Strange Days

佐田岬~国東半島ツーリング1日目

2006年04月29日(土曜日) 21時04分 天気:概ねくもり

 初日はしまなみ海道を走破する。何度も走り抜けたコースだけに、気楽なものだった。しかし、しまなみ海道はGWに限るね。


 例によって起床は早い。5:30には起きて、6:00前には家を出ていた。今日からの5泊6日の旅行、初日はしまなみ海道の走破だ。
 呉から尾道までの移動は時間を要するが、朝1本だけの岡山行き直通を捕まえたので、乗り換えすることなく8:30には尾道に着く。同じようにしまなみを走るつもりなのだろうか、駅前では自転車乗りを何人か見かけた。身支度して、僕も出発する。駅前渡船で向島に渡った。
 向島では、やはり南を回るルートを取った。あまり車のプレッシャーを感じないで走られるので、気楽なものだ。風景も悪くは無い。静かな道だ。やがて因島大島を望見する位置にきた。
 因島大橋を渡り、因島は黙々と走り抜ける。ここでこれという見物が無いのが辛いところだな。やがて生口橋に到達した。
 生口島に渡ったところで、今回は初めてドルチェの本店に立ち寄った。このままでは昼の随分前に耕三寺辺りに到着してしまう。時間調整のつもりで、柑橘系のジェラードを買い求めた。気温が上昇気味だったので、ありがたい。
 こんな努力をしても、耕三寺辺りに到着したのは、まだ11:00過ぎた辺りだった。昼食には早すぎるな。伯方島のお好み焼き屋まで走るかという気持ちもあったが、そうなるとサンライズ糸山着が随分早くなる。それでもいいが、あまり急いでも仕方ないので、この辺りで時間を潰すことにした。門前通りを端から端まで歩いてみた。案外に耕三寺から離れた辺りに店があったりして。
 ちょうど『街ごと美術館』なる催しが行われていて、店毎に地元の子供たちのものなのだろうか、水彩画の類が陳列されていた。肉屋でコロッケを買い求め、ぱくつきながら歩いた。
 今まで気付かなかったのだが、交流館と言う案内所みたいな場所があった。中でお茶していた地元のおばさんたちと、横浜から来たんだけど実家が呉でね、なんて話をする。季節柄、大きな鯉のぼりも空を泳いでいる。
 ちょっと小腹を空かせたところで、耕三寺前の万作に入り、去年秋に昼食とした浜子鍋を注文した。最初は適当などんぶりで済ませるつもりだったのだが、あの味噌の焼ける匂いを思い出してしまい、ついつい注文してしまったのだ。季節の食材が盛られた鍋は美味しかったし、最後の味噌焼き飯も美味しいのだが、腹がきつい……。
 腹がきついのでゆっくりと走り、多々羅大橋に差し掛かった。今回はポケット三脚を持っていったので、展望所で記念撮影をしておいた。橋を背景に入れておけばよかった。
 大三島をざっと駆け抜け、もう大三島橋。ここでも記念撮影。ここでは橋を入れるのを忘れない。
 伯方島の道の駅で用足しついでに塩アイスをかじっておいた。ここまでは晴れ間も見えていい天気だったのだが、なんだか怪しい雰囲気も感じられる。急ぐに越したことは無い。早々に出立した。
 伯方橋、大島大橋を駆け抜け、最後の大島は一気に駆け抜けた。ここまで、自分以外の自転車乗りを見ることは稀で、こんな立派な自転車道が整備されているのに、と密かに心をいためていたものだ。しかし、ここに来て急激に自転車乗りを見かけるようになってきた。どうやら空模様を眺めながら、走るかどうか迷っていたようだな。
 最後の来島海峡大橋を望見する位置に来たのは、まだ14:00過ぎ辺りだった。ちょっと早すぎ。展望所で長い休みを入れたりしながら、ゆっくりと橋を渡り始めた。走りながら撮ってみたりして。
 それでも来島海峡大橋を渡りきったのは、まだ14:30にもなってない頃だった。チェックインには早い。展望台で時間を潰しているうちに、空はいよいよ怪しくなってきた。しかしここまでくれば、なにかあっても宿まですぐに走れる。橋を端から端まで眺めながら、時間を潰した。
 ころあい良しという頃、顔にポツリと水滴が当たった。遂においでなすったか。サンライズ糸山まで走り、チェックインした。しかし、それ以上雨が降ることは無かった。まあ、旅は長いし、今日はゆっくり休もう。
 夕食はサンライズ糸山のレストランで、Bコースを頼んでおいた。これが食いきれない量で、今日は過食の一日となったのだった。明日はそんな走る積もり無いし、この旅行は太って帰る羽目になるのか。

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