Strange Days

第12回東京・南会津サイクルトレイン1日目

2009年05月16日(土曜日) 22時57分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ 天気:くもり時々雨

 今回は比較的走らないBコース、さらにはレンタルサイクルでの参加だった。雨も降りそうだしラッキー、と思いもしたが、どうせなら晴れの方が良いに決まってると思ったりもした。
 ところがところが、雨の南会津、素晴らしいのです。



 さて、今日から春のサイクルトレインだ。最後の皆勤賞人間という重圧もあり、半ば義務のようにウキウキと申し込んだ。
 今回、コースを一見して見慣れない地名の多かったBコースにした。しかもレンタルという腑抜けぶり。毎度毎度、重い自転車を担いで行くのに疲れたのと、ちょうど仕事山の真っ最中で精神的余裕がなかったのとで、ついつい易きに流れる拙者であった。
 朝、4:30に起床し、5:30の地下鉄で立場から上大岡に、さらに京急に乗り継いで浅草まで出る。自転車無しの手ぶらなので気楽なものだ。部屋を出るとき、既に雨がぽつぽつと落ち初めていて、レンタルにしてよかったとつくづく思った。雨の中を走るのは良いのだが、その後の始末が鬱だ。
 昨日は休みだったのと、自転車の事を考え無くて良かったのとで、旅の準備は完璧だぜと悦に入りつつ浅草に降りたところで思い出した。タオルを忘れた。osz
 コンビニで昼食とともにタオルも買い、墨田公園に向かった。幸い、浅草では雨がまだで、前回のような悲惨な状況にはならずに済んだ。何時もの面々にまじって、谷口氏の顔も。あれ、参加するのと聞くと、お見送りだとか。
 いつものようにホームに向かうのも、自転車無しなので楽々だ。電車は南会津に向けて走り出した。同じボックスにはなぎの女史旦那氏、LEVELのロードに乗る初老の男性だった。途中駅で恒例のお見送りがあった。あれ、さっき別れた谷口氏とKimrinじゃね?
 下車駅は会津高原尾瀬口だった。下車してからレンタルサイクルを受け取る。四角パイプモデルのHARDROCKだった。ちなみにこれは、珍しいMC-1電動アシストモデル。我々Bコースはここからバスに乗り、高杖スキー場にスキー場に向かったようだ。ようだというのは、GPSの類を持って行かなかったので、どこをどう通過したのか、いまいち把握してないからだ。スキー場から会津駒ヶ岳方面を見渡すと、ごらんの通り残雪をたっぷり戴いた峰々が。
 ここからしばらく、ダウンヒルを楽しむ。そして八総から舘岩川沿いに舘岩方面に走るのだ。ちょっと空は暗いが、森の萌え立つような黄緑色が素晴らしい。幹線道路を避け、淡々と走る。南会津では、なぜか相当な面積の芝桜が方々にある。道を見るのに飽きて脇見すると、きれいな桜色や白の芝桜が和ませてくれるのだ。
 舘岩の観光案内所に着いた前後から、パラパラと降り始めた。あまり強くはないが、上半身を濡らすのは嫌なので、とりあえずレインスーツの上だけ着込んだ。
 さらに走る。支流の湯ノ岐川に入り、少し遡ると今夜の宿、湯ノ花温泉は末廣に行き当たった。しかし、今は通過して、さらに上流を目指す。さらに遡った水引の集落が今日の目的地だった。ここは日本の原風景として紹介されている場所で、茅葺き屋根が現役で残っている場所だ。それほど著名な場所でもないので、前沢ほどにはショーアップされていない。それが良いという人も多いはずだが。
 僕は間借り屋に関しては遠野でお腹一杯なので、早々に川沿いにある清水を見に行った。美味しい水だ。暑い時期にはさぞかし甘露であろう。
 この集落にも芝桜は多い。ちょっと暗いとすぐ手振れするXacti CA6で、接写を試みた。
 さて、今度こそ末廣に向かう。高級な旅館で、ちょっとお高いのでサイクルトレインではあまりお世話になってないのだが、今回は何故かここが宿だった。前回ここに止まったのは、第3回の時だった。その時には玄関横に控えている名犬パルで犬分を補給しまくったのだが、今回はご覧のようにおねんね中だった。
 いったん荷物を置き、宿の外に散歩に出かけた。芝桜に限らず、この時期は花が多い。宿の裏手に回ると、民家の前に赤い芝桜がざーっと広がっている。
 裏手には湯ノ岐川が流れているのだが、その対岸には意味ありげな小屋がある。実はここ、共同の露天風呂なんだとか。ここに限らず、小さな集落には共同風呂がいくつもあった。
 さて、夜のお楽しみは夕食。南会津は野菜も果物も魚も美味しいが、米だってうまい。なんでも、日本でも最上級の米が取れる土地なんだとか。
 早々に布団で沈没し、寝てしまった。

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