Strange Days

VNC

2000年09月06日(水曜日) 20時57分 コンピュータ

 会社で、自席とテストマシンの間が随分離れてしまった。そこでリモートコントロールを導入しようと考えた。
 この手のリモコンはこのきなんのきでも提供しているが、WindowsNT同士でのみ機能するもので、UNIXが並存する環境では使い物にならない。そういう汎用的な環境でのリモコンにVNCというのがある。
 gooでサーチして適当な参考ページを見つけ、早速VNCダウンロードサイトからVNCをゲットした。サイズは1MB程度である。これをリモコン対象(この場合はNTだった)にインストールし、パスワード設定をすると、他の機械のブラウザからコントロールできるようになる。最初、local Loopbackが初期状態では効いてないのに気づかず、自分のマシンからアクセスしてもはねられるので首をひねったが、他の機械からのアクセスでは問題なかった。
 使い勝手は非常に快適とはいいかねる。なぜか時々キー入力もなにも効かなくなる事があるのだ。しかしこれは、リモコン対象機に入れてある仮想デスクトップ機能との相性かもしれない。
 また、最初は日本語入力をどうすればいいのか迷った。リモコン元の機械で日本語入力をONしようとしても、自分の機械の日本語入力がONになるだけで、ブラウザ中の仮想画面では入力できない。これは特殊なキーシーケンスがリモコン対象機には送信されないためだと思われる。そこでリモコン対象機の日本語入力ツールバーを出しておく設定にし、それをマウスで操作することで日本語入力をON/OFFするようにした。これで日本語もちゃんと入るようになった。
 問題らしい問題は、ブラウザベースなので表示が重いこと、特殊キーが伝わらないのでその点の使い勝手が劣ることぐらいだろうか。案外に安定しているという印象を受けた。もう一つの難点はブラウザベースなので画面が収まりきらない場合があるということだ。リモコン元が大きな画面を使っていれば良いが、同サイズ以下だと確実にはみ出してしまうだろう。これは縮小表示できるDesktop on Callの方が良かった点だ。


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