今日は届く物があるので、早めに帰宅した。帰宅して程なく、クロネコヤマトの人がそれを届けてくれた。モノは、ニコンの
おもしろレンズ工房だった。これ、絞りを省略するなど、思い切り簡素化を図り、3本セットで2万円以下という価格を実現した物。ニッコールを名乗れないが、これもれっきとしたニコンのレンズだ。ニコンのオンラインショップで、アウトレット扱いで1万円という価格で売っているのだ。これは遊べそうじゃないか。
このセットは魚眼的広角レンズ(単にものすごく歪むだけ)、マクロ兼ソフトフォーカスレンズ、望遠レンズの3本で構成されている。
まず
ぎょぎょっと20。本当にこういう名前なんだな。可変絞りはなく、フォーカスリングも無い。パンフォーカスなのだ。マニュアル露出を初めて使う。試行錯誤して、とりあえず得たのが
この画像。ご覧の通り、すげえ歪みである。標準レンズ18-70mmの広角端で撮ったのが
この画像。当たり前だが標準レンズの方が広角で、歪みも少ない。この20mmはD70には旨味がなかった。
続いて
ぐぐっとマクロ/ふわっとソフト。このレンズは特殊で、画像の横に見えている小さな筒を内部に接続している状態が標準でマクロレンズ、外した状態ではソフトフォーカスレンズになる。これも可変絞りはなく、単純な合焦機構があるだけだ。
マクロではこういう絵になった。もっと寄れるのだが、どうもピントが出ない。マニュアルフォーカスなんてまだ数えるほどしか使ったことが無いので、慣れてないせいもある。夜の室内で、光量が厳しいこともあるだろう。手ブレがどうしても出てしまう。昼の屋外なら使えるのでは?
ソフトフォーカスモードではこういう絵になった。これはなんだか面白い写真を撮れそう。まあ滅多に使うことは無いだろうが、3000円強のレンズと考えれば、滅多にでも出番があるのは歓迎だ。雨の時期、花を撮って回るといいかも。
どどっと400は400mm/F8相当の望遠レンズだ。筒が2重になっていて、内筒を外筒から引き出すと、撮影可能状態になる。
こんな凶悪な格好になるのだ。もちろん可変絞りはなく、ピントリングの感触も粗雑だ。しかし400mmにしてはコンパクトに出来るわけだよな。これくらいになると、さすがに三脚必須。APSサイズの撮像素子を使っているD70だと、さらに望遠になってしまうわけだ。これも比較的に使い道がありそうだ。
使い勝手に制限が多いのは仕方ない。その代わりに普通はちょっと手を出せない種類のレンズを試せるわけで、僕みたいな素人にはうってつけといえないだろうか。