Strange Days

萩周遊

2008年08月11日(月曜日) 21時12分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れだな

 今日は萩で遊ぶ予定だ。僕は一日萩を走り回るつもりで、姪たちは昼から海水浴するつもりのようだが、兄はどうしようかなと考えているようだった。
 午前中は義姉、姪(下)もレンタルサイクルで走ることになる。萩旧市街を横断する道を、ゆっくり走った。
 まずは菊が浜と橋本川を結ぶ水路から出る観光船に乗る。これも4年前に乗ったなあ。ちょっと船着場が上流側に移動していた。
 今日は風が少しあって、波しぶきが上がる。そのため、操船も慎重だった。しかし天気よく、眺めも最高だ。
 次に萩博物館に寄った。なんてことの無い展示物だった。これだったら熊谷美術館のほうが良かったなあ。
 食事は萩しーまーとで取るつもりだったので、ホテルに戻り、車で移動した。鮮魚店で鯖を買い求め、半身を刺身に、半身を塩焼きにしてもらう。鯖の刺身は、脂がとろりと甘く、旨い。姪たちは鯖の骨しか残さなかった。鯖の骨が柔らかかったら、何も残さなかったろう。
 午後は、兄一家は菊が浜で泳ぐことにし、兄も気が向いたら僕と合流するということで別れた。さて、自由時間だ。
 まずは伊藤博文生家に寄ってみた。東京の文京区にあったという伊藤の旧宅も移設されていた。旧湯川家に行きたくて、阿武川に掛かった橋を上っていると、日差しに頭がくらくらするのを感じた。これはいかん。出来るだけ涼しい場所で休みながら走ることにしよう。
 湯川家は水場に外からのせせらぎが引き込まれているのだが、これが涼しそうでうらやましい限りだ。今、こういう家を作ろうにも、水を引き込むのが不可能だろうな。
 橋本川に沿って走り、旧田中義一別邸に向かった。案内のご婦人と『4年前にも来たんですよー』などと話す。二階に上り、涼しい風に当たりながら、しばし寝転がって過ごした。
 その後、萩の外周をほぼ1周して、新堀川に掛かっている平安橋という古い橋を訪れた。とても古い橋で、江戸初期には架かっていたそうな。さらに中心部に戻り、菊屋屋敷の前にある久保田家、桂小五郎生家などを訪ね歩くも、あまりの暑さに消耗し始めていた。夕方には合流しなければならないので、いったんホテルに戻った。
 ホテルで兄たちと合流し、今度は夕日を見に笠山に上った。やや早めに行ったのが正解。日没直前に水平線に雲がわいて、陽が飲み込まれてしまったのだ。だが、それまでの眺めはやはり絶景だった。
 日没を見るのを諦め、ホテルに戻ってから、昨日とは違った店に向かった。その途中で毒々しいまでの夕焼けに遭遇した。なにか、今日も一日が無事に終わったなという感じだった。



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