今日も今日とて樫尾川、藤沢経由で境川に抜けて帰る道を走る。紫陽花の偵察は出来るし、気持ちよく汗をかけるしで、いい道だ。大船を抜ける辺りはなんとかならんかと思うけどな。
さて、紫陽花の開花状況を観測しながら境川を遡り、かの可動堰に差し掛かった。今日は雲が多いため、19:00過ぎるとライトを点灯しなけりゃならなかった。しかし、この辺まではなんとか黄昏時の薄明かりが残っていた。
今日も可動堰は萎んでいる。こいつはなんというモノなんだろう。対岸に小屋が建っていて、恐らくはそこが操作所なんだろう。あそこにいけばなんぞ書いてるかな、などと思いつつ川岸の小さな看板に目をやったら、そこにヒントがあった。この堰が稼動した際の警告を書いたものだが、そこには『ゴムぜき』とあったのだ。ゴム堰、か。
帰宅してグーグル先生にお聞きすると、ようやく正体が判明した。
ゴム堰は山間部や平野部の土砂が堆積しないような場所では割と一般的な可動堰らしい。見た目の通りでっかいゴムのチューブで、通常は水流を妨げないが、必要に応じて空気、または水を注入すると、幅×高さ分だけの水を貯水できるというものらしい。思ったとおり、中間状態は無さそうだ。空気を使うのが一般的だとは意外だ。しかし水を入れると堰自体が重くなるのだろう。日本のあちこちに設置されていて、黒谷ダムなんぞは世界最大のものなんだそうな。うわー、見てみたい。
なんだか日本中のゴム堰を見て回る旅に出たくなってきた。手近なところ、まずは関東から始めることにしようかな。
こういう趣味のことをなんというんだろう。ゴムマニア? 嫌だな、すごく嫌だ。
こういう趣味の持ち主は、鉄ちゃん鉄子に倣えばゴムちゃんとでもいうんだろうか。嫌だな。すげえ嫌過ぎる。
追記:おー、
境川のは農業用なんだそうな。