Strange Days

秋のしまなみ海道ツアー(-1日目)

2006年11月22日(水曜日) 23時55分 天気:くもり

 秋のしまなみツアーの前日、一足先に尾道で楽しもうと乗り込んだ面々とともに、食ったり食ったり歩いたりと遊びまわった一日だった。


 さて、去年も実施した秋のしまなみツアー。今年も火山の大噴火的に断固開催されるのである。
 朝早くに起きて、荷物を担いで地下鉄に飛び乗った*1
 朝一番のANAで広島へ。荷物受け取り所で待っていたら、外には既に平野氏が待っていた。荷物を取って出ると、長岡氏も待っていた。一緒に来たきむりん女史、まき氏、あさ子女史、@nak(あ)氏らは、自走で尾道に向かうとの事。長岡氏は夕方まで別行動を取るとの事。荷物を発送していた僕と平野氏は、バスで三原に、三原からJRに乗り継いで、尾道に至った。
 ホテルが別な平野氏と一時別れ、自分が泊まるホテルへと向かった。まずは荷物を確認しなければ。
 泊まったのは、尾道ロイヤルホテルだった。海岸線に立つホテルで、郵便局にも、ヤマト運輸の営業所にも近かったので、ここを選択したのだ。まだ時間が早すぎて、部屋には入れなかったが、荷物はちゃんと届いていた。SatRDayも無事のように見える。後で開梱するのだ。
 平野氏と落ち合うまで、尾道の繁華街をぶらついた。ちょうどホテルの真裏にアーケードがあって、そこに主だった店舗が軒を連ねている。横方向には、時折細い路地が走り、突き抜けると海が見えることがある。故郷の呉でも、海岸線には似たような場所が数多くあって、しばしば放浪したものだった。瀬戸内沿いの街の風景は、どこか相通ずるものがある。これは途中で見かけた、銭湯を改装した雑貨屋
 アーケードから山側に外れ、跨道橋の上から列車など取っていたら、平野氏から電話が入った。早速落ち合い、まずは食事にしようということにした。やはり尾道ラーメンでしょう。
 ちょうど、僕の宿の向かいくらいにある、地元民に人気らしい「つたふじ」に向かった。朱華園と同じくらい古い店で、店内は10席ほどしかない。当然、あっという間に埋まるのだが、回転は早い。我々が立ち寄った頃には満席ではあったが、店外の行列はまだまだだったので、すぐに入れた。11:30くらいだったが、食後に店外に出てみると、もう数十人並んでいたので、これは幸運だった。
 値段は450円と安い。背油が一面に浮かび、豚骨醤油魚介を合わせたスープが美味だった。意外にもそれほどのこってり感はない。むしろ薄味だ。
 食後ほどなく、自走組がホテルに着いたとの電話があり、早速合流した。R2は車が多く、路肩も狭そうで走りづらかったのではと思ったのだが、意外に快適に走ってこれたとの事だった。
 さて、自走組は腹ペコだ。アーケード街を散策しながら、昼食場所を求めた。尾道風お好み焼きの看板が目に入り、そこにみんなで入った。僕と平野氏も、さっきラーメンを食べたばかりなのに、これについてゆく。そして当たり前のように注文する。「つたふじ」のふつう盛りラーメンは、意外に腹にたまらず、連食も無理では無さそうだ。うどん入りのお好み焼きを、おいしく平らげた。
 食後は、腹ごなしも兼ねて、アーケードや海岸通を散策する。尾道帆布の店を襲撃する。ハンチングを被ってみると、なんだか自分が丁稚にでもなった気分になれる。定吉七番かよ。
 さらに海岸通のアイス屋を襲う。自転車コミュニティの者供が、アイス屋を襲うのは必定といえよう。やけにハエの多い2階席に落ち着き、それぞれにアイスを注文する。僕はタマゴとごまを。ゴマはふんわりした甘みが、どこか懐かしい。ゴマはフックのある香りが良い。
 この辺でホテルにチェックインしておいた。重いスーツケースを運び込むのが、ちょっと骨だった。
 さて、ここらで運動しておかねば。アーケードの東端に抜け、飲み屋街をうろついてゆくと、線路越しに神社が見えた。境内を線路が過る形だ。少し山側に上ると寺がある。重文だという仏塔
 山の上の方に見えた展望台へと登ってみた。かなりの坂道を、艱難辛苦の末*2に上り詰めると、尾道市街から尾道水道、向島、さらには因島まで見渡せる絶景。返す返すも、曇りがちの空が恨めしい。振り返ると、松永湾越しに福山方面がうかがえた。
 十分に風景を楽しみ*3、今度は千光寺方面に向かった。途中、圧倒されそうなくらい、雄大な屋根を持つ寺院を訪ねた。浄土真宗の寺は、概して本堂が巨大だ。
 千光寺山ロープウェイは最終便だった。頂上に上り、暮れ行く尾道の街を眺めていると、ちょっとおセンチな気分になれる。一服してから、暗くなってゆく山道を下っていった。千光寺はライトアップが始まった頃で、なるほど色鮮やかな経堂や奇岩が、夜空に浮かび上がる様は見ものだ。
 下りきって、ロープウェイの地上駅近くにある喫茶店に入った。ここで長岡氏と無事に合流した。この店はワッフルがおいしいのだそうで、ご相伴に与った。少し塩味の効いたワッフルと、バターやジャムが大層美味であった。
 その後は、尾道駅近くにある「おお川」という店で夜の会食となった。焼き物のレベルが高い店で、しいたけがむやみに美味しかった。
 その後、各々のホテルに戻り、明日の朝集合と決めて解散した。
 この後、SatRDay Mk.2を組まねばと思いつつ、うっかりベッドで爆睡し、夜中に慌てて組み始めた。問題なく組みあがる。心配していたホイールの振れも、フレームの歪みも見られなかった。しかし、フレームに傷がつくのは仕方ないな。
 明日からはいよいよ本ツアーなので、出来るだけ睡眠時間を稼ごうと、シャワーもそこそこに就眠。

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