウンを強いられる。ま、勢いで突破だ。
 角島灯台までは、兄と僕とで自転車で走った。つのしま自然館に抜ける道が良く分からず、プチ山岳戦をこなしてしまった。
 角島灯台近辺のキャンプ地も、水が澄んでいることもあってたいそう魅力的だった。海水浴客も多数繰り出している。
 角島を後にし、ここも未踏地だった仙崎に入る。観光船で青海島の周りをぐるりと回った。奇観、絶景の連続で、大層濃厚な時間だった。途中、岩場で写真屋さんが待っているのが面白い。右舷、左舷それぞれの客を撮り、後で申し込んでおけば記念写真を送ってもらえるという寸法だ。
 仙崎を後にし、山口市で温泉に入ってから、兄宅に戻った。いやあ、楽しい旅行でした。
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2008年8月11日(月曜日)

萩周遊

, 自転車 ( 自転車旅行記 ) 21:12:00 天気:晴れだな
 今日は萩で遊ぶ予定だ。僕は一日萩を走り回るつもりで、姪たちは昼から海水浴するつもりのようだが、兄はどうしようかなと考えているようだった。
 午前中は義姉、姪(下)もレンタルサイクルで走ることになる。萩旧市街を横断する道を、ゆっくり走った。
 まずは菊が浜と橋本川を結ぶ水路から出る観光船に乗る。これも4年前に乗ったなあ。ちょっと船着場が上流側に移動していた。
 今日は風が少しあって、波しぶきが上がる。そのため、操船も慎重だった。しかし天気よく、眺めも最高だ。
 次に萩博物館に寄った。なんてことの無い展示物だった。これだったら熊谷美術館のほうが良かったなあ。
 食事は萩しーまーとで取るつもりだったので、ホテルに戻り、車で移動した。鮮魚店で鯖を買い求め、半身を刺身に、半身を塩焼きにしてもらう。鯖の刺身は、脂がとろりと甘く、旨い。姪たちは鯖の骨しか残さなかった。鯖の骨が柔らかかったら、何も残さなかったろう。
 午後は、兄一家は菊が浜で泳ぐことにし、兄も気が向いたら僕と合流するということで別れた。さて、自由時間だ。
 まずは伊藤博文生家に寄ってみた。東京の文京区にあったという伊藤の旧宅も移設されていた。旧湯川家に行きたくて、阿武川に掛かった橋を上っていると、日差しに頭がくらくらするのを感じた。これはいかん。出来るだけ涼しい場所で休みながら走ることにしよう。
 湯川家は水場に外からのせせらぎが引き込まれているのだが、これが涼しそうでうらやましい限りだ。今、こういう家を作ろうにも、水を引き込むのが不可能だろうな。
 橋本川に沿って走り、旧田中義一別邸に向かった。案内のご婦人と『4年前にも来たんですよー』などと話す。二階に上り、涼しい風に当たりながら、しばし寝転がって過ごした。
 その後、萩の外周をほぼ1周して、新堀川に掛かっている平安橋という古い橋を訪れた。とても古い橋で、江戸初期には架かっていたそうな。さらに中心部に戻り、菊屋屋敷の前にある久保田家、桂小五郎生家などを訪ね歩くも、あまりの暑さに消耗し始めていた。夕方には合流しなければならないので、いったんホテルに戻った。
 ホテルで兄たちと合流し、今度は夕日を見に笠山に上った。やや早めに行ったのが正解。日没直前に水平線に雲がわいて、陽が飲み込まれてしまったのだ。だが、それまでの眺めはやはり絶景だった。
 日没を見るのを諦め、ホテルに戻ってから、昨日とは違った店に向かった。その途中で毒々しいまでの夕焼けに遭遇した。なにか、今日も一日が無事に終わったなという感じだった。

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2008年8月10日(日曜日)

