Strange Days

大庭城址公園で夕陽を撮りたかったのだが

2008年12月29日(月曜日) 22時20分 デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:快晴

 今日はどこに行こう。もはや一日の半分*1を捨てて掛かっているワシだった。午後から近所をうろつこう。
 地図を見る。この辺で夕陽を撮れそうな高台というと、引地川の中流域にある大庭城址公園が目につく。ここは中世の扇ガ谷上杉氏が築き、北条氏がそれを奪取して以降、小田原城開城まで使われていた城の跡だ。結構な高台に見えたので、行ってみた。
 未知の場所を走るには最適のEPICを走らせ、長後の辺りから引地川に入り、概ねオフロードの川沿いを下っていった。長閑な風景だ。
 親水公園の辺りで川から少し外れ、西に向かう。市街地を少し走っていると、前方にそれらしい高台が見えている。ここかなと思う場所から丘越えコースを撮ると、中学校の前辺りに公園の門があった。駐輪場も整備されているのだが、なにせスタンドが無い自転車なので、適当な手すりに拘束しておいた。
 公園までは、やはり少し上るようだ。なかなか雰囲気があって良い感じ。管理棟の前には自販機があり、また数カ所にトイレがあった。
 丘の上に登り切ると、開けた場所に出る。『館跡』などの表記があるが、遺構は何もない。なんとなく往時を偲ばせるのは、漠然とした区割りの跡だけだ。
 さて、早速撮影ポイントを、と思いつつ徘徊し始めて、すぐに根本的な誤りに気づいた。ここは城跡だ。多くの城跡は森に埋もれている。ここも例外ではない。つまり、周囲の見晴らしが悪いのである。外の風景は、生い茂る木立を通じてのものになるのだ。これは、ダメだ。
 がっかりしながらも、ともかく公園の中を歩き回って、結局は登り口の辺りからビル越しの夕陽を撮るくらいしかないと思った。こりゃあ、葉のある季節には眺望ゼロだろうな。
 帰路、エネルギーが足りなく思えたので、何となく憶えていた近くのかつやに入り、カツ丼を補給した。それから当てずっぽうに走り、境川に抜けようとした。結局は日大の辺りを超えて、六会の駅から境川へと東進するルートになった。真っ暗な境川を凍えながら走り、帰宅。


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