Strange Days

バス輪行用自転車を考える

2006年09月12日(火曜日) 20時56分 自転車 天気:雨

 バス輪行したいのである。
 盆に、実家の近くの滝を見に行ったとBlogに書いた。その時、滝は高いところにあったので、バスで近くまで行き、そこからトレンクルで見に行ったのだ。存外に快適なもので、真夏に暑苦しい思いをしながら坂を上る必要も無く、滝までひょいと走り、そこから自転車で下っていったのだ。
 これで味を占めたのかも。バス輪行はいいね。鉄路空路とは違った楽しみがある。バスそのものも楽しいもんだ。なんといっても、バスは鉄道や航空機に比べると、自由度が高い。山奥の辺鄙な場所にも、バス路線は設定されている。嫌なところはバスで越えて、美味しいところだけを自転車で走る。これはええんじゃないかの?
 そもそも、自転車にはまったのは、折り畳み自転車が便利だったからだ。まさにこのような用途に、美味しいところだけを走りたいというそれに合わせて、BD-1、MR-4F、トレンクルと入手してきたわけだ。MR-4Fがそれなりに走る自転車なので、まるで自分が自転車で長距離を走れる男なのだと勘違いしてしまい、ロードバイクにまで手を出す始末。しかし、やはり美味しい所取りの旅こそが理想だなと思う今日この頃だ。
 しかしながら、バス輪行となると、鉄道のそれとはちょっと違う要件を、自転車に要求することになる。
 まず小さいこと。具体的には膝に載せられること。特に観光地のバスではすし詰めに近いことも考えられるから、そういう場合でも周りに迷惑を掛けないで済むサイズが必須だ。
 次は軽さだが、これは小さければ必然的に軽くなるだろうし、持ち運びが便利ならば重さにはさほど拘らない。
 荷物の積載性は重視しない。そんなに距離を乗らないだろうから、背負って走ればいいし、量も多くは無いだろう。
 最後に走行性能。いかに美味しい所取りとはいえ、山の上ともなると上りはあるだろうし、下りは積極的に楽しみたい。平地での最高速度などは、それとトレードオフしてもいい。というか、最近の俺専用自転車は、最高速度をほとんど度外視してるね。いい傾向だ。
 こういう条件となると、まずは多段化したトレンクルが来る。しかしトレンクルはブレーキが弱いし、ショートホイールベースなので下りがかなり怖い。それ以外では最高なんだが。
 次はBromptonかな。これは畳んだサイズがBirdy系よりも小さいことと、走行性能はかなりのものという点が大きい。ただし、これでも大きい気はする。ちょうど畳んだサイズと同じくらいの箱があったので、抱えてみたのだが、これを抱えてバスに乗るのはちょっと、と思わせる大きさだった。ただ、荷物を網棚に置けば、他人に迷惑を掛けないで抱えられる最大のサイズかもしれない。
 後はFrogかな。ただFrogはトレンクルと同様にブレーキが弱いのと、ショートホイールベースなのが気になる。
 うーん、敢えていえばBromptonが理想形に近いかな。ブレーキに多少は難ありだと思うが、それ以外ではいい線行ってる。それでも、これだ、というレベルではない。
 16インチホイール(305の方)で、それなりにホイールベースがあって、ブレーキも弱くは無い、小さく畳める自転車。無いものかのお。



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