Strange Days

実家で自転車を磨く

2009年08月20日(木曜日) 20時24分 自転車 ( 自転車いじり ) 天気:快晴

 今回、実家までは自転車を持って帰らなかった。SatRDayは畳めるリカンベントという点では最強だが、普通の折り畳み自転車としてみるとサイズ、重量とも結構なものだ。そもそも、実家にはHardrock号がある。横浜に持ち帰ろうかと思いつつも、実家にあると便利な自転車なので置きっぱなしになっている。しかし、兄が使っていた期間に錆だらけになっていたので、今回は整備用具を別送して整備しておくことにしたのだ。
 昼過ぎ、まずはモリスで腹ごしらえをと、Hardrock号で中通に出た。あれー、今日は休みよー。今日まで盆休みだった。Hardrock号はチェーンは真っ黒、ボルト類の多くが錆々だが、駆動系は案外に良好だ。でも真っ黒だ。
 一度帰宅して実家で飯を食い、またHardrock号で外出。横浜から送っておいた工具類、クリーナーを背負っていった。しかし、ブラシと錆落しを入手せねば。市中のホームセンターを訪問し、ブラシと錆落とし、さらにクッキングペーパーを買っておいた。クッキングペーパーは丈夫で繊維が脱落しにくいので、機械類の洗浄に便利だ。
 掃除は近所の公園で。水も手に入る。まずは」チェーンを洗う。クリーナーをかけてブラシで磨くと、黒一色だったチェーンが銀色の輝きを少し取り戻した。少しだけなんかい。いや、汚れが凄くてさ。これは一度では落とせそうに無い。実用上、問題無いと思われる程度まで清掃する。
 スプロケットは、外してばらしてから洗う。チェーンホイールはそのまま洗浄。
 問題のボルト類の錆は、錆落しをブラシでこすりつけ、かなり落としておいた。
 とりあえず、チェーンにオイルを挿し、組み付ける。しかし気になったのが、グリスを塗布しなかったことだ。手許に無かったからだが、この先長期乗らないことを考えると、やや不安だ。グリスは専用品がいいだろうと、トップバイク・サイキに買いに行く。店頭にはフィニッシュラインのものしかなかったので、店主にデュラグリスは無いか聞いてみた。取り寄せになるという。『フィニッシュラインの方が高級ですよ』と漏らしたので、ちょっと深く聞いてみた。店主の経験から、ハブやBBのような高負荷部では、フィニッシュラインの物の方が耐久性がいいんだとか。この点は値段相応だと思われる*1。これは意外だった。フィニッシュラインもデュラグリスも使っているが、どっちかというとデュラグリスの方がもちがいい気がしていたからだ。しかし、そもそも僕の使い方で、もたない云々の前に、新しく塗布しなおしてしまうだろう。
 他にもベアリングの耐久性はカンパでっせなど、有益な話をうかがえた。とはいえ、カンパは高すぎだし、シマノのパーツでベアリングの寿命が来たものはまだ無いのだが。
 しかし、これでちょっと目が覚めた僕は、ホームセンターに戻って安い*2リチウムグリスを買った。そんなには乗りまくらないのだから、安いのでいいではないか。
 夕方になっていた。大和ミュージアム裏手のデッキに行き、ぼんやり海を眺めた。振り返ると潜水艦が陸揚げされているここは、凄い眺めだな。
 コーヒーを飲みながら、港を出入りする船を眺めていると、いつの間にか夕暮れが迫ってきた。明日は、もうちょっと気合を入れて走ろう。


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