仕事で遅くなる日が続いているが、今日は『おまいら無駄飯喰らいどもはさっさと帰りたまへ』という日なので、さっさと帰宅する。
時間が出来たので、BikeEに流用するつもりのカプレオハブな20インチホイールを整備した。やっとカプレオ用スプロケ外しを買えたのでな。きっと、小径車が売れて、カプレオ用のツールが市場から枯渇していたのだろう。カプレオ用のスプロケ外しは、まだサードパーティから出てないってのもあるだろう。
ともあれ、興味津々にスプロケを外してみた。カプレオの場合、スプロケ外しはロックリング外周の溝に填めて、ロックリングを外す。この工具がかなり薄いので、うっかりするとスプロケ外しが外れ、溝を舐めてしまいそうだった。使い難いな。
外すと、
ハブの方はこうなっている。通常の9S用と同じ太さ、形状の軸が、最外部3段分くらいのところから細くなっている。細くなっている部分も同じ太さではなくて、トップから3枚目のギアがはまる部分は、少しだけ太くなっている。
ギア類を並べてみた。左上の一番でかいギアは、17,20,23,26T4枚ギアが一体化したものだ。その下、左側がロックリング。その横は9S用のギア間座。右の5枚は、左上が15Tのギア板。右上13Tのツバ付ギア。普通の9S用の、ロックリングの次に入っているものだ。そして左下11T、右下10T、真中9Tがカプレオ専用のもので、軸径が細いことが分かる。
ロックリングと13Tまでのギアを裏から見る。左下の13Tは通常の9S用の軸と合致するサイズ、形状になっている。下列中央の11Tは、13Tとも9,10Tとも形状が違っている。9Sの軸の最外部に嵌るとともに、蓋をする形になっているのだ。真中をカプレオ専用ギア用サイズの軸が貫通する。で、ここだけ、微妙に太さが違うのだな、なぜか。
9,10Tのギアは、それぞれ一つ大きいサイズのギアにスタックして固定されるようになっている。そのため、すぐ外のギアと
かみ合う溝が彫られている。この溝も、通常の9Sギアのように、一部だけ形状が変わっていて、位置決めできるようになっているのだ。そして9Tのギアの側面に掘られた溝と、
ロックリングのそれとがかみ合い、固定する形になっているのだ。
さて、全体を俯瞰して分かるのは、最外部の3枚を除けば、やはり通常の9S用ギアと固定部分は変わらなかったということだ。つまり、ロー側6枚に関しては、構成を替える事が出来そうだ。
例えば、僕は9~23Tという構成が欲しいので、最外部4枚を17,19,21,23Tという構成にしたい。その場合、通常の9S用のギア板から流用できる。アルテグラの場合、17,19T、21,23Tという2枚組のカセットが存在するので、それを買ってカプレオの17~26Tの4枚組みと交換すればいいはずだ。そうすると、9~11Tまでは1Tピッチ、それ以降は2Tピッチというクロスギアを実現できる。
逆にカプレオの17~26Tをロードに流用することも出来そうだ。シマノの9Sには26Tが存在しないのだ。でも、それくらいなら10Sで12~27Tを使うか。
アルテグラグレードのカセットを買うと高くつくので、HG70クラスのギア板と間座をばら買いした方が安くつきそうだ。
うん、この手で、BikeEの外装化は出来そうだ。