Strange Days

登坂力考察

2003年02月21日(金曜日) 00時00分 自転車 天気:良いのか?

 さてさて、明日の奥湯河原ツアーはどの自転車で出動しようか。
 単純に実績で考えるならMR-4F改なのだが(なにせ、一度登っているので)、気分的にはそろそろBD-1を持ち出したいところ。こいつも意外に坂道に強い印象がある。
 自転車で坂道を登る際、どういう要素が登りやすさに関係してくるのだろうか。まずギア比が浮かぶが、ホイール径がまちまちな場合は、あまり直感的にピンとこない。むしろ、ギア比にホイール径を掛けた、クランク一回転辺りの走行距離の方が、より指標にふさわしいと思われる。
 算出式は(最小)チェーンホイール歯数/(最大)スプロケット歯数*タイヤ周長だから、MR-4F改の場合は、
30/25*1.35=2.1(m)
BD-1改の場合、前が52/42のダブル、後は12-27のロード用スプロケなので、
42/27*1.35=2.1(m)
 なんだ、同じではないか。BD-1には元々11-34Tが着いていたので、これに戻せばさらに軽く出来るが、実はMR-4Fにも11-34Tを適用することは可能なので(ディレイラ交換も必要にはなるが)、そうなるとMR-4Fの方がさらに軽く出来る。もっとも、BD-1のフロントインナーを38Tに戻せば、MR-4Fよりもさらに軽くは出来るのだが。
 現状、手元の自転車の中で、もっともクランク走行距離比を小さく出来るのが、EPIC号などのMTBだ。これの場合、
22/34*1.95=1.26(m)
と、飛びぬけて小さくなる。なるほど、激坂に強いはずだ。しかし、この値では、全然進まなくてイライラすることだろう。
 ともあれ、MR-4FもBD-1も数値的には変わらないようだ。
 それでも、印象的にはMR-4Fの方が登りに強い感じがある。この点、数値化が難しいポジションなどの影響が大である印象がある。MR-4Fはドロップハンドルで、しかもステムの都合でかなり低いポジションなのだが、これとBB位置の関係から踏みやすく、回しやすい印象がある。BD-1の場合、どうしても前に蹴倒すようなポジションしか取れないのだが、MR-4Fでは蹴倒すことも、踏み下ろすことも自由だ。そういうポジションの自由度、姿勢の低さが、坂道で勇気の出るバイクになっている理由だろうと思うのだ。なるほど、こういうことを『坂道で勇気が出る』と表現しているのだな。
 明日は、やっぱりMR-4Fかな。


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