Strange Days

暑い最中(もなかではない)の荒川オフ

2002年07月21日(日曜日) 22時00分 自転車 天気:晴れ

 荒川オフもかれこれ一周年だ。確か、去年の今ごろ、初めて参加した自転車関係のオフが、この荒川オフだったのだ。そのとき、にち氏の知己を得たんだっけ。
 今朝は早くに起きていたので、風呂に入り、さっさと準備をして、出発した。今日もBD-1で出動。三日連続でBD-1だ。MR-4Fが不貞腐れそう(ならMTBなんてどうなる)。
 浮間舟渡に着き、自転車を展開して公園に入る。今日も既に25人は集まっている。間もなく、40人近くになった。この人数がふつうになってきたな。
 強い日差しの下、一行は南に向けて出発した。
 走りながら、にち氏、hai氏と話す。みんなセキサイダー装備で、既に標準装備状態だ。そのうちにミズタニ扱いになってりしてな(笑)。今回はchallenge-speedmachineが3台も参加していたりして。BD-1も相変わらず多い。
 途中、いつものように赤い水門で休憩を取る。50人弱ともなると、はっきりいって通行の邪魔だ。次回からは少し離れた草地で休憩することになった。
 水門の直前で、ロードの男性に「こんにちは」と声をかけられ、抜かれた。誰かと思えば、ミキ氏だった。ミキ氏はパナのチタンロードでトレーニング中らしい。このフレーム、まき氏に売却交渉中だが、「それが決裂したら、竹本さん買わない?」といわれた。ううむ、魅力的だが、サイズは合うかな。
 ミキ氏とはここでお別れ。再出発し、何度かの休憩を挟みながら南下していった。途中の休憩で、多段化トレンクル(持ち主はフォリナーな男性)のハンドルに、妙なものがかかっているのに気づいた。霧吹き。「なにするものぞ?」と持ち主に尋ねると、それを向けられてプシューッとやられた。ようするに、これで涼を得ようということなのだ。なるほど。ふつうのボトルでもかまわんではないかと思わなくもないが(笑)。
 この陽気、夏真っ盛り、となると、当然南風が凄い。20km/h出すにも結構覚悟がいるような塩梅だ。リカンベントだと楽だろうなと思う。が、こちらはこちらで日差しをもろに受けるのではないだろうか。
 コンビニ買出しを挟み、南風に負けないで突っ走る。さっきのトレンクラーに海際でサッと抜かれたので、ふんばって着いていったらもう公園だった。
 ここに来るまでで、500mlのボトル3本を空にしている。汗も凄いが、ちと食欲が減退している。実はコンビニ前でちとゼリーとバナナとジュースをつまんでいたせいでもありそうだ(それはチトではすまない量だ)。
 今日の色物自転車。ただのバイキーなのだが、上に日除けがついている! 合理的といえば合理的。だが、そのフォルムは東南アジアの人力タクシーを思わせるものがある。
 ここでの解散前に、重要な提議がなされた。まず前出の途中休憩所の変更。これは問題なし。問題になったのが、「コンビニ買出しのときになんらかのルールで振り分けてしまおう」という提案だ。現状、40人以上がコンビニに押し寄せているので、とても混雑するのだ。これに対する意見として、「しかし既にコンビニ側で対策されてしまっている」というものがあった。件のコンビニでは通常レジ1名体制なのだが、毎月第3日曜日前後(つまり荒川オフのある日)にはなぜか5名体制になっているという情報が、地元民から寄せられたのだ。この提案は、「まあ参加者が70人くらいになったら考え直そう」ということになった。70人か。しかし、ありえない話ではない。
 ここで解散。直帰組み、浮間舟渡戻り組みなどに分かれ、三々五々散ってゆく。にち氏は横浜に帰るという。僕は和田サイに16インチハブダイナモホイールを受け取りに行かなければならない。hai氏も、実はスタンドが折れて難儀しているので、付け替えたいということで、共に輪行で和田サイを目指すことになった。セキサイダー付きの場合、スタンドを少し削らないとならないのだ。
 hai氏と共に西葛西駅まで走り、ここで輪行体勢に移行。西荻窪まで半分眠って移動した。西荻窪近くで銀行に寄り、和田サイまで突っ走る。西荻窪から青梅街道へのルートは、なぜか北向き車道だけいつも空いている。不思議だ。
 和田サイに着き、ふと近くの路上を見ると、なんとこぐ氏が座り込んでBD-1をばらしている。聞けば、ブレーキをXT化して、タイヤをStelvioに換えるんだとか。まさに決戦仕様だ。以前はウルトラマンのベルだったのに、今日はパフパフホーンに変わっていた。これで本当に決戦仕様か?(爆)
 和田店長の手が空くまで、店先でこぐ氏の作業を生温かく見守る。ブレーキ交換を少し手伝い(邪魔)ながら、缶コーヒーなどを飲む。風が吹き抜けてゆくのと、街路樹の陰ということもあり、涼しい。
 今日は、他にも60T化している人、MTBの整備をしている人などで、店先は混雑している。路上で作業をしているのだが、通行の邪魔にならないように気を遣う。誰か有力者が働きかけて、土日には店先の車道を1車線分閉鎖して、青空整備場として開放してくれないか。そういう政治力ありそうな人は、タムラーにいそうにないが(笑)。
 和田店長の手があいたのを見計らい、件のホイール、ケーブル類を買い取る。12000円なり。少し和田店長と立ち話をする。昨日、たか氏もセキサイダー搭載が済んだんだって、と聞くと。昨日はさらに2台ほど売れたのだとか。セキサイダー、すげえ勢いで売れ始めているようだ。
 ふと、なんとなく見覚えのある男性が店頭に現れた。もしやこの方は、セキサイダーの原型開発者、サイダー氏ではないだろうか。直接面識がなかったので目礼だけにとどめたが、ちょっと時間をもらってお話すればよかったとやや後悔した。あなたの子供たちが、こんなに増えましたよと。
 サイダー氏が去ってしばらくして、今度は加藤み夫人が登場。まだ腰が悪いとかで、ママチャリでの登場だ。実は、浮間舟渡にも見送りに来ていたのだが。
 こぐ氏の方は、ブレーキ換装を終えて、Stelvio挿入に挑戦しているところだった。レバーを入れず、手だけで入れる。一生懸命手でもみこんで、ビード部をはめようとするのだが、なかなか前進しない。というか、全然進展がない。胃が悪くなりそう。なんだってこんなにはめにくいんだろう。
 時刻は18:00前。自走隊は遅いなー、と思い始めた頃、ようやく自走隊の一部が到着した。しかし、僕のほうはここで時間切れ。こぐ氏の作業の行方を見届けられないまま、西荻窪まで舞い戻った。
 新宿までの車中。「ちょっとすいません」と初老の男性に声をかけられた。持っているのはBD-1かと聞かれたので、肯定すると、いろいろ聞かれた。ご夫婦でBD-1を買おうかと考えておられるのだとか。1台目にはいい自転車ですよ、と推薦しておいた。なんだか、BD-1は中高年の注目を集めているようだ。
 完全にヘロヘロになりながらも、なんとか帰宅。


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