Strange Days

讃岐うどん勉強会オフ

2002年05月25日(土曜日) 22時00分 自転車 天気:晴れ

 あんまり眠れず、3時間程度の睡眠で起床。身支度をして、BD-1で出かける。今日は、@nak主催の讃岐うどん勉強会オフがある。MR-4Fでの出動も考えたが、エリアが都心部で、さほどハードに走るわけでも無いし、輪行があるかもしれないし、ということで、BD-1に決定。出かける前、neko氏から借用中のFDブラケットなどを取り外しておいた。
 立場駅まで走りながら、股間がスースーするのを喜んでいた(変態だ)。従来、ふつうのパンツの上にレーパンを履いていたのだが、暑くなって来たのでレーパンを直に履くようにしたのだ。やはり少し熱を奪われるのか、ひゃっこい。
 集合場所は都営新宿線の曙橋。新宿から自走しようかとも思ったが、人通りを考えて曙橋まで輪行することにした。が、その後、やっぱり新宿周辺を走る破目に......。
 曙橋のA2口を出ると、地上のタリバーン、違ったタリーホー、違った、とにかくコーヒーショップに集合する。今日の参加者は、@nak(あ)(た)夫妻、hai、こぐ、にち、ふじか(2軒目まで)、そして僕。BD-1系が4、トレンクル、UKブロンプトン、BikeEが各1台。
 全員揃ったところで、さっそく1軒目に突入だ。それは駅のすぐ側にあった。「うどんのさぬきや」というひねりの無い名前の店は、カウンター10席程度の小さな店だった。ここで冷やしきつねを頼んだ。麺はしこしこ感が強い。またのど越しがニュルンという感じで良い。値段も安いので、コストパフォーマンスは良さそうだ。
 ここから自転車で移動開始。久しぶりに乗る(FD取り付けを試していたので)BD-1は、ハンドリングがクイック過ぎるくらいに感じる。ヘッドパーツを調整してみるか。やっぱりこれは回りすぎだ。
 一行は、神田にある「野らぼー」に入った。地下一階にある小奇麗な店だ。ここでもきつねを頼む。ただし熱い方だ。そのせいか、「うどんのさぬきや」で感じたしこしこ感は薄い。今日は冷たいので通すか。
 ここでふじか氏は離脱。氏のBikeEは前後タイヤを細いものに(おそらくリムも)交換し、さらにディスクブレーキまで着けてあった。さらに、チェーンホイールはマウンテンドライブだ。BikeEもいろいろカスタマイズの道はあるようだ。
 2軒をまわったところで、もう少しカロリー消費しないと、ということで、皇居一周することに。ぐるりと時計回りに回り、それなりに汗もかいたが、今後さらに2杯平らげることを考えると、ほとんど焼け石に水だ。
 3軒目、「さか田」は、名前は聞いたことがある店だ。14:00閉店直前に入ると、ここでも冷やしきつねを注文した。大根おろしと生姜が載っているので、混ぜて喰らう。気のせいか、1、2軒目よりもさらに腰を感じた。銀座という立地のせいか、はたまた有名店の宿命か、結構高めだ。
 いいかげん、腹がきつくなってきたという意見が多かったため、次の店まではさらにインターバルを置くことにした。晴海ふ頭まで走ってみると、ちょうど東京みなと祭という催しが開かれていた。おかげで、その先の公園まで自転車で入れない。適当な空き地に座り込み、グデーっと休憩を取る。とどめに(た)女史が取り出したのが、八重洲の地下だったかで購入した各種「あゆ」だった。あゆ、というのは鮎の形をしたお菓子で、お茶請けに良さそうだ。が、この状況では、カロリーにカロリーを積み上げるようなものだった。ちなみに、値段順においしかったと思う。
 さて、少しは腹ごなしが出来た気もしなくもなかったので、最後の店に向かった。八丁堀にある「明治亭」は、ちょっと見た目、お茶屋さんっぽい店構えだった。ここでは(た)女史とこぐ氏は離脱し、対面にあるラーメン屋に向かった。うどんに飽きたのか、腹がいっぱいなのか。後者は無いな、ラーメンの方がきつそうだし。
