Strange Days

江ノ島花見ポタ

2004年03月27日(土曜日) 20時03分 自転車 天気:いいじゃないか BGM:Epitaph(King Crimson)

 いい天気だ。今日の江ノ島ポタリングは、気持ちいいものになるだろう。
 今日は久しぶりにBikeEで行くつもりだったので、早速カバーを外し、点検する。BikeEの場合、前後輪のサイズが違うので、チューブを2種類持たねばならない。ところが前輪の16インチ用の細いチューブが手に入らず、なかなか遠乗りには持ち出せない状況だったのだ。しかしまあ、大人数のポタだし、もう宣言しちゃってるし、などと気軽にBikeEで出かけたのが誤りだったかもしれない。
 10:00集合だが10:30出発と聞いていたので、まあ10:00過ぎに着けばいいかと思いつつ、戸塚駅に走り出した。
 戸塚駅には、10:10くらいに到着した。岡山氏がやはりBikeE ATで参加しており、マモル氏から『二人で先頭走って』と言われる。うむ、確かにリカンベントの後ろを走るのは楽しい。それを見る他人の反応がだが。
 参加者は16人くらいに達したようだ。適当な時間に出発した。まずは柏尾川に沿って走る。
 柏尾川沿いには桜並木があり、名所になっている。去年同時期に実施した江ノ島ポタリングでは、快晴の空の下、満開の桜を楽しめた。ところが今年は、桜の開花率が50%未満という状況で、桜色の並木道を、というわけには行かなかった。来週末だと、もう桜は終わってるだろうし。今回はタイミングが合わなかった。
 走りながら、どうも左のペダルに、クリートがはまりにくいと感じていた。クリートの固定力が強すぎるのかと思っていたのだが、今朝方確認すると、もう最弱にされていた。不思議だ。なぜこうもはまりにくいのか。
 ともあれ、細くて高圧なタイヤを履いたBikeEは、実に快調に進み、青空の下で気持ちいいサイクリングの一日になりそうな予感が横溢していた。だが運命の神は、そんな弛緩しきった俺様の精神を嘲笑うが如く、予想だにしない試練を投げかけてきたのだった。
 後に襲い来る運命など露知らず、柏尾川沿いに順調に下って行き、やがて東海道線を越え、境川に合流した。そこからは境川に沿って走り、以前数回寄ったパン屋に立ち寄った。ここで昼食を仕入れて、店を出ると、BD-1に乗った男性が、我々の自転車をしげしげと眺めていた。この方、パン屋に向かう橋を渡る際にすれ違ったのだが、『あ、リカンベントが多いなあ』とかいった独り言を耳にしていたので、興味があるのかと思っていたのだ。引き返してきて、こんな風に観察しているということは、まあ自転車好きなんだろうと思った。BikeE AT*2
 声をかけて、いろいろ話をしているうちに、見覚えがあることに気づいた。でもあの人とは自転車が違うな。しかしどうしてもそうとしか思えなくなったので、確認してみたところ、やはり@nakの掲示板辺りで見かけていた、みなみ氏であることが判明。去年か一昨年のアイスお代わりツアーのときにも遭遇したのだった。あの時はケルビムの折り畳みに乗っていらっしゃったのだが、BD-1も購入されたそうだ。なんとリアを3段にしていた。ポタリングなら十分ということだろうか。『BBの位置が高すぎて』とか、様々なこだわりがありそうだった。
 みなみ氏に別れを告げ、後は江ノ島まで走っていくだけだ。境川沿いに走り続け、やがて片瀬江ノ島駅に到着。ここで記念撮影と、水分の購入に走った。そして江ノ島大橋を越え、いつものヨットハーバーに腰を落ち着けた。
 昼食タイム。暖かな日差しを感じる日で、風がまるで無い。海は穏やかだった。昼寝でもしていたい気分だ。しかし、今年も野生動物の襲撃はあった。昼食時、「あっ」という声がした途端、なにかを抱えた鳶が、スーッと離れてゆくのが見えた。参加者の一人が、昼食をまんまと持って行かれたらしい。江ノ島花見ポタ恒例行事だろうか。
 さて、飯を食い、まったりしたところで、記念撮影をする。穏やかな海を背景に、いい感じに撮れたと思う。
 ここから、辻堂の海浜公園へと走っていった。やはり先頭に立ち、車道をしばらく走り、次に太平洋自転車道に入って、しばらく経った時だった。急に後輪から振動が伝わって来るようになったのだ。止めて、後輪をチェックすると、やはりパンク。なんてこった。よりによって後輪かよ。
 BikeEは、リアにSRAMの内装3段ハブを使っているため、ホイールを外すのが面倒なのだ。うーむ、どうしたものか。
 外野がわいわい言っているのを余所に、沈思すること15秒。パッチ当てで対処することにして、持ってきた工具を探る。が、ない。なんとパッチを置いてきてしまったらしい。いい加減な準備にたたられたようだ。換えチューブはあるが、こうなると外すしかない。
 外そうにもレンチが無いので困っていると、ねず吉氏がレンチを貸してくれた。BikeEに乗る場合は、今度からレンチも持ち歩くようにしないと。とにかくホイールを外し、タイヤを外して調べてみた。なんと、鋭いガラス片がぶっすり刺さっている。こりゃ、一発でやられるわ。とにかくチューブを換え、空気を入れておいたが、タイヤに空いた穴が高圧で広がるため、やや危うい感じがあった。ここでまた沈思し、残念だがここから帰還することに決定した。パッチが無いので、前輪後輪とも、もう修理は不可能だ。これ以上の危険は冒せない。
 海浜公園に走り出す一行を見送り、こっちはボチボチと戻り始める。走っている限り、BikeEは扱いやすくて安楽な乗り物だ。特に20km/hくらいで走る場合、他に較べようも無いくらい楽だ。
 帰路、どうにも左クリートがはまらなくなったので、調べてみると、SPD-SLのクリートが削れてしまい、顎が無くなっている状態だった。いやはや、SPD-SLは、消耗が早い。半年に一本使っている感じだ。
 湘南台の桜並木も、まだ全開とは行かない様子だった。
 なんとか、16:00頃に帰宅できた。はぁ、タイヤの損傷を考えると、新しいタイヤに換えた方がいいのかもしれない。


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