秋吉台~萩

, 自転車 ( 自転車旅行記 ) 22:43:00 天気:晴れだ
 朝早くに兄宅を出て、車で秋吉台に向かった。姪(上)はすっかり落ち着いたもんだが、姪(下)がものすごく甘えるので弱る。こんな甘える子だったかな。
小郡近辺の山口~秋吉台自転車道に程近いコインランドリーの駐車場に車を入れ、そこから兄、姪(上)とともに秋吉台を目指す。4年前の記憶では、たいしたアップダウンは無かったはず。まあ、大丈夫でしょう。
 途中までは車道を走り、サイクリングロードに分岐してからが本番だ。途中で二本木峠という緩い峠を越える以外、これというアップダウンは無い。
 少し走ったところで、ブルーベリー狩りの看板を見つけたので、ショップに寄ってみた。暑くて消耗し始めていたので、ちょうどいい。
 真長田辺りで迷ったが、その後は川沿いの道を順調に走り続ける。この辺は涼やかでいい景色だな。
 やがてサイクリングロード終端、秋芳洞南に到着。ここで車組の義姉、姪(下)と合流する。
 秋芳洞には寄らず、展望台に上ってみた。この日は晴れで、多少雲もある絶好の日だった。撮れた写真はWindowsの壁紙にしたいくらいだ
 食事はこの先でしようということで、次の目的地の景清洞を目指す。秋芳洞の次に人気がある洞窟だ。駐車場に車を入れ、土産物屋で飯を食う。前回は食わなかった禅師河童蕎麦を注文する。意外にもゲテモノ感は無く、つるりと喉を通ってゆく。
 景清洞は、秋芳洞のようには石筍の類が発達せず、単に侵食されていった洞窟のようだ。面白いのが後半に待っている探検コース*1で、照明が無いので予めライト付のヘルメットを貸与されるのだ。また洞窟もそんなに整備されてないので、腰をかがめたりしながら通らねばならない。姪たちには大受けだった。
 次にサファリパーク。暑いのかやる気無さそうな象ややる気無さそうなライオンを見て通過する。トラは結構やる気だ。
 宿は萩に取ったので、先にチェックインしてから食事に出かけた。店は4年前にこぐ氏らと入った海鮮の店。相変わらず烏賊が異常に旨くて参る。しかし値段もかなりのものだ。ホテルが安かったし、民宿に泊まればこのレベルの飯を含めると1万は取られるよ、と自分を慰めるわれわれ一行だった。
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2008年7月22日(火曜日)

