Strange Days

2005年秋のしまなみ海道ツーリング2日目

2005年11月21日(月曜日) 21時41分 天気:相変わらずの快晴

 爽やかな気分で目覚める。それほど寒くも無く、かといって過剰暖房で汗をかくようなことも無かった。
 朝食を取り、身支度して、自転車の準備をする。今回、サイドバッグに全ての荷物を詰めているのだが、これが仇となった。このサイドバッグ、細い鉄製荷台に合わせているようで、吊り下げ用フックも、下向きにゴムひもで固定するためのフックも、太いアルミ製フレームのこれとは、微妙に合わないのだ。おかげで、少し振動を与えただけで外れてしまい、往生した。その対策として、上のフックはビニールテープで巻いて固定してしまい、下のフックはタイラップで固定した。これで外れることは無いだろう。
 なかなか快適だった宿を出て、今日の行程を開始する。まずは大山祇神社の参拝だ。神社は、まだ観光客の時間では無いのか、参拝者は我々だけだった。晩秋の朝の冷え込みもあり、森厳な雰囲気だ。もっとも、すぐにバスで乗り付けてきた観光客で、いささか喧しい状況になってしまうのだが。
 島の東に向かう。昨日越えた丘を越えてゆく。幹線道路に沿ってサイクリングロードがあるのだが、ほとんど車道から離れないため、少し面白みに欠ける。
 多々羅大橋に程近い道の駅で一休み。記念撮影大会になったりする。
 ここから大三島橋までは、さほどの距離ではない。にも関わらず長く感じるのは、ひたすら車道沿いの、しかも内陸の道を走らされるからか。
 大三島橋を越え、いつも塩アイスを楽しむ道の駅は素通りし、とりあえず西に走って行く。昼食は、道沿いにあるらしいお好み焼き屋で取りたかった。それが見つからなければ、またさんわまで走るかという声も。さんわまで走るのは憂鬱だという声もあったが、案に相違してお好み焼き屋があっさり見つかった。舟折の瀬戸近くの展望台から下りきった左手に、その店はあった。事前の調査で目をつけていた店だった。ふつうに豚玉+うどんを頼む。鉄板の上で熱々のまま食べられるので、ボリュームの大きさもあって満足感は高い。
 昼食が予想外に簡単に見つかったので、道の駅に戻って塩アイスを食べながら、のんびり過ごすことが出来た。前方には伯方橋+大島大橋が見えている。あれを越えると、今日の行程の最後、大島だ。
 橋を越え、大島へと到達した。今日は昨日より、更に走行距離が短い。大島は、ひたすら推奨ルートを駆け抜けた。いまいち、面白みの無い島だ。別に島の責任じゃなくて、すぐに終点という意識が、そう思わせるのだろう。
 ともあれ、一気に来島海峡大橋の近くに到達する。ここの道の駅で休憩するつもりだったが、誤指示によりみんなして行き過ぎてしまう。あれー。まあ、いいか。
 巨大な来島海峡大橋は、渡りきるだけでも時間が掛かる。いつもは一気に渡りきるのだが、今回は途中の馬島へとエレベータで降りてみた。島は巨大な橋脚に踏みつけられた形になっている。
 馬島から最後の区間を走っていると、一隻の大型帆船がやってくるのが見えた。後で調べた結果、日本丸らしいと判明した。橋の上には、カメラを構えた人々が、ちらほらと見えた。
 帆船との邂逅を終え、今治まで渡りきると、糸山の展望台に登った。記念撮影をしながら、絶景を愉しむうちに、日没を迎えた。昨日といい今日といい、シャッターチャンスに恵まれている。
 今日の宿は、いつものサンライズ糸山。適当な時間に海岸に下りて、浜勝で夕食を取った。海鮮料理はもとより、最後に出されるオレンジのシャーベットが絶品なのである。
 今日も気候に恵まれ、気持ちいい一日だったな。


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