Strange Days

月姫、残り全部

2003年02月10日(月曜日) 00時00分 ゲーム 天気:くもり

 明日は雨の予報。真夜中になっても雨は上がらず、曽我の梅を見に行くという計画は実行できそうにない。そこで、ゲームの残りを片付けた。
 残るは、遠野家のメイド隊二人。まずは翡翠たんから。こちらは順当に進んで行くと、まずトゥルーエンドに直結する。秋葉、琥珀がそれぞれ死ぬ展開に少しドッキリだぜ。少し戻ってプレイ再開すると、途中の選択肢が増え、今度はグッドエンドに進む。いずれにせよ、意外に印象は薄かった。
 ここまでやると、ゲーム最初の方の分岐に、また選択肢が増えている。新しい選択肢を取ると、今度は琥珀たんのお話となる。琥珀のたどった運命、そしてその企みは、全て翡翠コースで明らかになっている。そこでは秋葉は琥珀の企みに乗せられたものとして描かれている。しかし、琥珀シナリオでは、秋葉は琥珀の企みを知りながら、父の犯した犯罪の償いとして、それにわざと乗るという筋道になっている。そうして、秋葉が背負う遠野家の宿業と、琥珀による復讐という二つのメインテーマは、琥珀の過去からの開放という結末につながって行くわけだ。
 しかし、琥珀コースの本当のヒロインは、主人公との道ならぬ恋に身をやつす秋葉でもあるようだ。嫉妬のあまりぶっとんだ秋葉は、このコース最大の見世物かもしれない。
 琥珀コースでは、遠野家の誰もが幸せになれそうな予感を残し、一応の大団円を向かえている。が、物語の完成度として、秋葉コースに比べると深みに掛けるきらいはある。ということで、俺的好みはやはり秋葉たんなのか。こういう嫉妬深いキャラクタ造形は好きではなかったのだが、秋葉の場合は気位の高さゆえの馴れ合いの無さが、それを補っている気がする。
 全体的に、かなり面白かった。他にビジュアルノベルをプレイした経験は無いので、月姫が突出して面白かったかどうかは分からない。しかし、全ての分岐が固定された、紙媒体上のテキストアドベンチャーとは、なるほど異なる見せ方が可能なのだなと思った。
 こうなると、PlusDiscも歌月十夜もやりたいところだけど、どこを探しても品切れのようだ。早く再販してくれ~。


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