Strange Days

同人ゲーに走ってみる

2003年02月05日(水曜日) 00時00分 ゲーム 天気:曇り

 日曜にゲマずとかメロンブックスとかに寄ったのは、あるゲームをゲットするためだった。それは、TYPE-MOONの『月姫』という18禁ゲーム。ああ、ここで逃げないで。いや、別に逃げられてもいいか。しかし、このゲームでは、18禁部分はあんまり重要ではない。付け足しみたいなものだ。
 前から評判は聞いていたが、ふとした事で横浜で売っていることが判明し、どうしても欲しくなって買ってきたのだった。なんだか社会見学してきた気分。
 このゲーム、攻略できるギャル様は5人いらっしゃるのだが(一応はギャルゲーなので)、ある順番で解く必要がある。密かに妹属性付(いや姉属性もメイド属性もついてはいるが)の吾輩は、一部の妹属性付を、ボーリングのピンのようにばたばたとなぎ倒してしまったという、主人公の義妹である秋葉から攻略したい。が、どうも最初に表ヒロインのアルクェイドからやらなきゃならないみたいだ。
 あんまり期待しないで始めた吾輩だが、さすが表ヒロインのシナリオと思わせる、ダークで激しい展開に引き込まれた。テキストは洗練されてないし、また誤字脱字が多いのだが、それでもアツいものは感じるぜ。ビジュアルノベルという位置付けなので、文章が長い。紙媒体なら、長ければ長いでさらっと読み飛ばせるのだが、この場合はセンテンスごとにマウスをクリックして読み進めなければならないので、どうしても冗長に感じる。特に、この作品の枢要部である吸血鬼に関する説明と、その描写は、どうしても長くなりがちなのだが、かといって委細隅々まで頭に入れなければならないというものでもない。それを飛ばし読みできないのは、どうにももどかしい。ここはプロンプトまでの表示文字列長を大きく取り、ユーザにじっくり読む機会と、飛ばす機会とを与えるべきだろう。などと、密かにビジュアルノベルの仕様も検討したりしてな。ともあれ、読むスピードも製作者が縛ってしまえるビジュアルノベルでは、こんな細かい気遣いが重要になってくるのではないだろうか。
 とりあえず、最初の敵を片付け、次の敵にまつわる謎に迫って行くところで中断した。なかなか楽しめそうだ。


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