遠野周遊2日目

, 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ 23:38:00 天気:概ね雨
 昨日は養生に努めたおかげで、体調の方はかなり戻ってきた。多少、無茶をしてもいいだろう。空がもつならばだが。そう、天気予報では、この地に雨が降る可能性は低く無いそうなのだ。いやあ、リカンベントは雨の日には切ない乗り物になるからなあ。まあ、それは考えないで置こう。
 早めに出発すれば雨の前に人界に戻ってこれるかもしれない。午前中の登坂を決意し、8:00にはユースを後にした。
 今日のコースは、漠然とした考えでは、山岳ステージのつもりだった。ふるさと村方面に走ってゆくと、石上山の手前だか向こうだかを回り込む形で南下してゆくと、なんとなく遠野の西方に出られそうだった。確かそういう道があったはず。そういうあやふやな記憶を頼りに、山岳ステージに挑んでみた。
 今までの限界点だったふるさと村をいつの間にか越えて、さらに走ってゆく。GPSだけが頼りだ。数多い碑の類を背景に記念撮影。しかし、この頃には山の上の方は雲に隠れ始めていた。禍々しい雲が流れてゆく。あれより早く登りきれるだろうか。
 GPSと睨めっこしながら、幹線道路を外れて林道を登り始めた。かつて南禅寺という大刹があったという看板を眺め、山道に入ってゆく。多少はスキルを獲得できたのか、SatRDayでの登坂もさほどつらくは無い。ギアは十分に足りているので、問題は緊急時の姿勢制御くらいだ。体重移動が難しいリカンベントでは、実にとっさの軌道修正と、トルクアップが難しいのだ。
 なんてことを考えながら登り続けていると、ポツリと顔にあたるものがあった。来た来た、来たよ。樹下にSatRDayを停め、雨具を着込んで、リュックにカバーを掛けた。しかし手袋は防水のものが無いし、靴はシースルーの奴だ。まあ、体が濡れないだけましということで。
 雨はかなり激しい。あっという間に山道は川になり、雨が激しく流れ落ちてゆく。それだけならまだしも、雷鳴が近づいている。頭上に来る度に、『生きて帰れますように』と神様だか聖霊だかに祈った。とりあえず電線の真下に移動して、雷の直撃からは安全になったと思われたが、電柱に直撃した日には、側撃で即死かも、とか怯えて過ごした。なにせ、周囲は樹が密生しているので、安全距離というものを取れないのだ。
 しばらく見ていると、雨がやや弱まったように思えた。雷鳴も弱まっている。この隙に越えてしまおうと走り出した。幸い、道に沿って電線が走っており、その近くを走れば、恐らくは落雷に直撃されることはあるまい。とはいえ、時折雷鳴が響き渡り、肝を冷やしたりした。
 走り出してしばらく、雨はむしろ強まってきた。でも、もう止まるにも止まれない。この危険地帯を出来るだけ早く通過するだけだ。高度500m超が峠で、そこからは下りにかかる。下りに強いリカンベントとはいえ、この雨の中だ、慎重にならざるを得ない。大体、顔に雨粒が直撃しまくるので、前が良く見えない。片手で雨を防ぎつつ、下っていった。
 下るうちに、次第に雷鳴は遠ざかり、雨も弱まっていった。やがて出たのは綾織の郵便局。遠野駅の西隣だ。とりあえず、山の方を通ってくるという目的は果たせた、のかな。
 近くにうどん屋があったので、冷やしぶっかけとちくわ天を食しながら、ささやかな作戦会議を開催した。雨はまだ降るかもしれない。なら、また山岳戦というのは考えものだ。この辺の観光物件を荒らしつつ、遠野市街に戻ることにしよう。ここからだと、千葉家の曲り家、続石が近い。二つとも未訪なのでちょうどいい。
 店を出て、千葉家の曲り家に向かった。ちょっとした峠道を登る途中に見える。びっくりするくらい立派な駐車場が備えられている。
 千葉家の曲り家は、この辺りの大地主だった千葉家の持ち家だったという。曲り家は南向きの厩、東向きの母屋を繋いだもので、どの曲り家も同じ様式で建てられている。千葉家のものもサイズは大きいのだが、部屋の作りが大きいだけで構造は踏襲しているという。
 厩舎だった部屋は展示室になっており、そこに若き日のヒロノミー訪問時の写真などがあった。
 曲り家を後にし、続石まで走る。こっちの駐車場は未舗装の、簡素なものだった。それでも必ず手洗い完備なのは、なにかのポリシーがあるのだろうか。
 湿っぽい山道をしばし歩くと、弁慶が昼寝したとか言う広場が現れた。続石はその少し先、祠の近くにあった。なんとも絶妙なバランスで載っているもんだ。最近多発している地震で落ちないか心配だ。
 この先はどうしようか、と思いつつ、駐車場に戻ると、空が暗くなってきた。コレは来るな、と思いつつ待っていたら、やはり雨が降り始めた。また雨具を着るのも面倒なので、これはやり過ごそう。幸い、東屋があって、そこで雨を凌げそうだ。小1時間ほど待っていると、雨は去っていった。ちょっと昼寝も出来て、快適だったな。
 時間的に午後も遅くなっていたので、ユースに戻ることにしよう。南西方向からユースにアプローチするコースに沿って、いくつかの観光物件があるようだ。その前に、道の駅に立ち寄ってなにか口に入れようと思った。しかし、今日が平日ゆえか、結構店が少ない。まあ、距離的にはさほど残ってないから、ユースに向かおう。
 幹線を逸れて最初の物件が太郎淵。むかし河童が住んでいて、それに懸想している雌河童もいて、などと書かれているのだが、見ての通り水が張られてない。手抜きだよ太郎淵、太郎淵手抜きだよ。紫陽花は青かったけどな。
 この先、南部藩主としてこの地を治めた女藩主の墓やら、飢饉時の石碑やらがあったが、地味すぎて萌えない。
 ユースに一番近かったのが、松崎の観音堂だった。周囲を大樹に囲まれ、なかなか楽しい場所だ。
 そこから道なりに走ってゆくと、やがてユースに戻った。こっちのコースの方が、車が居なくて気楽でいい感じだ。
 夕食は今日も美味い。今日はイングランド産の旅人も居て、ちょっと違った雰囲気だった。ちょっと湿っぽい天気を心配しながら就眠。
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