Strange Days

横浜ポタ本番

2003年01月04日(土曜日) 00時00分 自転車 天気:快晴

 また一眠りして、朝7:30に起床。今日も寒い寒い。昨日の夜からかなり激しく降っていた雨は、夜半には上がり、明け方にはきれいな青空が広がっていた。
 軽く朝食をとって、EPIC号で桜木町駅に向かった。まだ路面が濡れているので、念のためにダウンチューブとシートピラーに取り付ける形式の簡易マッドガードを着けておいた。これは大正解で、かなりのしぶきを受けながら走ったようだ。
 桜木町駅の広場に到着すると、既に半分くらいの参加者が集まっていた。このポタは、遠来のきさ家、ぽた家をもてなそうという企画なので、当然両夫妻もやってきている。
 EPICを適当な壁に立てかけると、なぜかルイガノのMTBも並んでいる。これはもしかして、hai氏の新車? hai氏は以前から怪しい挙動を見せ、MTBを買ったことは匂わせていたのだが、なにを買ったかは決してゲロしなかったのだ。安物のスタンドライトと刑事さんのカツ丼が使えなかったのは残念だ(どうやって入手するのよ?)。ルイガノのリジッドMTBは非常に軽量なので(10kg弱)、僕も一時は注目していた物だ。
 もう一つ、@nak家がいずれもビンディング化したのにも驚かされた。(あ)氏は新品を、(た)女史はおの氏から譲渡されたものを取り付けていた。さすがに手が早い。今日は何度こけるか、あるいはこけないか、妙な期待が集まる。
 メンバーがだいたい揃ったところで、臨海公園へと走り出した。下見の時にはTCR-2で参加したのだが、それに比べると歩道を走るのが楽々。サスはいい。サス激ラブ。
 臨海公園は、下見の時と同じく人気がなく、非常にすがすがしい雰囲気だった。空気も澄み渡り、ずっと遠くまで見渡せる。遥かレインボーブリッジまで見渡せるのだ。
 しかし寒い。今日はやや走り系の装備で、上はウィンドストッパージャケットとジャージ、下は新しく買ったパールイズミのリフレクティングタイツというのを履いていた。このタイツが予想を裏切るもので、冬用ということで厚みを期待していたのだが薄く、自転車用なのでパッド付だろうと思っていたらパッド無しだったという。しかも、今朝になって初めて包装を破ったので、いざ走り出してからようやく気づくという体たらく。うっかり屋さんもいいところだ(ほとんど業界最大手といえよう)。おかげで、下半身がかなり寒い。いや、意外に暖かいという感じはするが、厚みが無いのでこの極寒では冷気が染みてくるのだ。たまらないので、体を温めるために臨海公園内を一周する俺様だった。その途中で、BD-1に乗った男性を目撃。実は、今朝R1を走っているときにも、別のBD-1を目撃している。BD-1は本当に増えた。
 見晴らしのよい臨港パークで和んだ後、新港パークに移動する。しかし今日は風が強い。川沿いの、風の通り道を走ることになるので、猛烈な風に煽られて走るに走れないこともあった。
 新港パークでのトイレ休憩を挟み、赤レンガ倉庫を横目に走り、やがて大桟橋に着いた。思えば、大島からの帰着は、この桟橋だったのだ。ここの建屋の上は板張りの複雑な造形になっており、登ってみるととても気持ちのいい眺めとなった。ここで、自転車番に残ったにち氏を除いた記念写真を撮った。
 さらに山下公園まで走り、ここに駐輪。俺様はゴジラロックにEPIC号の命運を委ねた。距離的に時間が余るのではないかと思っていたのだが、案外にいい時間になっている。この間、予約した店に入った。
 今日は3000円コースということで、料理の質、量ともに、下見の時の1000円コースを遥かに上回っていた。特に量的に3割増しくらいだったので、ほとんど喉元まで中華料理が占めるくらいだ(笑)。
 食後はまったりしようかと思っていたのだが、行列が出来ているので早々に追い出されてしまった。客あしらいに関しては無愛想な店だなあ。しかし料理はいいのだ。
