Strange Days

Olympus PEN E-P1

2009年06月17日(水曜日) 10時58分 デジタルカメラ 天気:くもり

 各種報道をじっくり眺める。反響は大きいみたい。このセグメントのカメラは、意外な需要を喚起するかもしれない。
 物理的な大きさからいっても、重さからいっても、既にコンデジと真っ向勝負できる水準だ。レンズ次第だが、今出ているレンズ2種どちらを取っても、我がPowerShot Sx10よりもコンパクトで、軽くなる。コンデジと逆転してしまっている。とはいえ、Sx10は万能カメラなので、そこを割り引く必要はありそうだ。新PENに20x級のレンズを着けるのは、あまりにも不釣合いだし。これはやはり、パンケーキを付けるか、せいぜい広角から3倍程度のズームを付けるのが似合っている。そういう意味では、発売予定のダブルズームキットだけで完結出来てしまうかも。
 EVFが無いのは、考えれば考えるほど痛い。そんなもの入れるスペースが無いのは分かるのだが、外付けで用意できなかったかな。悩まず、外付け光学ファインダーでバシバシ撮れというのがオリンパスの言い分なんだろうか。でも設定に凝れる一眼を名乗る機械だからこそ、リッチなインタフェースを用意して欲しかった。
 動画がM-JPEGなのは別に気にならないな。後で適当なフォーマットに変換すればいいんだし、記録速度さえ間に合うなら、この先の記録メディアの低価格化と容量増大が、記録サイズの大きさを解決してくれるはず。
 背面モニタが3インチ23万画素液晶なのにはエッと驚いたが、視野角を大きく取りたくてこの選択だったんだろうか。マニュアルフォーカスが難しいと思うのだが、そんなカメラではないという主張なのだろう。
 水準器がついているらしいのはナイス。ほとんどの一眼には縦位置センサーが着いているのだから、この先も広まって欲しい機能だ。
 後は不満も、気になる部分も無いな。フラッシュは内蔵しなくても、どうでホットシューがあるんだし*1
 最大の問題は値段か。レンズ込みで10万、ダブルレンズキットだと12万という設定だと、あえてパナソニックのG1/GH1に走る人も多いんじゃなかろうか。あれは値頃感があるし、比較対象が現れたことで余計にそう感じる人も多いはず。
 新PENは気になるカメラだが、まずは実物を触ってからだな。背面モニタでどこまで使い物になるか、確かめたい。


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