今日も移動日扱い。明日のツールド国東に備えて住吉浜の宿まで走ればいいのだ。それでも、別府観光はしたいよね。
朝は8:00とゆっくり起床。ホテルの1Fで無料の朝食が出るというので行ってみた。おにぎり2個と味噌汁が出てきた。さすがにこれでは足りないので、前日に買っておいたパンと牛乳を腹に収めておいた。
9:00前に宿を出た。やはり別府観光はしたいだろう。特に地獄巡り。というわけで、なんちゃら地獄が集中している鉄輪温泉周辺に向かった。海岸線の幹線を走り、別府大学駅辺りから裏道を進む。しかし、別府は坂の町だった。かなりの激坂をひいひい言いながら登らされた。
やがて地獄集中地区に到着。どこを見たい? そうだな、以前来たとき(とはいえ30年は前)の印象が一番強かったのは、実は海地獄だった。というわけで、海地獄に向かった。
周囲はなんちゃら地獄の類が集中している。入場券を買い求める。各地獄単独では400円、全てに入場できる共通券は2000円。勘定してみると、行きたいのは4つだけなので単独券で十分に思えた。とりあえず海地獄に入った。
海地獄はアクアマリンの鮮やかな色が印象的な場所だ。この色は硫酸塩のせいだっけ。ともかく、地下200mから湧出する温泉に溶け込んだ不純物が、こんな色に見せているわけだ。
海の次は坊主を見よう。坊主地獄に入った。以前入った坊主地獄は、もっと離れた古くからある方だが、最近になって海地獄の隣にも鬼石坊主地獄というのが出来ている。というか、大昔にあったのを再興したらしい。この
坊主地獄(
動画)、なんとも地獄というには長閑で、その点が好きだったりする。しかし、大昔は野原の真中にこんな得体の知れない沼があったのだろうから、確かに地獄の光景だったに違いない。この鬼石坊主地獄には、
鬼の高鼾という轟音を立て続ける面白い噴気口もある(
動画)。
どの地獄にも足湯が設けられているのが、最近の流行らしい。靴を脱ぐのが面倒だし、シーズンなので人が多すぎて入れなかったが、自転車でのツーリングにはいいかもしれない。
地獄巡りの主要な地獄といえば、海、坊主、血の池、そして竜巻というところだろう。というわけで、少し離れた血の池と竜巻を見に行く。
血の池地獄は、まあ有名ではあるが、血というには鮮やかさが足りない。実は、海地獄の施設内にも、全く同じような小池があった。
最後に竜巻地獄に立ち寄った。要するに間欠泉なのだが、その噴出間隔の短さに特徴があるという。もっと大規模な間欠泉はあるのだが、数時間間隔だったりするので、36分程度の間隔のここの方が、観光資源としては価値が高いようだ。
さて、観覧席に腰を据えて、噴出を待つ。時々アナウンスが入るのを耳にしながら、待っていると……なんか、
いきなり始まったんですけど(
動画:噴出開始直後)。事前予告無しですか。
苦笑いしながらも、その様をカメラに納めておく。噴出前は行儀が良かった観客も、始まれば柵のすぐ側まで駆け寄って記念撮影だ。
噴出は10分弱続いた。最後は徐々に萎んでいって、あっさりと退場(
最後の方の動画)。うん、潔いな。
見るべきものは見たし、住吉浜まで走りますか。R10まで出て、杵築方面にひた走る。あれ、足が回りませんよ? ハンガーノックになり掛けだ。なんだかとんかつを卵で綴じたようなのが猛烈に食いたかったので、途中で見つけた
ファミレスに入った。あるある、カツとじ。定食で頼み、ドリンクをがぶ飲みしながら平らげた。これでエネルギー補給は十分だ。
道は途中でR213に分岐する。地方国道にありがちな路肩の荒れに苦労しながらも、杵築に到達。程なく、住吉浜のホテル側に出た。あるある、明日の
ツールド国東の旗が。
ホテルは住吉浜スカイホテルという。リゾート滞在型のホテルらしい。寝室と簡単なキッチン、バストイレ付き、朝食込みで1泊5000円(税別)。安いよ、ここは。来年も来るなら、ここを抑えておこう。
とりあえず、ツールド国東の受付をしてもらわないと。ホテルに荷物を置くと、住吉浜リゾートパークの先端部辺りにある受付会場に向かった。この公園内にも、外にも飲食設備があり、また近くにコンビニもあるので、国東で遊ぶ拠点には絶好に思えた。大分空港も近いし。
受付は一瞬で済む。明日のためのゼッケン、巡回証明証の類の他、立派なパンフレットと、シャツとタオルをくれた。かなり力が入っている印象だ。
ホテルの戻り、
MR-4Fを部屋で整備しておく。タイヤに注気しておく。e-ShockMasterBlusterって、空気入れとしては使い難いことおびただしい。かなり愛想が尽きた。長旅では、たとえ大型でも信頼の置けるものでないと。
明日のイベントに備え、早めに就眠。