Strange Days

折り畳み自転車

2000年11月07日(火曜日) 23時49分 自転車 天気:雨のち晴れ

 前夜、ワインを寝酒にしたせいか、なんとなくユーロな夢をみていたような気がする(なにがだ)。何かに乗って、風を切って走っていたような気がする。そして、目覚めた時、僕はなぜか折り畳み自転車について思いを巡らせていた。直感的に、夢の中で見たものがそれであることに気づいていたのだ。なぜか、そうなのである。
 起きだして、すぐに検索してみる。すると出るわ出るわ、ぞろぞろとヒットする。プジョーの自転車だのビアンキだのイギリス製だのブリヂストンだの。無名メーカーも多い。とりあえず趣味の品になると思うので、無名メーカーは避けようと思う。するといくつかの国産メーカー、そして著名な外国製品が目に入ってくる。サイズも用途も様々だが、折り畳み自転車に特有の制限も目に付く。知らなかったけど、ここのところブームだったようだ。
 一つは折り畳みという構造ゆえに、フレームの剛性が低い点だ。これは各社とも工夫している点で、ジョイント部を強化したり、フレームそのものは折り畳まないでもコンパクトになるような収納法を考案したりしている。どうしてもモトクロスに使えるような強度は得られないが、街乗り、短距離のツーリング程度なら問題無いようだ。
 もう一つ、より大きな問題として、小さく折り畳むという性格上、ホイールを大きく出来ないことがある。せいぜい20インチ程度が限度だ。BMX用のホイールを確保している機種もあるが、かなりかさばってくるようだ。このホイールサイズをさらに小さく14インチ程度に抑えた機種もあり、そういう機械は非常にコンパクトに折り畳める。JR東日本がPanasonicと共同開発した機種は、折り畳んでしまうとコインロッカーに収まるサイズだ。変速装置がついてないので、どうしても街乗り用になってしまうが、機動性という点では良さそうだ。
 では僕は何を買えばいいのか。用途を考えてみると、大体は街乗りに限られてくると思う。またある程度日常的な足にも使いたい。しかし、例えば帰省した時に持ち帰り、故郷の山河を散策するのにも使いたい。すると小さく折り畳めると同時に、ある程度の距離を走っても苦痛にならないような機種が欲しくなる。
 今のところ目をつけているのが、さっきのプジョーもその眷属であるBD-1という機械だ。大体5万円台から9万円台に収まる中級の機械で、20インチホイールと7段変速を奢っている。坂道を考えると、最低でも3段変速は必要で、7段あれば御の字だ。またこの機械はフレーム自身は折り畳まないので、剛性の点でも問題は少なそうだ。非常に良く売れているそうだが、確かに様々な点で高水準のスペックを誇っているし、所有者たちの評判も高いようだ。
 他にGiantというブランドで出ている機械が気になっている。これは前後のホイールを片持ちで支えているという面白い機械で、その結果片側のハブが無いためにすっきり折り畳める。問題は耐久性に不安がある点だ。結構安価(といっても5万円台)なのでこれも気になっている。
 他にもBrimptonだのPanasonicだのが非常に小さい機械を出している。BD-1に心は傾きかけているのだが、「小さい」という点にも凄く心惹かれるのだが...?


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