Strange Days

実は梅雨明けだったんだって

2001年07月12日(木曜日) 23時55分 星見 天気:快晴、快晴

 このところ、空の青さがどんどん深まっている。6月中は、薄雲がスプレーでもしたかのように張り付いていたが、いまやクリアブルーの絵の具を塗り重ねてゆくように、ますます空が空らしくなってゆく。当然、星空もますます暗く、いや星々はますます明るく輝き始めている。毎日、夜空を見ながら帰宅するのが楽しみだ。工場の正門辺りに向かうと、明るい街灯の上で、赤い火星が誇らしげに自己主張しているではないか。まるで『さあのぞいてご覧よ』と誘うように。ようく目を凝らすと、その背景にさそりが立ち上がり、天頂に向けて鋏を振り上げている。赤いアンタレスは、しかし火星のミニチュアのようで、明るい街灯ではしばし凝視しないと見つけられない。明るい街灯を手でさえぎると、アンタレスを中心にした面白い星の隊列がようやく目に入る。
 しかし、連日の残業で疲れている身では、あんまりベランダに出たくなくなる。今夜も観望は無し。でも今週末は三連休だ。天気もいいみたいだから、久しぶりに空を馬鹿のように見上げることにしよう。晴れればいいな。


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