Strange Days

BD-1ペダル交換その他

2001年06月17日(日曜日) 21時36分 自転車 天気:くもりのち晴れ

 昨日一日、昼まで寝て夜も変な寝方をしたせいか、明け方になっても全然眠れない。ああ、夜明けの光が憎い。
 16:00頃、思い立って横浜は東急ハンズに出撃。先週も行ったので、このところ毎週行っている。ヨドバシでNikonフィールドスコープに惹かれつつ(モバイル星見に良さそうじゃないか)、やがてハンズに至った。地下に下りて驚いた。自転車売り場が消えていたからだ。一瞬、本当に扱いを止めたのかと思ったが、より奥に移転しただけのようだ。売り場は縮小されたようだが、前のように自動車用品の扱いを止めたようで、その分見通しが良くなっている。前からBD-1のペダルを換えようと考えていたので、ここで軽いアルミ製ペダルとフロントバッグその他を購入した。さらに上階で折り畳みペダル取り外しに使うスパナキットを購入。さらにハンマーと釘、作業用手袋も購入。これはKT-10架台製作用だ。
 帰宅して、さっそくペダル交換に取り掛かった。交換する気になったのは、この純正折り畳みペダルの耐久性に問題があるという記事を見たからだ。今のところ、折り畳んで運ぶという事は無いので、普段は耐久性の高い通常のペダルを着けておき、必要時に折り畳みペダルに戻すつもりだった。早速、購入したスパナでペダルを取り外す。さほどの力も要らず、ペダルは外れた。どんなもんだい。では買った新ペダルを......。ありゃ、これ、どうやって着けるんだろう。ねじ込むところは埋まっている......。実は、折り畳みペダルの外し方を勘違いしていたのだ。ペダル側のボルトを外すのだと思い込んでいたのだが、実際にはクランクの裏側に六角レンチを突っ込んで、ねじ込んである台座ごと回し外すのが正しいようだ。なんてこった。まあスパナキットは無駄にはならないだろうが。
 この穴に合う六角レンチが、なんと携帯ツールキット(スイスアーミナイフ的な便利ツール集)しかない。こんな柔なのじゃとても外せそうに無いくらいきついのに。ぐはぁ、負けだ。チクショー、また新しいツールを買いに行かなければならないのか......。
 とりあえず気分転換にKT-10架台キット製作に取り掛かった。このキット、木ネジで止める方式なのだが、ちゃんとしたドライバーを使ってもネジ頭を舐めてしまう。慎重にやってこれだから、本当に嫌になってくる。もうネジはやめだ。釘で打っちゃえ。こういう短絡的な発想で、ハンマーと釘を購入したわけだ。なんと安易な。しかし、神は見ていた。予め木ネジ用に穴を開けておいたから簡単だろうと考えていたのだが、この穴が深すぎて釘がスカスカで役に立たないんでやんの(はからずも笑)。ダメすぎる。またしても打ちのめされる俺様だった。百戦百敗無勝の負け王たる面目躍如の瞬間であった。頭の中を"負けて負けて負け王"(2001年度レコ大受賞予定曲)がぐるぐると流れる。僕の人生は、やはり予め負け犬人生と定められているのかっ(激しく吐血中)。
 そこで2秒ほど考えて、その穴を外して釘を打つことにした。やってみると、これがあっさりとはまってゆく。木ネジの苦労はなんだったのだという快調さで、あっという間に組みあがってしまった。このキット、木ネジで組むようになっているのは、釘を使うと子供が組むときに危険だからではないかと思った。最終的にニス塗りするつもりで仮止め気分だった木ネジも、飛び出て見苦しいものは外して釘に変えてしまった。ニスは見えるところだけにしよう。これで架台が完成した。KT-10を突っ込むと、想像以上にスムーズに動いてくれる。原理的は分かったので、もしなんなら作り直しても良いな。かくして、まんまとリカバリに成功したのであった。負け王は返上して負け大名くらいに格下げだ。
 こういうときは色んな事を考えつくものだ。ふと、前に六角レンチのセットを買ったことを思い出した。探し出してペダルのネジ穴に当てると、ぴったりなサイズが見つかった。整備本で回転方向を確認し、体重を掛けてひねると、意外にあっさりと外れてくれた。負け王完全返上だぜ。
 新しいペダルはプラットフォーム型の、アルミ製の軽いものだ。折り畳みペダルは意外に重かったのだが、新しいペダルはシンプルな構造で軽くて、耐久性も高そうな雰囲気だ。銀色のペダルをつけてやると、なんとなく雰囲気が変わった。
 さらにフロントバッグも着けた。以前は購入時に着けてもらったビッグマウスバッグを使っていたのだが、これはロカティオ、ツール、財布くらいで一杯になる。こいつを今日買ったモンベルのバッグに換えた。本当は本来の使用法の通り、ハンドルの前に着けたかった。しかしサイクルコンピュータだのベルだのライトだのが充満したハンドルバーには、新たな場所を見つけることは出来ない。またハンドルの前はブレーキ、ディレイラのケーブルが交差していて、結構大きなバッグを取り付ける余地は無い。やむなく、ビッグマウスは外し、その位置に新しいバッグをつけた。ビッグマウスの方は、場所があれば前側に着けたかったのだが、やはり苦しい、ベルを外せばなんとかなるかも。しかしそれは躊躇する。結局、ビッグマウスは諦めることにした。
 新しいバッグは、真中に大きな部屋(プラ板で補強)、左右に小さな部屋という構成で、容量はビッグマウスの3倍くらいありそうだ。ツールを左右の部屋に放り込んで、真中にロカティオ辺りなら余裕で入りそうだ。
 ここで、ボトルケージ代わりになるものを思い出した。さっき、架台を作ってようやく部屋を片付けた時、前にサッポロ黒生についてきたボトル袋を見つけていたのだ。これは首のところに締める紐があり、さらにマジックテープでわっかを作って棒状のものにぶら下げられるようになっている。ハンドルバーに着けるには最適だ。ハンドルバーの空き地にこれをぶら下げ、500mlのペットボトルを入れてみると、ちょうどケーブル類で拘束されて、非常に良い塩梅だ。なんか前に較べると良くなった感じ。
 この新装備で早速しらゆり公園に駆け上ったが、新しいペダルはきしみも無く快調だ。また緩む気配も無い。フロントバッグもツール類を丸々飲み込んで余裕だし、ボトル袋も使い勝手が良い。なんか完全にリカバリできた感じ。
 なんだかんだで目的を果たし、気分が良いぞ。


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