 ここでもひやしきつねを頼む。ここも腰が強い。いままでで一番という声もあった。そうかもしれない。量も控えめで、おやつには良さそうだった。
 食後、店内でおしゃべりしていたら、ラーメン組が早々と戻ってきた。さすがにこれ以上うどんにチャレンジする気力、いや腹力はないようだ。
 スケジュール上、ここで解散という建前だが、「和田サイクルに行く」という@nak組に全員同行するつもりだった。
 「明治亭」を後にして、新宿経由で和田サイクルに向かう。新宿近辺では人通り、交通量とも多くて往生したが、ここを抜けるとかなりスムーズに走れるようになった。しかし、路駐しているやつらはなんとかならんもんかね。
 小1時間ほど走ったろうか。やがて道路の対面に、写真で見たことのある店が見えてきた。ここが和田サイクル。小径車の聖地と呼ばれるここを、初めて訪問したのだった。
 和田サイクルでは、以前にAirLlamaに載せてもらったまめ氏が待っていた。和田店長も忙しそうに立ち働いている。リカンベント乗りとして有名な渡辺氏、そして加藤みゆき女史もいた。女史は片足の腱を切ってしまい、痛々しい格好だ。お大事に。
 今日の主目的は、@nak(た)女史のアイボリー・ブロンプトン(通称ちくわぶー)のギアを交換することだった。リアにインター7を使っているのだが、動力伝達用のシングルギアが12Tで重過ぎるので、15Tにするとのこと。早速、和田氏が取り掛かった。基本的に、客自身が借りた工具で買ったパーツの装着、交換をするというのがここのやり方で、和田氏は難しい作業になると出てくる。この時も、隣で少年がFCR-1のハンドルをブルホーンに付け替えていた。
 渡辺氏のスクート(スーツケース型自転車)に試乗させてもらう。珍妙な形だが、それほど乗り難くもない。が、幅があるので、膝がボディに接触するのには閉口した。
 入れ替わり立ち代り、常連がやってきては立ち話をし、去ってゆく。ただの自転車屋の店頭が、なにか社交場のようになっている。これは不思議な光景だ。
 店頭、そして近辺の歩道には、小径車を中心に自転車が山積みになっている。店内はさらに壮絶なことになっている。なにが在庫されているか、たぶん和田氏にしか分からないのだろうな。
 今日、ちょっとした買い物をする心積もりがあった。ちくわぶー号のギア交換が終わり、一段落した和田氏を捕まえ、ロングアーチのデュアルピポッドブレーキと、BBスペーサーについて聞いてみると、即座に「あるよ」と返答が。さすが、ここにはあったか。アルホンガのデュアルピポッドブレーキ(前後)と、BBスペーサーをいくつか入手した。これで、BD-1のFD追加と、Mobillyのブレーキ強化が果たせる。
 和田氏が「ここに来たのは初めて?」といったので、首肯すると、あんじょうおおきに、みたいなことをいわれた。なんというか、いきなり距離を感じさせず気軽に相談できるような、不思議な人だった。また来たいと思うね。しかし、結構商売人らいしいぞ(笑)。
 その後、近くのファミレスで会食。こぐ氏は密かに韓国うどんなどを食していた。僕もいいかげんうどん*4攻撃で腹が満たされていたから。「僕はカツとじ定食」。まだ食うのかYO! うどんは消化に良いのである。
 ファミレスを出たのはもう22:00過ぎ。僕は近くの西荻窪まで走り、そこから輪行で、他のメンバーは自走で帰るという。
 西荻窪まで走りながら、尻の痛さに泣く。スペシャのレース用サドルをつけているのだが、こいつが固くて50km以上は耐えられなくなる。かっこいいんだけどな。まあ、50km以上走りそうなときは、MR-4Fの出番でいいのかも。
 JRを乗り継いで帰宅したときには、もう0:00を過ぎていた。


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