Strange Days

D90でやっと試し撮り(したら色々魂消た)

2008年10月26日(日曜日) 19時03分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもりまれに雨

 今日も今日とてごろごろする。本当はNHKの日曜美術館でやってた、近美鎌倉の展覧を見に行きたかったのだが、昼頃になぜか雨が降ってしまい、出る機会を逸した。なんで、ここぞとばかりに降るかな。
 それでも、14:30くらいに、Bromptonで境川に向かった。やはりD90の試し撮りはせねばなるまい。
 まだ昼過ぎの早い時刻なので、ローディがえらい多い。それにしても、世の中はロード天国になってしまったな。わしもロードに乗るし、快楽指数の高さは知っているが、MTBの安楽さを知らないでロードに乗っている人がたくさん居るのだろうと思うと、なんだか不思議な気分だ。
 境川沿いは秋の花が咲き誇っている。ブタクサもたくさん咲いているがな……。見ているだけで、目がイガイガしそうだ。
 川沿いの団地に向き合っている、近所の人々が丹精しているらしい花畑を撮る。こういうシチュエーションだとD70との差をあまり感じないのだが、フォーカスの決まり具合というか、動作の確実さがぐっと上がっている。撮るのが楽しいくらいだ。この後、AF性能の向上振りを、身をもって知ることになるのだが。
 Bromptonと花を入れてみた。D70だとISO感度で400まで上げると、もう画像がざらついてひどいものになってしまったのだが、D90だとISO1600、もしかしたら3200でも問題なく実用できそうだ。自動感度アップの設定を1600にして使っている。
 まだ早い時間だったので、久しぶりに飯田牧場に立ち寄った。曇りがちの寒い天気だったせいか、また時間帯もあったのか、人は少ない。りんごのジェラードを食す。ここの濃厚なミルクと、りんごの爽やかな酸味がマッチしている。隣家の庭に成った柿の実を撮る。D70だと、こういう枝越しのシチュエーションだとAFが決まらず、手前の枝に合ってしまう場合が半々ぐらいだった。しかしD90では、狙っている柿の実にほとんど合ってくれた。数値上のスペック以上に、AF性能の向上をまず感じた。
 境川に戻り、また下っている時だった。支流との合流点付近で、一羽の鳶と遭遇したのだ。そういえば、飯田牧場からも、頭上を舞っているのが見えていたな。なにを狙っているんだろう。停まって、カメラの視野に収めた。
 その途端、彼奴めは急降下を始め、水面に一直線にダイブしていったのだ。そうか、川の魚を狙っていたのか。夢中で追いかけて、シャッターを切る。
 後で画像を確認すると、ダイブし始めた咄嗟の撮影でも、川面に近づいたススキ越しの撮影でも、ほぼピントが合っている。凄いな。D70だったら、9割方外している状況だ。こんな曇天下の、しかも地味な配色の川辺の風景の中でも、やはり地味な鳶にちゃんとピントを合わせるなんて。
 AF性能が高いおかげで、空を飛び回る鳶にピントを合わせるのもたやすいものだ。D70だと苦労したものだが、D90だと誰でもこういう写真を撮れるというわけだ。
 後で困ったのが、D90のRAWイメージは、Picasaだと現像できない点だ。正確には、まだベータ版のPicasa3だと現像は出来るのだが、ピクチャーコントロールの設定が反映されないのか、物凄く地味な表示になってしまうのだ。ViewNXで現像すれば良いだけだが、ViewNXは表示は速いものの、ピクチャーコントロールやアクティブD-ライティングの設定を変えた後の画像処理が、地獄のように重い。もう、クアドコアで4GBメモリにしたいくらい。本当にしちゃうかも。ともかく、まともに処理できる環境がViewNXしかないので、当面はこれで行くつもりだ。
 しかしD90、D70からの4年以上に技術開発の重みが、すべての面に如実に現れているのを感じた。俺的には、D90を買い足して大正解。素人だからデジ1買い替えなんて意味無いわけじゃなくて、たぶん素人だからこそ大きな意味があるんだろう。色んな敷居を下げてくれる、そういう改良を体感した。
 こうなると、D70どうするかなあ。持ち歩かなくなりそうだ……。
 帰路、地下鉄の高架に近い猫ポイントで、猫と戯れる。ここの猫は、よほど頻繁に餌付けされてきたのか、人間に対して全く警戒感が無い。座り込んでいると、勝手に寄ってきて、勝手に体を擦り付けてくる。あるいは、飼い猫が捨てられたのかもしれない。


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