Strange Days

事故

2004年04月01日(木曜日) 23時08分 暮らし 天気:ぼちぼち雨

 会社からの帰り。戸塚の踏切を横切ったところで、道の反対側を逆方向に向けて歩いていた女性が、あっあっあっ、と早口のオットセイのような声をあげた。次いで、なにかが壊れるような音が。ヘッドホンを着けて歩いていた僕は、その女性がなにか落としたのかな、というぐらいにしか思わなかった。が、様子がおかしい。その女性の視線をたどって振り向いてみると、踏切の前に止まっているタクシーと、そのフロントサイドに衝突して転倒したらしいスクーターが目に入ってきた。一瞬、周辺の空気が凍った。ヘルメットをしているスクーターの運転手も転がっていたからだ。警察に電話しようと携帯電話を探りながら、やっちまったかと思った。みんなもそう思ったのだろう。が、次の瞬間、スクーターの運転者は跳ね起きると、元気な様子でタクシーの運転手に食って掛かり始めた。それを見て、僕は電話もしないで駅の方に歩いていった。よく考えたら、駅の側に派出所があるのだから、そっちの方が早い。しかし、周囲で何人かが既に警察に通報しているようだったので、結局そのまま帰宅してしまった。
 この場所、開かずの踏切として知られる難所で、いつ事故が起こってもおかしくない状況だ。まずタクシー乗り場が間近にあり、客待ちのタクシーがずらりと並んでいるのだ。それだけで1車線つぶれる。かき入れ時の21:00台なんぞ、客待ちのタクシーが道の対面にまで折り返し(というのは、さらに踏切から離れると、バスターミナルがあるから)、車道は実質1車線になってしまう。といって歩道も広くはないので、自転車、さらには歩行者まで、車道に大きくはみ出してしまうのだ。しかも、フルサイズのバスも通るし、日通の営業所も近いのでトラックも通る。この近辺で、これほど交通状況の劣悪な場所は無い。
 問題の一つはタクシー乗り場の配置にあるのだが、今、まさに再開発が進んでいる状況で、他にタクシー乗り場を移すことも出来ないだろう。
 再開発が完了したとき、タクシー、バス、歩行者、そして自転車の関係がどう整理されるのだろうか。早くやってくれないと、今度は僕がと言うことも無いとはいいきれない。


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