Strange Days

鴻巣~深谷鴨葱ツーリング

2009年02月21日(土曜日) 23時55分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , , 天気:晴と強風

 今日はtomo&kaz企画の埼玉北方ツーリングの日だ。当初の予定では9:00にJR戸田公園駅集合の走り企画だったのだが、強風吹きすさぶ天候を鑑み、断腸の思いで鴻巣11:00集合のお気楽系企画に堕落した。無論、我輩は大歓迎である。自転車もBromptonに変更し、1泊分の荷物を抱えて現地に向かった。
 鴻巣駅に概ね時間通りに集合し、まずは近くにある雛屋歴史資料館を見学する。古い蔵を改造し、古い雛人形を鑑賞できる場所だった。展示販売もある。庭にの木があったので、そこで記念撮影などする向きもあったようだ。ここで自走してきたRoy氏が合流に成功。やはり風のせいできつい道行だったそうだ。
 次に向かったのが、鴻巣市役所。なんでと思ったら、ここでひな祭りを期して雛人形大集合企画があるらしい。
 まず玄関前にずらっと並んだ雛人形にびっくり。何段飾りになるのだ。一つ一つ表情が違っていていいね。仕丁集団か。後ろから撮ると、なんとなく巨大女学院の卒業式という光景だ。
 だが雛人形物量作戦は玄関に留まらない。ホールに入った我々を迎えたものは! ホールの天井に達しようかという、巨大雛壇、いやピラミッドであった。なにか、現代社会の構図を思い浮かばせるものがある。ホールからの階段も雛壇化されていた。2階からピラミッドを撮る。我々の間では、内部に巨大雛人形が隠されており、危機の際には中から登場するという説が有力であった。危機ってなによ。
 やはり物量には敵わないのか、という不条理な敗北感に捉われながら、市役所を後にした。
 少し走って昼食。農産物直販センターにあるうどん屋で、肉汁ぶっかけと掻揚げを。他にも中華やパン屋があるらしかった。このうどんが非常に腰が強く、食べ応え満点だった。掻揚げも巨大だし、葱と天カス入れ放題なのも良い。
 走行距離が縮まったこともあり、やや足を伸ばして旧蹟めぐりも盛り込まれた。この石田提は、秀吉が北条氏を攻めた際、石田三成らが水責めを行った遺構だ。水責め自体は失敗に終わったらしい。三成の武威が低く見られるのに関係しているのだろうかね。
 次に立ち寄ったのが、県名の元になったというさきたま古墳群。6世紀中葉の古墳群で、大和政権初期にこの地に封された国造の墳墓ではないかという。近くの土産物屋がディープで、出土した埴輪なんぞを売っていた。ここで埴輪のミニレプリカを買った。わんこと武人像はともかく、左右の宇宙人っぽいのはどうよ。なんで目がこんなにあるんだとか。ってか、なんで買った。
 さて、行田市は足袋生産が盛んな地で、その博物館もあった。15:00閉館ということで間に合わなかったのだが、特別に入れていただけることになった。1階は体験系のコーナーで、稼動状態のミシンなどが並んでいる。2階が陳列室で、手回しミシンなんてのが置かれていた。これ、サイクル用品の小細工に便利そう。
 ここらでおやつでしょう、ということで、かねつき堂という店に入る。甘モノ屋っぽい店構えだったが、地区集会所のごとき座敷もあり、そこで寛げる。謎の物体、ゼリーフライ。ゼリーを揚げるなんて、どんなゲテモノと身構えたが、実はあのゼリーとは何の関係も無く、おからをコロッケ風に仕上げた揚げ物だった。B級グルメ系のお味。こっちは通称フライ。超簡易版お好み焼きというか、粉系のおやつだ。
 この先、車道を延々と走る、ややつらい道行の果てに、宿のきんとう旅館に到達。合宿しているのかお子様が多くて弱ったが、風呂に入ってからいよいよ鴨鍋。この身を肴にする捨て身の攻撃も掴み十分で(謎)、料理も旨くて酒も進んだ。料理の出され方が謎だったが*1
 部屋を変え、通称歯軋り部屋(謎)で酒盛りが続く。おやぢ殿持込の濁り酒が旨すぎて、ここで遂に酒を過ごしてしまった。後で眠る際、胃腸がハングアップしてしまい往生したものだ。ともあれ、非常に美味な酒でした。あっ、おやぢ殿に金払うの忘れた気がする……。後でよろしくお願いします。お慈悲で高利は御寛恕願いたし(平伏)。
 ともあれ、走行距離と時間の割りに盛りだくさんなツーリングだった。


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