Strange Days

八丈島ツーリング3日目

2006年06月12日(月曜日) 23時30分 天気:くもり

 天候に恵まれた三日目は、三原山側の周遊と、同じく山頂への登山とあいなった。


 空は曇天だが、雨が降る気配は無さそうだ。なら、三日目の今日こそは、八丈島の自然を堪能しよう。
 ちなみに我が荷物はというと、昨日の朝に宿のおばさんに尋ねて、その所在がわかっていた。これで着替えにも不自由は無い。
 今日の第一ラウンドは、三原山側の周回を狙った。坂下地区から坂上地区への関門である大坂トンネル、そして昨日は底土港から上った登龍峠という、ふたつの関門に挟まれたこの地区、自転車で走り甲斐がありそうだ。
 今日こそは八丈制覇を終えんと*1装備を固め、いざ出発。
 いきなりの関門が、この大坂トンネルだ。地図上では平均10%超に見える急坂が、トンネルの向こうまで続いている。幸い、細いが歩道が続いているので、トンネルの直前まではそこを行くことにした。
 今回、BD-1には38Tのインナーをつけ、従来よりも軽いギアを確保している。おかげで難なく登ってゆけるのだが、歩道は路面に妙な加工をしており、やや走り難い。しかし比較的細い歩道を走るよりはマシだ。昨日は(雨だったのだが)この車道を登ってゆくサイクリストたちと遭遇したのだが。ちなみに、ここまでは高架道以前の旧道が、山腹に沿って平行している。まだ使えそうに見えるが。
 大坂トンネルそのものの内部には歩道は無い。ここは全員が縦隊を組んで走り抜けた。ちょうど車の通行が無く、助かった形だった。
 しばらく走ったスーパーで、補給品を買っておいた。この辺は坂上地区でも比較的人口が多く、店舗も散見された。なんといっても、温泉はこの辺りにしかない。比較的拓けているようだ。
 さらに進むと、中田という商店がある。ここで明日葉ソフトをいただいた。
 実は、前日にも温泉で明日葉ソフトを口にしていたのだが、それはソフトを冷凍してしまったもので、とてもソフトクリームとはいえないハードな食感だった。ここで買ったソフトは、抹茶ソフトに似た味と食感の、ちゃんとしたソフトだった。あまりに食感が違うので、別の場所で売るものはここでは作ってないのではと思っていたのだが、実はおばちゃんがここで一つ一つ作っては、包装して冷凍庫に仕舞い込んでいたらしい。まさに手作り。
 坂上地区の集落を抜けてゆき、最後に末吉地区を通過すると、いよいよ登龍峠への登坂に掛かる。といっても平均7%以下なので、さほどの事は無い。最後をゆっくり進みながら、のんびり上がっていった。
 峠を挟んで、二匹の龍が居る。これは末吉側に居るもの
 峠は350m程度で、割とあっさりと登頂する。記念写真は欠かせないでしょう(その1)(その2)。
 少し底土側に下ると、展望台*2に出た。ここで少し休憩。三井氏のものと合わせてBD-1隊を撮ったりして。
 ちょうど、町営の観光バスがやってきていて、運転手自らが客(といっても平日なので数名)に登龍峠の謂れや因み話をしていた。
 ここからは一気に町まで下る。しばらくキャリパーブレーキのコントロール性に慣れていたので、久しぶりのVブレーキでのダウンヒルは、すぐにロックしそうで恐かった。
 街では、ついに明日葉うどんにありついた。有名店は一心庵だが、別の店。でもにゅるん、ぷるるんという食感が良い。
 宿に戻り、またしても車で出動する。八丈富士のお鉢巡りは、雲が切れないので諦めモードだが、三原山に登ることも出来る。しかも、山頂近くまで道があるようなのだ。
 さっき自力で登った大坂トンネルを、今度は車で越える。あー、楽。少し進み、山への道を登り始めた。あまり迷わないで山頂近くまで登り、一般車両立ち入り禁止の柵まで到達した。ここからは歩きだ。
 ちゃんと舗装された道を上りつづけると、やがて前方に電波塔がいくつも見えてきた。海保やら報道やらの電波塔群である。
 海保の電波塔まで進み、さらに『山頂』の看板を見つけたので、小高い場所に上ってみた。そこが頂上。なるほど、狭いながら、四方を見渡せる場所だ。一種の義務として、記念撮影しておく。
 山を降り、温泉に立ち寄ってから宿に戻った。今日も充実した一日だったなあ。
 夕食時、これが最後の夜という思いから、ちょっと酒を過ごした僕は、夜中にトイレに張り付く破目に陥るほどの不調に陥った。弱いのにガンガンやるもんじゃないです。

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