Strange Days

結果的に小田原から湯河原まで走り、うどんを食って帰った日

2006年02月12日(日曜日) 19時53分 自転車 天気:雨やら雪やら晴れやら

 例年この時期には、湯河原の幕山で梅見して、奥湯河原まで登って蕎麦を食うという、湯河原梅見ツーリングなる企画を実施してきた。今年もやるつもりだ。
 やるつもりで下調べしていたのだが、気にかかる点があった。何度も走ったコースなので、タイムテーブルは見当つくのだが、今年は厳冬で梅の開花が遅れているらしいのと、幕山公園で入場料を取られるようになったらしいという点が気になった。そこで、一度は現地で確認をしておかねばと思ったのだ。
 今日は10:00前に家を出た。出かける前にBD-1のステムを、60mmのものに戻しておいた。80mmは長すぎた。やはり、60mmの方が無理なくしっくり来る。
 戸塚でBD-1を畳み、東海道線で小田原に向かう。世間ではオリンピックに夢中なのか、乗客はまばらだった。
 国府津に掛かる辺りだったろうか。ふと、窓に水滴が付着しているのに気づいた。えっ、雨? まさか。そのまさかだった。雨が降り始めていたのだ。だって、降水確率10%だったのに。
 とりあえず、小田原駅で降り、東口に抜けた。雨は降り続けている。ちょっと呆然と見ていたのだが、雨量はそれほどでも無いように思えた。今日はBD-1で、タイヤそのものは太いので、まあ大丈夫だろう。
 駅周辺から、早川の方に抜けたところで、雨脚が強まってきた。というか、これは霙だな。しっかりした、白い氷粒が混じっている。嫌がらせですか……。
 意気消沈しかかるのを振り払い、合羽を出して着込んだ。うっかりすると、小田原駅にUターンしたくなる。湯河原まで走れば、きっと状況に変化があるだろう。
 真鶴道路(旧道)を走り続ける。指先が凍えるのがつらい。足先の方は、出掛けに懐炉を仕込んでおいたので、問題ないのだが。段々、体が凍えてくるのを感じながら、湯河原まで走っていった。
 真鶴から湯河原へと下ってみると、あれ、雨なんて降ってないし。晴れ間も見えるし。これはどういうことだ。気象の神に文句も言いたくなるというもの。この辺は、山の気象だよな。
 ともかく、湯河原駅へとたどり着いた。すぐに幕山公園に視察に赴きたいのだが、まだ走り出す気になれない。BD-1に合羽を掛けて、乾くのを待った。
 ようやく合羽を納めると、いよいよ幕山へと走り出した。とりあえず、今日の目的は、これで果たせる。と思いきや、まだ駅近辺にある内に、再び雨に見舞われ始めた。空を見上げると、灰色の雲が覆い尽くしている。ダメだな、こりゃ。さすがに走り続ける気力も失せて、ここで撤退する気になった。とにかく寒いので、温まるものを食べたい。
 駅の近くにうどん屋があったので、入って昼食を取り、身体を温めた。外をチラチラと観察していたのだが、梅見に向かったであろう客たちが、傘を差して戻ってくるのが見えた。やはりダメだな。
 素直に輪行で帰宅することにして、東海道線に乗った。走り足りないので、藤沢で降り、境川を遡上して帰宅した。それでも、走行距離は30km足らずだった。この辺りでは、この晴れっぷり
 まあ、BD-1のポジションに問題が無いというのを確認できたのが、唯一の収穫か。来週、また幕山公園の視察に出かけなければ。


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