Strange Days

新春しまなみ走り初め(激坂から)ポロリもあるよ

2010年01月04日(月曜日) 22時25分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 天気:晴れ

 一昨年の正月に走ったしまなみが、意外に明るい雰囲気で良かったので、今年も走ることにした。今年はポケロケで走るので、激坂の登坂性能も見てみたい。ということで、いずれかの展望台も走破するつもりだった。
 ポケロケはキャリアやバッグアタッチメントの類を着けてないので、荷物は全部背負う。最近出番が少なかったドイターのクエーサーを背負ってゆく。大きく湾曲した背板のせいで実容量が少ないのだが、風通しのよさは無双だ。
 いつものように尾道まで電車で出て、駅前渡船で向島に渡り、島の南側を走った。因島大橋の眺めといい、走りやすさといい、こっちを推奨ルートにしたいくらい気に入っている。今日は天気も良い。もっとも、遅くに天気が崩れそうという予報だったのだが。
 因島大橋を渡り、因島を淡々と通過して生口橋を渡って生口島に。ちょっと腹減り気味だったが、大山祇神社までがんばろうと思い、しおまち通りの岡哲でコロッケを2つ買い食いした。これで充分もつだろう。
 大山祇神社には、ちょうど昼時に到着した。まずは昼飯にと思い、周囲の食堂の類をのぞいて見たが、意外に客が多い。結局、キャパシティの大きいせとうち茶屋に入った。なんとなくメニューを見て、鯛めしと肉うどんのセットを注文する。来てからしまったと思ったのは、このセットは一昨年も注文してがっかりした組み合わせだったことだ。いささか至らない鯛めしにがっかりしたが、まずは別に炊いて載せてある鯛の身を解し、ご飯に混ぜた。おー、大分マシだ。しかし、やはりちゃんと炊き込んで欲しいところ。
 大山祇神社では、鳥居と本社の間の境内に、総門なるものが建設中だった。どんなのが出来るんだろう。
 参拝を済ませ、再び島の西に折り返した。多々羅しまなみ大橋を写真に撮り、大三島橋を渡って伯方島に渡る。さすがに寒すぎて、今日は塩アイスを食す気分にはなれない。
 大島大橋を渡って大島に渡ったところで、一思案だ。時間は15:00前。今から頑張れば亀老山展望台に日暮れ前には上れるだろう。しかし、まだポジション出しも慣らしも終わってないポケロケで登れるのか……。まあ、足の調子を見て決めよう。とりあえず、大島縦断ルートに進路を取った。
 縦走ルートをそろそろと登る。足の調子は悪くない。しかしポジションがいまいち合ってないのか、左足脹脛上部の筋がずっと自己主張し続けている。今にも爆発しそうだ。そこでサドルをわずかに*1さげ、10mmほど後ろに引いてみたら、ずいぶん踏みやすくなってきた。これなら行けそうだ。
 来島海峡大橋への最後の下り手前で南に向かい、山道を進み始めた。いやはや、すげえ傾斜だよ。このポケロケの構成でコンパクトクランクにすると決めたとき、man氏に『そんなに足回しますか』と揶揄されたのだが、着けてよかった、34Tじゃないとまわしきれない。インナー・ロー(34T/28T)を容赦無く使いながら、ゴリゴリ登って行った。
 登りの途中で『頂上まで2km。アイスが待ってるよ』などという看板を見かけたので、楽しみにしていたのだが、展望台に着くと売店は当たり前のように休み。まあ、俺の人生などこういうものだ。
 展望台はエライごつい造りだった。ちょうど日暮れ時を待つ頃で、僕が登った時には人っ子一人居なかったのに、帰る頃には結構な人出だった。展望はすばらしい。360°遮る物の無い眺望が開けている。中でも来島海峡大橋はその全貌を見下ろすことが出来る。
 このまま夕陽を待ちたかったが、橋の上でナイトランは嫌だし、寒いので、とにかく下りることにした。
 下り切り、来島海峡大橋を見渡す辺りで、素晴らしい夕景に出会う。
 橋を渡りきり、毎度の宿のサンライズ糸山にチェックイン。今日は4人部屋に1人だ。フロントのお姉さんに聞いてみたら、自転車をそのまま持ち込んでもかまわないという。早速部屋に持ち込み、ポケロケを愛でながら時間を過ごした。
 夕食はレストランでセットメニューを頼んでおいた。ここの飯も馬鹿に出来ない。特に鯛めしはうまい。少なくとも、今日の昼食ったもどきよりは。
 明日はどう走ろうかと悩みつつ就眠。


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