Strange Days

武蔵野森林公園オフに出かけたのさ

2002年10月19日(土曜日) 00時00分 自転車 天気:くもり

 6:00前に起床。最近、毎週末になんらかのイヴェントがあるが、今日もツーリングに出かけることにしている。たかしょう氏の呼びかけで、東松山市辺りにあるらしい国営の武蔵野森林公園に遊びに行こうということになっていたのだ。
 今日のセレクトは、輪行の便を考えて、BD-1。空模様が怪しいので、バックパックに雨具を放り込んで出かけた。
 集合地点は東武東上線森林公園駅北口だ。ルートはいくつも考えられるが、結局は池袋から東武東上線に乗るのは同じだ。そこまで、JRを乗り継いでいくことにした。
 東武東上線は、ビルの列が目立つ都心部から、家屋と雑居ビルが立ち並ぶ住宅地を抜け、少し田園風ののどかな地帯に入った。間もなく、森林公園駅に到着。
 改札口を出て、北口を外に出ると、既に山永氏、ネリウメ氏、たかしょう氏らが待っていた。山永氏は白のレ・マイヨ(カゴ付)、ネリウメ氏はポケット・ロケット(キャリア&サイドバッグ付)という仕様。
 ほどなく、集合時間の10:00間際に、残りのメンバー、@nak夫妻、たか氏、にち氏、こぐ氏、hai氏らが到着。@nak、たか氏と、先のたかしょう氏は、みなUKブロンプトンだ。残りのメンバーはBD-1系。ブロンプトンとBD-1がやたら目立つオフになった。
 みんな揃ったところで、すぐ近くにあるサイクリングロードを通って、森林公園の入り口に向かった。道はでこぼこしているし、木の根なんかも張り出していて、BD-1のサスをありがたく感じる道だった。
 気持ちよく突っ走り、やがて公園入り口に到着。ネリウメ氏はここで離脱し、軽井沢で実行されている、BikeFriday軽井沢ミーティングに参加するのだそうだ。
 残りのメンバーは入場券を買い、公園へと自転車を押して入った。サイクリングロードの入り口までは、自転車走行禁止なのだ。
 やがてサイクリングロード入り口に到達し、ぐるっと一周するコースに入った。昭和記念公園に比べ、サイクリングロードの独立性が高い。また人出が少なく、動くシケインに巻き込まれることもない。走ること自身に限れば、とても気持ちの良い場所だった。
 他のメンバーとおしゃべりしながら走る。道は概ね整っているので、リラックスして走ってゆける。ただし、やはり落とし穴はあった。
 (た)女史と話しながら走っているときだった。右カーブを曲がっているとき、女史が道端の低い壁に乗り上げ、転倒してしまったのだ。並んで走っていた僕が右に寄り過ぎたからかもしれない。す、すいません......。
 幸い、怪我も無く、きれいにこけただけだった。こんな道でも、油断は出来ないものだ。
 その後はトラブル無く、気持ちの良いコースをぐるっと一周して、外に出た。
 そろそろおなかグーなタイムだったので、サイクリングロードを元に戻って、駅前から昼食の場所まで突っ走った。市街地を抜け、やがて田園風景の中に分け入る。「なんか南会津みたいだ」と喜んでいたら、道が急に登りになり始めた。あぅ、これはいったい、などと構える暇も無く、かなりの激坂を登る破目になった。これが噂の、ヒルトップファームへの道か。坂を登りきると、細い道が続く、店どころか人家さえも無さそうな場所に出た。こんなところに本当に店があるのか?
 細い、緑に挟まれた小道を進んで行くと、突然広い道路に突き当たり、そのすぐ側にログハウス風の建物があった。ここがヒルトップファームだった。
 店内は4人がけのテーブルばかりだったので、テラスにテーブルを並べて座ることになった。木の肌触りが心地よい。
 ここでの注文は、名古屋時代にブラウン色嗜好を植え付けられた僕は、ビーフシチューのセットを頼んだ。たっぷりのビーフシチューに、別途蒸かしたジャガイモがゴロンと入っている。ビーフも大ぶりの、とろとろに煮込んだものが......。ん、んまい!
 幸せな昼食の後は、さらに幸せなデザートが待っている。アメリカンなんちゃらチョコケーキ(失念)をコーヒーで頂く。今まで消費していたカロリーを取り返して、さらに上乗せした気分だ(爆)。
 まったりと寛ぎながら気づいたことは、今日は神奈川支部のフルメンバーが久々に揃ったということだ。ガネーシュオフ以来じゃないか?
 ヒルトップファームでカロリーと休憩をたっぷり取った後は、丘をサッと駆け下りて、田園風景を走り、やがて荒川水系沿いに到達した。ここからは、川沿いにあるのに、くねくねと曲がる不思議なコース。黙々と走りつづけ、やがて最後の目的地、榎本牧場に到着した。そろそろ、空は暗くなり始めている。この牧場、牛が奥の方にたくさんいるのと、畜舎の前になぜかミニ豚がつながれているのが特徴。早速アイスにありつく。選んだのは、食べ応えありそうなチョコチップ。アイスは空気が多いのか、案外に淡白で柔らかな舌触りだった。
 ここでにち氏は、軽井沢に途中合流すべく、お別れとなった。アイスを食えないままの出発は悔しそうだったので、一口だけ恵んであげる。ぐわはは、ますます口惜しくなったことであろうよ(爆)。
 にち氏を見送り、残りのメンバーは各々アイスを楽しむ。こぐ氏はなぜかミニ豚と戯れている。ミニ豚はなぜかこぐ氏に懐いてしまったようだ。というか、もともと人なれしやすいのだろう。もしかしたら、こぐ氏に染み付いた獣の薫りに惹かれたのかもしれない。
 アイスの後は、また荒川水系を下って行く。ライトの準備をして、次第に暗くなって行く土手の道を走っていった。自動車が我が物顔に走って行くので、そういう道かと思ったら、信号に行き当たったところで看板に『一般車両通行禁止』とあるのに気づいた。まったく、ふざけやがって。いや、もしかしたらあれは一般車両じゃないのかも。そもそも、僕ら(自転車)も一般車両に該当したりしてな。
 適当な場所で、それぞれの道行きを確認する。たかしょう氏、山永氏はここでお別れ。残りのメンバーは、大宮に車を停めている元ジモティの(た)女史の先導で、大宮まで走ることになった。交通量の多い、細い幹線道路のナイトランは、むやみに緊張する。その緊張が悪い方に働いたのか、(た)女史は道を間違えてしまったという。しかし、大宮の隣駅に来てしまっただけだ。
 池袋方面に行きたいたか、こぐ、haiの三氏は、埼京線側の駅に誘導され、ここでお別れ。僕は@nakの先導で埼玉新都心駅(ある意味、恥も外聞も無い名前だ)に到着した。@nak両氏ともここでお別れ。みんな、今日はお疲れ様でした。
 既に雨が降り始めていたが、BD-1を畳んで、駅にサッと上がり、京浜東北線で横浜、横浜から東海道線で戸塚、そして地下鉄で立場まで乗り継ぎ、ちょうど雨が上がっていたので、自走で帰宅できた。
 今日は70km以上走ったようだが、快適な道行だったせいか、そんな疲労は感じない。
 また行ってみたいコースだった。


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