Strange Days

四国南部ツーリング4日目:足摺岬周遊

2008年04月30日(水曜日) 23時31分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:まだまだ好天

 四国南部を走る旅も、今日で実質最後だ。ホテルに荷物を置いて、足摺岬を走る。どう回るかは、足と相談しながら決めようと、適当に走り出したのだが。


 早起きが続いていたので、少し遅め、9:00にホテルを出た。着替え、電子機器類の一部を置いてきたので、多少は軽量化されたはず。
 今日の目的は、足摺岬だ。足摺岬で写真を撮れたら、後はどうでもいいと思っていた。
 土佐清水までは、R321を延々と走る。内陸部を通過するのだが、こんなに海に近いのに、川の水は清らかだ。これは大文字焼きの跡だとか。
 海沿いに出て、土佐清水方面に。時計回りに行こうと思っていたのだが、道路標識の『足摺岬』の看板を見ながら走っていたら、あに図らんや土佐清水市街に出てしまった。仕方ないので、この辺では圧倒的に強いコンビニ、スリーエフで豚バラ串、ハンバーグ握りを買って、適当に腹に収めた。
 さて、ここからはどう行けばいいのか。さっき痛い目に遭ったのに、それでも漠然と道路標識を信じ、なんとなく道を走っていった。もちろん、これは大間違いだった。
 土佐清水から南下する道を走り始めると、これが延々と登り。GPSを見る。多分、足摺岬に向かう途中の小さな岬を越える道だと思えた。なら、すぐ越えられるでしょう。ところが、全然下りになる気配が無い。首を捻りつつかんばっていたが、とうとう高度が100mを越えてしまった。さすがにおかしいと思ったが、あいにくツーリングマップルがバックパックに入ってない。まあ、ちょっと余計に走らされるだけだろうと思い、なおも走り続けた。
 お、おかしい。高度がどんどん上がっている。カーブを曲がる度に、待っているのはひたすらな登りだった。GPSの地図によれば、どんどん足摺岬の内陸部に向かっている。とはいえ、ここから引き返すのもなあ。
 高度が遂に300mに迫った頃、道路脇にこの辺の道路網が書かれているのを見つけた。曰く、足摺岬スカイライン。ス、スカイラインですか……。そりゃあ、登るわな……。結局、400mの稜線を越え、やっと足摺岬に下っていった。
 足摺岬は、ホテルが立ち並び、金剛福寺が鎮座している観光地だった。岬の入り口に立っているのはジョン万次郎君だ。
 まずは岬の展望台を襲う。右手には灯台が、左手には別の展望台が立っている。そして前方には大海原。波は穏やかなようだが、それでも足元の磯に打ち付ける波は烈しい。
 左手の展望台にも立った。打ち並ぶ崖がそそる
 そういえば、D70用のリモコンを持ってきたのだった。それで証拠写真も撮っておいた。
 帰路は反時計回りに走った。この辺は遍路道になっている。車道から少し外れ、細い遍路道を進む。車道は走るもんじゃないな。ここは遍路道を行かせてもらおう。歩きの遍路さんとよく会う。一昨日、同宿した方々は無事に着いただろうか。
 遍路道としては最長の区画なので、遍路のための休憩所を良く見かけた。ここは中に毛布も積まれていて、居心地良く一泊できるようになっていた。
 来た道に合流し、走り続けて宿に帰った。なんとなく空模様が変わってきたので、帰りを急いだのだ。部屋に入り、天気をチェックしたら、なんと明日は雨だとか。いきなり変わったな。まあ長旅だし、雨に降られることもある。この4日のうちに降らないでよかった。
 今日の走行距離は95km。

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