Strange Days

ビンディングペダル初体験

2001年10月23日(火曜日) 23時14分 自転車 天気:晴れてます

 一雨毎に秋が深まってゆく。夜だというのに、月明かりにきれいないわし雲が照らし出されていた。
 20:00過ぎ、帰宅したら、ドアに黒猫の「荷物持ってきたけどおらんかったけん帰るわい」通知が入っていた。おいおい、配達時間は20:00~21:00にしておいたはずだぞ。5分前に来て、帰ったのか?
 ともかく、再配達依頼を自動受付電話に入れていたら、ドアチャイムが鳴った。また持ってきてくれたらしい。ああ、良かった。ともかく、C.B.あさひに『先に送れ』と依頼していた分が届いた。
 大物のロードバイクが後回しなので、届いた荷物はダンボール一箱分のウェア、輪行関連、ライト類、そしてペダルとシューズだった。
 この中でもっとも興味深いのが、初体験のビンディングペダルだ。ビンディングペダルは、ペダルとシューズをある種の金具で固定し、引き足も使えるようにすることで、効率的なペダリングを可能にするという触れ込みのものだ。買ったのはシマノのカジュアル系SPDシューズと、MTB向けの片面SPDソケット、片面ノーマルのペダル、そしてロードバイク向けの小型軽量片面SPDペダルの三つだ。シマノはSPDの他にSPD-Rというレース向けの薄型ビンディングもリリースしているが、シューズを共用したかったので、SPDに統一した。BD-1用に発注した赤いビンディングペダルもSPDだから、これでシューズを共用できる、はずだった。
 実際にSPDを調整してみた。まずシューズにクリートという小さなパーツを取り付ける。このクリートが、ペダル側の拘束金具にはまり込んで、シューズとペダルを固定する。ここで問題が露見した。MTB用のペダルにははまるのだが、ロード用のものにははまらないのだ。実は、このシューズはサイクリング向けという設定ゆえか、クリートが靴底にやや埋没する感じになっている。おかげで歩くときにはクリート周囲の靴底が接触し、ふつうの靴並みの接地性を確保できるのだ。ところが、ロード用ペダルの場合、クリートの受け具がやはりペダル本体に埋没した感じになっている。こいつにはまるためには、シューズ側のクリートが突き出した感じになってなければならない。実際、ロード用シューズは、そういう傾向が強いらしい。クリートが突き出しているので、気を抜くとステンと転んでしまうくらい歩きにくいそうだ。
 残念ながら、ロード用とMTB用とでシューズの共用は出来そうに無い。まあ、ロード用は別個に買うことにしよう。確か、1万円しないはず。
 実際の走行感をつかみたくて、MTBにさっそくビンディングペダルを着けてみた。適当にクリート位置を調節し、いざ走り出す。をを、確かに引き足を使えるのは、ちょっとだけ楽な感じがする。しかし僕の場合、むしろ走行中にペダルから足が離れないのが嬉しい。ペダルが濡れている時など、変速のショックで離れてしまうことが多かったのだ。これは怖い。それを解消できるのは大きい。しかし、いざという時に足を思いのままには外せないというのも、結構怖いものがある。一応、マルチリリースという方式のクリートで、とにかくかかとを上げれば外れるようにはなっているのだが。急な転倒時など、とっさの場合に足を外せるかは不安だ。そこでクリート受け具のテンションを最弱にして、外しやすいようにした。実際、これで足離れはかなり良くなっているようだ。またふつうに足を回すくらいなら勝手にリリースされることも無い。
 今度の土日には、このペダルの習熟も兼ねて、江ノ島~大磯間を走ってこようと思う。
 もう一つの大物は、キャットアイの大型充電式ライト。スタジアムライトという強力なのは買えなかったが、12V2.4W級のものを買った。充電して部屋の中で点けてみると、確かに今使っているHL-1500より相当明るい。明日、早く帰れたら、こいつで夜道を走って試してみようと思う。


Add Comments


____