Strange Days

経緯台を使ってみた

2000年12月09日(土曜日) 23時55分 星見

 TG-L経緯台を組み立ててみた。三脚は頑丈そうで、その上に乗る経緯台自身も高橋鉄工所謹製という感じで頼もしい。ベランダに出して、C8EXを載せてみた。重いC8EXもがっしり支えてくれる。また三脚は開ききらないでもかなり安定しているので、狭いベランダでのハンドリングも楽だ。GPを設置することを考えれば、遙かに使いやすい。
 この状態での追随性には疑問があったが、しかしC8EXのかなり高倍率でも案外に天体を楽に追尾できた。操作感がスムーズで、思った方向に楽に向けられるのが大きかった。
 ちょっと時間をおいて、南中したオリオン座にC8EXを向けてみた。LV40で眺めると、高度があることもあって背景がさほど白くならず、星がかなり鋭い輝点になってくれる。さらにSW18に換えると、M42近辺の細かい構造までよく見える。光量の差のせいか、100EDで見るよりやはりよく見える。しかし、明るい星は点になりにくい。
 またちょっと時間をおいて、今度は100EDと見比べてみた。SW18で見るM42は、トラペジウムの星が4つ、きれいに分離できる。またM41は100EDにくらべてたくさんの星が見えているようだ。いいなあ、この経緯台。ベランダ観望には、手軽な経緯台が向いているように思った。


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