Strange Days

泉の森公園でまったり

2002年06月09日(日曜日) 20時00分 自転車 天気:晴れ

 今日もいい天気だ。梅雨間近のこの時期には、こういう天気は貴重だ。部屋でぐずぐずしているのもなんなので、TCR-2で泉の森公園に出かけた。
 昨日の夕方にあさひに頼んだ荷物が届いていた。その中にLASという新興メーカーのヘルメットがあった。カラパッチョを愛用していたのだが、あのコンパクトさは高速時にはやや不安を抱かせるものだった。そこで、やや遠出するときのために、より本格的なヘルメットが欲しくなったのだ。いちおう、OGKのヘルメットは持っているのだが、デザインが気に入らない。そこで、一目見てピンと来たこいつを買うことにしたのだ。フリーサイズということなので、通販でも問題あるまいと思った。実際に被ってみると、すごい、ほとんど問題無い。頭部をストラップではなく、ネットで受ける形式なので、自由度がより高いのだろう。左右に少しだけ余裕を感じるが、よく安定している。こいつはいい。
 さらに、一緒に買ったクランクブラザースのマルチツールもサドルバッグに入れておいた。
 裏道を通って、境川サイクリングロードに出る。東名に突き当たるまで北上し、そこから少し裏道を走って、R246に出る。R246を西に走って行くと、やがて泉の森公園に到着した。
 R246はかなり飛ばせるので、ロードバイクだとあっという間に着く。こういう天気だとBikeEの方が楽しそうではあるが。
 キャンプ場前の駐車スペース(ダート)をゴロゴロいわせながら通過し、古民家の前に駐車して一休み。古民家にはなぜか家族連れがたくさんいた。日差しを避けるためかもしれない。
 自転車を押して森の中をゆっくり歩き、売店に立ち寄った。紅茶を買い、さらにしらたきの家、じゃなかった、しらかしの家に立ち寄った。2Fの展示スペースでは、近隣の市民グループによるものだろう、植物を題材にした水彩画の展覧をしていた。生まれつき画才が省略されているとしかいいようの無い僕には、どれもこれもえらく上手に見えてしょうがない。
 一つ、面白い絵があった。花弁が大き目の、花と葉が目立つ草、俯瞰視点で描いたものなのだが、その絵では茎をほとんど省略して描いていた。もともとその草は、茎がごく目立たないのだろう。そこで作者は、あえて茎を最小限に描くに留めたのだろう。しかし、見ているものには、それらの花、葉を支えている茎の存在が、はっきりわかるのだ。なぜならば、それらの花、葉がその位置にあるためには、隠れた茎が支えていなければならないということが、一目瞭然に分かるのだから。小説でも、重要な人間関係をあえて描写せず、その他の人間関係や人物の行動から浮かび上がらせるという手法が一般化している。この絵は、それを思い出させてくれた。具象画にこういう手法を用いるというのは、案外に珍しいんじゃないかと思った。
 しらかしの家を出て、園内の案内図を見てみると、滝や、水源地が北側にあり、さらに遊歩道が続いていることが分かった。売店まで戻り、歩いて滝のある方に行く。確かに水音がする。ほとんど藪と化した細い道に一歩踏み入ると、確かに小さな滝があった。涼しげだ。
 さらにR246の真下をくぐってゆくと、遊歩道が続いている。小高い丘の上に展望所があったのだが、ここから見えるのはR246くらいだ。冬枯れの時期には、森全体を見渡せるのだろうか。
 さらに歩いて行くと、フェンスに囲まれた水源地に行き当たった。小汚い湧き水が、道の脇に吹き上がっている。ちょっと幻滅。水源地そのものには立ち入り出来ないようだ。
 R246の真下はかなり広く、雨天時の避難場所に最適だ。
 確か虹の橋とかいう大きな木製の橋の一帯には、花菖蒲が咲き始めていた。あれ、菖蒲だっけ。花の名前に疎い俺様であることよ。
 夏至の時期とはいえ夕暮れ時が近づいてきたので、立場に戻り始めた。公園の南に出て、一度R246に戻る道を探した。すると、いきなりかなりの坂が待っていた。うぉー、とひるみつつも、ギアを軽めにして踏んでゆくと、なんら問題なくするすると登ってゆける。坂に強くなってきたなあ。
 R246に出て、細めの側道を自動車とほとんど張り合いながら突っ走った。この側道、路肩に固定式のポールが邪魔で邪魔で仕方ない。路駐を防ぐためなんだろうが、自転車にとってはいい迷惑だ。
 東名と境川の交差点でサイクリングロードに復帰。さらにダイクマに立ち寄って帰宅した。


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