Strange Days

バイクサマーの三崎マグロツアーに参加してきた

2006年08月06日(日曜日) 21時57分 自転車 天気:晴れ

 今日はバイクサマーの企画の一つ、三崎マグロツアーに参加する予定だ。日記に書いておいたら、三井氏も興味を示された模様。一緒に参加しましょうということになった。
 自転車は、やはりSatRDayでしょう。戸塚までえっちら走り、駅前で輪行準備する。昨日のうちに、シートを外せばバイクキンチャク(折り畳み自転車用)に入ることは確認していたが、手間がかかるのと、外したシートの始末に困るのとで、結局は超速FIVEを使うことに。これでは結構余ってしまうのだが、手早く輪行準備できるのはありがたい。ただ、袋を収納状態にしても大きいので、荷物になるのがねえ。
 横須賀線は、東海道線と違って最前部に席の無い車両がある。そこに自転車を置いた。
 横須賀集合は8:00。かなり朝が早い企画だ。もう一つ、戸塚集合で埜庵に向かう、どこかで見覚えのある緩い企画は、集合時間もゆっくり目だ。しかしガツンと走りたかったのと、久しぶりにマグロを食いたかったので、こっちに参加したのだ。
 横須賀駅の改札を抜ける。京急横須賀中央に比べると、思い切って寂れた一帯だ。しかし、さすがに呉と並ぶ軍都だけあり、沖合いをこんなものが航走している。
 駅前で輪行解除しながら、スタッフの諸氏とお話しする。いつかの江ノ島ツアーで見かけた方も居たのだが、話してみるとIKDの吉田(man)氏の古いツーリング仲間だった。この自転車、吉田さんにお世話になったんですよ、などと話す。終いにはいいづか氏までもスタッフとしてやってくるし。世間は狭い。特に自転車界は。
 この企画、目玉になると思われたのだが、朝が早くてそれなりに走ることが予測されたためか、スタッフ6名に対して3名。しかし、企画としてはともかく、ツーリング部隊としてはこの程度が最適だ。
 まずは横須賀中心街から馬堀海岸、観音崎へと抜けてゆく。観音崎の海水浴場は芋の子洗い状態。しかし、海岸沿いのツーリングは、冷たい風があるので快適だ。
 浦賀湾は渡船で越える。この航路があることは知っていたが、乗るのは初めてだ。そもそも、自転車と一緒に乗れるとは知らなかった。潮風を浴びるのは良いもんだ。
 その先、灯明崎という小さな岬に立ち寄った。昔の灯台を模したものが立っているのだが、木造だったものをモルタル作りで再現したとかで、近くで見るとがっかりするそうだ。
 真夏の三浦海岸を走り、剣崎方面にかかる。いつもながら、この辺の上りは結構つらいのだ。特にリカンベントではどうだろうと思っていた。が、それほどつらいというわけでもない。確かにしゃかりきに登ればつらいが、軽いギアで上っていけば、それほど負担になるわけではない。むしろ上体の力が必要ないので、のんびりした気分で上って行ける。単に、アップライトな自転車とは、最適速度が違うだけだ。
 そんな風にして、剣崎近辺のきつい上りも制し、やがて風車の足元に至った。ちょうど風が凪ぎ、風車は静止している。日陰が欲しい時刻だ。
 三崎港に下りると、まずは某有名店を目指す。が、行列が出来ており、結局はちりとてちんに雪崩れ込んだ。なかなか興味深い話を聞きつつ、マグロに舌鼓を打つ。いいねえ、やはりマグロは港で食うに限る。どうせ冷凍ものなのだが。
 その後はうらりに立ち寄った。マグロのジェラードなどという凶悪なものを試す一行を横目に、前から気になっていたにんじんジュースを試す。にんじん100%という表示が興味を惹いたのだが、飲んでみると普通に甘みがあっておいしかった。甘味料も入っているのかな。小さめのにんじんを惜しげもなく、何本もミキサーにかけていた。
 その後は、三崎口まで走り、ここで輪行で戻る組と分かれた。僕は自走で帰るつもりだったので、三井氏も逗子まで走ることにしたので、自走組に入った。これと鎌倉近辺に在住らしい男性、自走で横浜まで行くつもりの若い衆とで列車を組み、真夏の三浦半島西岸を北上して行ったのだ。列車とはいうものの、最適速度が違うリカンベントは、坂では遅れ気味だったが。
 適宜休憩を取りながら、やがて逗子に至った。伊勢山トンネルに抜けるらしい二人と別れ、さらに逗子駅から輪行する三井氏と別れると、完全に一人旅だ。鎌倉に抜けると、コンビニで休憩を取り、七里ガ浜をひた走ると、境川経由で帰宅した。走行距離は100km足らず。
 しかし、帰り着く直前にアクシデントがあった。境川を離れ、環4沿いのダイクマ近くの信号を渡った後で停車するとき、着こうと思った左足が、クリートのせいで滑ったのだ。転倒しかかったため、慌ててバランスを取るべく跳ね上げた右足が、その瞬間に攣ったのだ。いやもう、びっくりしたね。ここが攣るとは。幸い、無事な左足は着地していたので、転倒は免れた。痛みをこらえつつ、攣った部位を揉み解す。攣ったのは、前腿部だった。しかし、ふくらはぎをやった時のような悲惨な状態ではなく、少し揉み解すとほぼ解消された。そのまま自走で帰宅できた。
 帰って、攣った部位を含めてアイシングしておいた。上半身はまったく疲労していない。強いて言えば首が凝ったか。下半身はそれなりだが、100kmほど走ったのだから、それなりの疲労はたまるだろう。想像以上にダメージは少ない。すばらしい。リカンベントは素晴らしい。今までも疲れにくい乗り物だとは思っていたが、これほどとは思わなかった。BikeEよりもなお、疲労は少なかった。してみると、BikeEのポジションは、見直す余地がありそうだ。
 なんというか、長距離のツーリングでは、もうSatRDay以外は考えられないくらいだ。5月連休の激しいツーリングも、SatRDayだったら違った展開になっていたかもしれない。


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