 食後は少し中華街をぶらついた。その間に、すずきなおし氏が合流した。
 山下公園まで戻り、午後の横浜を東に走る。ここで、僕はまたしても銀行に行く羽目になった。下見のときもこのタイミングで寄ってきたんだよなあ。たか氏も懐が寂しいということで、ともに石川町へと向かった。所要を満たし、本牧の通りを走ってシンボルタワーへと向かった。
 シンボルタワーへと到着したが、横浜ポタ一行は見当たらない。追い越してしまったか? にち氏に電話すると、シンボルタワーの裏手にいるという。すぐに合流できた。
 ポタ団にはさらにミキ氏が合流していた。お菓子も配布され、まったりムード。が、なぜか火器は登場しない。あんまり寒くって、その気になれないのか?
 ここでのイヴェントは、凧揚げと試乗会だ。凧はにち氏が後生大事に運んできたもので、その場で足をつけ、離陸を試みる。が、風が強すぎるのか、バランスが微妙に悪いのか、なかなかうまく揚がらない。そこで、その場で改良したりして、さらに離陸を試みるのだ。そんな過程も含めて、十分楽しめた。
 試乗会では、我がEPIC号、hai氏のルイガノが贄として差し出された。ミキ氏、たか氏などが相次いで試乗したが、いまいちピンと来ないという評だった。長距離乗ってみないと分からないのだろうか。ルイガノは確かに軽くって、坂道で勇気が出るバイクだった。って、よく軽いバイクに関して雑誌でインプレッションが載っているが、いったい勇気が出るバイクってどんなんよ?
 ミキ氏がなぜか縄跳びを拾ったことから、突発的に縄跳びブームが巻き起こる。連続2回飛びチャンピオンは(た)女史だった。縄跳びか、案外トレーニングにいいかも。
 次第に日が翳ってきた。日没と競うようにして南に向かい、本牧の裏通りをすずき氏の先導でひた走る。やがて以前の下見のときにも登った坂に差し掛かった。どういうわけかみんないっせいにスパートするではないか。後ろからおの氏が迫ってきたので、慌てて足を回してスピードアップしたところ、信号で足止め。青になり、ここからまた飛び出すかと思い、すずき氏らとともに必死に駆け上がったのだが、なぜか先頭3人だけが必死に飛び出し、残りのメンバーはゆっくり登ってきた。なんか、微妙に損した気分。
 坂を登りきった庭園で、集合写真を撮った。さらに、しばらく走ると、榎木亭というケーキが売りの喫茶店に着いた。ここでお茶の予定だったのだが、満席で断られてしまった。というか、十数人で押しかけての占拠は難しいだろう。
 替わりに、近所にある別の喫茶店で一服する。コーヒー一杯500円。高い。しばし雑談していると、たか氏が携帯でなにやら受け、大慌てで身支度を始めた。なんでも、知り合い(はあと)の方が空き巣に入られたとかで、すぐレスキューに向かわなければならなくなった模様。慌しく出て行ったたか氏を見送り、我々もこの店を辞した。
 一行は、再び桜木町駅に戻り、ここでお好みハウス組と、帰る組に別れた。ぽた家ともここでお別れ。この日のうちに帰阪するんだとか。また会う日まで。
 お好みハウス組に参加した僕は、下見の時と同じくまたしても電池を求めて寄り道し、お好みハウスに雪崩れ込んだ。アルコールは最初の一杯だけ。だが、昼食時にも我慢を重ねてきた僕には、この一杯が染みる。くぅ、うますぎます(T-T)
 お好みハウスでは22:00過ぎまで粘り、締めのお好み焼きまでがっちり平らげた。ここで遂に解散となった。今日も一日、思い切り遊んだなあ。きさ家とも別れの挨拶を交わし、僕は平沼橋を超え、R1をひたすらアパートまで走った。寒いので、できるだけ体を動かそうという思いからか、意外に早く帰りつけた。帰り着いた頃には、かなり汗だくになっていた。
 意外に消耗した感じがあったので、少し横になるつもりで布団に潜り込み、そのままストンと意識を無くした。


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