Strange Days

Exilim FH20を手放す

2009年03月09日(月曜日) 22時35分 デジタルカメラ 天気:くもり

 うーむ、使いこなせない。
 昨日の旅にはFH20を持っていった。しかし、操作性の低さにとうとう愛想を尽かした。一見して、ハイエンドのコンデジ然とした佇まいなのだが、このカメラのインタフェースはボトムエンドのそれを踏襲してしまっている。メニューありきで、ちょっと複雑な設定で撮ろうとすると、いちいち深い階層まで降りなければならない。ではカメラ任せで万事オッケーかといえば、そこまでは基本性能が高くないのである。特にAF性能の低さには参っていた。なんだってこんなにバランスの悪いカメラなんだ。
 とはいえ、まったくダメダメかといえばそうでもないのが厄介なところだ。本当にごく基本的な、つまりメモ撮り程度なら悩むことは無い。旅行先で風景を撮るくらいなら問題は無い。またこいつの売りの高速連写はやはり強力だ。ハイエンドの一眼デジカメでも撮れないものが撮れるという意味では、これは無二の存在だと思った。
 が、その高速連写*1をちゃんと使いこなすのが難しい。鳥を撮る人だったら、明るく撮れる場所を見つけて、それにあわせた設定をした上で待ち受けることも出来るだろう。でも僕みたいに立ち寄り先でたまたま適した被写体に遭遇した場合なんて、なかなかきちんと設定することも難しい。それでワンチャンスをモノに出来るかといわれれば、無理だろう。
 そういうわけで、旅行用カメラとしては旨みが無いし、このカメラの特性を生かした使い方も考えてないしで、結局持て余してしまったのだ。翡翠との何度かの対決で、このカメラの凄さの片鱗を垣間見ただけに、なんとも敗北感に満ちた決断ではある。
 代わりに何を買うかな。やはりPowershot SX10かな。


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