Strange Days

BHU公演に

2001年05月19日(土曜日) 22時03分 レジャー 天気:晴れ時々にわか雨

 昨夜は夜明け頃にまた寝たのだが、それから4時間程度で起き出し、風呂に入って身支度した。今日は、高円寺であるBHUという劇団の公演を見に行くつもりだった。この劇団は、ぽんちえこと岡見氏主催の、どっちかというとギャグ系が得意らしい劇団だ。
 高円寺までは新宿経由で1時間半ほどだろうか。開場前に着いてしまったので、とりあえず場所を確認の上、近所を散策した。自転車屋が2軒もあるではないか。かなりうらやましい環境である。
 さて、時間になったので入場した。会場は50席程度、開演までにその7割くらい埋まっただろうか。開演前の前説が数回あったが、そこから既に劇中に入っている。
 劇はというと、時間遡航だの管理局だのといったSF的ガジェットの登場する、ストーリーもSF仕立てのナンセンス劇という感じだ。そうだなあ、カジシンのナンセンスものの香りがする。前にやった「しようがないひと」は、とんでもないどたばたの奥底にシリアスなシチュエーションが潜んでいたわけだが、この「ベンジャミン」ではどこまでもスラップスティックに徹していて、お気楽に見ていられた。ミュージカル"風"だったので、いきなり登場人物たちが歌い出す(しかし一人だけはその唐突さに気づいている)のも楽しい。ETV的歌のお兄さん風、EW&F風、テクノ風、メタル風など、バラエティに富んでいて楽しい。この辺ではかなり笑えた。
 1時間半は十分楽しめた。いちおう、最後まで進んで時点で謎は残るものの、解釈可能な範囲にとどまっていた。しかし、最後の最後までわけがわからんがええじぇないか、などと堺正章が踊り狂いながら登場するような締め方でも良かったかもな(どんなんだ)。
 終演後、スタジオの前でぽんちえ氏としばし談笑し、その場を辞した。
 それから秋葉に寄った。またキーボードを探したのだが、気に入るものが無い。そうこうしている内に、不気味な雷鳴が何度も轟き始める......。湿度の情報を我が鼻で検知した我が輩は、そそくさとJRで帰路に着いた。東京辺りで早速雨が降り始めた。ああ、鼻を信じてよかった。
 夜はNHKスペシャルを見た。白川郷の合掌屋根葺き替えを取り上げていた。これ、前にも同じようなのをやらなかったか? 伝統を守るのはしんどいというのが伝わってくる番組だった。


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