Strange Days

怪談

2000年05月30日(火曜日) 22時27分 思考 天気:まあくもりかな

 夏が近づくと活発化する怪談サイト。(主にマシンの)暑さにうなされつつうろつきまわった。
 定番の新潟発・ちょー電脳心霊怪奇倶楽部を見に行くと、そろそろ怪談の登録が増え始めているようだ。テケテケもの、「死ねば良かったのに」ものも相変わらず元気だ(なにがだ)。しかし定番ものと、落ちに由縁話がついたものはいまいち怖さに欠ける。やはり日常でいかにも起きそうな、しかも落ちらしい落ちの無いような話が恐い。最近結構恐いと思ったのが、鏡を見続けていると、自分の横の何も無いところに顔が見えてきたというもの。これは精神医学的には良く知られている現象で、一応の説明がつくものではある。しかし何かしらその説明では包括しきれないような、不気味な印象をぬぐいきれない現象でもある。光学的には鏡というものは単純な現象だが、そこに人間が見出す印象は複雑で、豊穣なものだ。どこかに死角があるのではという期待を持てそうな気がするのだ。人間の精神の内部は複雑だし、自然界はなおさら複雑だ。光学という人間の創造物では割り切れないなにかが。
 なんて事を考えていると、歯を磨きながら鏡を見ているだけで恐くなってくる(爆)。このままではまたお化けが恐くて眠れなくなってしまうので、早々に布団に潜り込んだ。
 自分ではかなり強固な科学主義者で唯物論的な思考傾向だと思っているのだけれど、なぜだかお化けは恐い。情けない奴である。


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