Strange Days

やまみちアドベンチャーのフィットネスライド75Kmに参加して結果的にセンチュリーライドとなりました

2004年04月17日(土曜日) 20時25分 自転車 天気:いいじゃないか

 昨夜は早々に寝入り、4:30起床の予定であった。が、2:00にいきなり目が覚めてしまい、それから一向に眠れなくなってしまった。まあいいや。ともかく5時間弱の睡眠時間ではあったが、6:00前には家を出た。今日はやまみちアドベンチャーのフィットネスライド75Kmに参加する予定だ。乗車はMR-4Fと迷った挙句、TCR-2に決定。
 集合場所は関戸橋の南にある公園なので、所要時間を2時間程度と見積もった。車も少ないだろうし、飛ばせるだろうと考えていたのだ。が、海軍道路、八王子街道(R16旧道)を経由して入ったR16は、朝の配送に向かう産業車両で溢れかえっていた。ぶっ飛ばす大型トラックに恐怖を感じ、絶妙のタイミングで変わり自転車を1区間以上は走らせてくれない信号に悩まされつつ、相模原警察署前を通過。町田街道へと抜ける。そして多摩ニュータウン通りへと抜ける坂道に差し掛かったのは、出発して1時間半近くを過ぎた頃だった。こんなに掛かるとは。
 しかし、多摩ニュータウン通りに抜けてからは、走りやすく舗装の良い道路と、長い下りに助けられ、30Km/h平均、大体の区間で40Km/hをマークしながら突っ走り、関戸橋には30分ほどで到着した。さらに南へと走り、集合場所に着いたのは、集合時間にはまだまだ間がある7:40くらいだった。
 丹羽氏とQ女史がいたので挨拶する。もう一方、やや年配のロード乗りの男性から「自転車は立てかけて置いてください」と指示された。この方がサイクルスポーツ誌の宮内編集長だった。なんで、と思ったら、本来のスタッフである御子柴氏(車の陰で作業していたのを発見)が負傷し、途中離脱する可能性が高いので、急遽参加していただいたのだとか。
 このフィットネスライド、本来は参加者全てにレンタルバイクが割り当てられている。僕にもスペシャのセクォイアスポーツが割り当てられていたのだが、ペダルだのなんだのの交換が面倒だったので、TCR-2でそのまま参加することにした。車でやってきて身一つ、あるいは最寄の駅まで輪行して適当な折り畳みで集合場所まで、という形で参加し、レンタルバイクで走るというのがお勧めだ。
 参加者の多くはスポーツバイクでの経験が無い、あるいは少ない人たちのようだ。変速機付き自転車に乗ったこと自体が初めて、という人も少なくない。
 集合時間となり、各自の乗車の調整、ブリーフィングが行われた後、いよいよ出発となった。
 まずは多摩川沿いに北上する。関戸橋に到達した時点で、おや、河原にたくさんの人だかりが。そうか、今日は関戸橋のフリーマーケットの日だったのだ。少し立ち寄ることになった。ピークは10:00前後、午前中には勝負(なんのだ)がついてしまうそうで、まだこの時刻には出展準備中の人も多い。しかし、オールドパーツを中心に、結構な品揃えに思えた。MTB用リジッドフォークがあったので、買いたかったが、ツアー参加中の今は無理だ。次回、9月だか10月だかにやるときには、ちゃんと買い物に来たいものだ。誰か知り合いがいないかと思いつつ散策したが、これといって見当たらない。と、Y's parkの方からトレンクルでスーっと下ってくるいいづか氏を発見。しかし出発直前だったので、声はかけなかった。
 フリマの空気をちょっとだけ吸って、再び出発する。関戸橋を渡り、しばし多摩川沿いに北上する。浅川との分岐で浅川沿いに移り、さらに川口川に沿って走り、最終的には秋川街道に出て小峰峠を越える。この辺、以前実施した多摩川ロングライドで走ったコースに近い。あれの元になったサイスポの記事を書いたのは、そもそもツアーの主催者丹羽氏その人だったのだから、当然といえば当然だ。
 途中、おいしい水の湧き出るという神社を訪問し、水を補給した。確かに柔らかでおいしい水だ。このポイントも含め、丹羽氏も著作陣である東京周辺自転車散歩には、今日のルートがほぼ掲載されているようだ。この本、買おう。実は、今日のツアーには、たまたまこの本の通りに走っていて、本ツアーと遭遇したという方も追随していた。BD-1乗りだった。この方も含め、今日はBD-1を山ほど見かけた。
 小峰峠に向かう秋川街道はあえて走らず、ちょっと外れた裏道を走る。これが大正解。ちょうどつつじの時期であり、道に沿って満開のつつじが立ち並んでいるので、まるでピンクの花道だった。D70をバッグに収めてしまい、シャッターチャンスを逃してしまったのが心残りだ。
 小峰峠は、例の多摩川ロングライドの時には工事中で、新しくできたトンネルを通らざるを得なかった場所だ。小さな峠で、あっという間に超えてしまう。超えきって、坂道をずっと下ってゆくと、やがて武蔵五日市駅へと到着した。真正面の山猫亭で昼食。おいしい野菜カレーにデザートだ。ここで宮内編集長にしまなみ海道話をいろいろうかがう。浜勝には寄れ(自転車乗りなら釜飯食え)/展望台スゴイー(糸山は背中合わせに二つの展望台有り)/波方の謎喫茶は(きっと)面白い、などなど。糸山展望台は低い方しか知らなかったので、本当の最高所にも行ってみたいと思った。
 武蔵五日市からは秋川沿いの走り、多摩川との合流点で一度遡上する。羽村の取水堰まで行って戻るのだ。取水堰を前に丹羽氏の説明を聞いて初めて知ったのは、玉川上水の玉川は人名由来で、多摩川とは関係無いそうな。その玉川という姓が多摩川に由来するのかも知れないと思ったが、そこまではわからなかった。後で調べたところ、『本上水建設の功により幕府より"玉川"の姓を賜った』との一文を発見した。どっちが本当だろうか。
 久しぶりの羽村からの眺めを堪能し、引き返す。これからは何度も通った多摩川沿いのサイクリングロードを走って、やがて関戸へと帰還した。メーターの読みでは77Kmほど走ったことになる。
 参加者は三々五々帰ってゆくが、僕の方はこれからが本番だ。上り基調の多摩ニュータウン通りを走って帰らねばならない。が、いざ走り出すと、意外なくらい足が良く回る。クリートの位置が微妙に合ってないようで、右足の土踏まず辺り、左足のふくらはぎの辺りが痛いのだが、その痛みをなだめつつ走っても、30km/hくらいで走りつづけることができる。どうやら風が味方してくれていたようだ。それと、体内でアドレナリンが燃え盛っているようで、やる気だけは沸いてくる。どうせなら完全なセンチュリーランにしてしまえと思い、行きの環状4号線経由ルートに戻らず、境川沿いに南下してかえるルートを取った。
 帰宅した頃には真っ暗になっていたが、メーターの読みでは163Kmを走破したとなっている。初センチュリーランだった。これなら後100Kmは行けそうな感じだ。が、このダメージが、明日どれくらい残るのだろうか。それが問題だ。
 今日通ったルートは、今後のロングライド練習ルートとして採用しようかと思っている。


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