今日は別府をだらだら回って、あっ、それから明日の受付をしなくちゃだわ。
いやあ、晴れが続くなあ。ここ数ヶ月の実績を鑑みるに、何日かは確実に降られるものと思っていたのだが。案外に一度として降られることなく、最後のツールド国東を迎えようとしている。考えてみれば、僕は単独のツーリングで、こっぴどく降られたことがないのだな。
さあて、今日はツールド国東前日の受付に行かねばならないが、それまでは別府をうろつこうと思う。まあ地獄巡りだろう。というわけで、ホテルを実にゆっくりと出て、ポケロケを金輪温泉方面に向けた。別府は実に坂の町だなあ、などと思いつつ、細い道を選んではジリジリと登っていった。
自転車をテキトーに停めて、まずは白池地獄から巡り始める。さすがにどこも人が多い。それにしても、地獄と言うには長閑な風景だ。
各地獄自体は既に回ったことがあるので、興味は別のものに向く。山地獄の動物たちだ。
リスっていたっけ?
フラミンゴって陽光の下では映えるな、などと思いつつ、他の地獄も巡っていった。後で鬼山地獄に行ってないことに気づいた。1回コンプリートは次回の宿題。
昼食はどうしよう。地獄群の中心にある秘宝館の並びにある喫茶店を当てにしていたのだが、見あたらない。潰れたか。じゃあ、海岸でコンビニ飯を食うか。そうしたいのは、空がとても広いから。軽くと思って、にぎりめしにおかずを数点あてがい、キリン・フリーを供に海岸の公園でお昼にした。フリーはビールのつもりで呑むと救いがたいが、安全にビールを飲んだ気分になりたければ最高の友だ。
さて、明日の受付をしてもらおう。ホテルを出る前にリアラックを外しておいた、やや軽量化されたポケロケを別府駅から輪行する。やや軽量化とはいうものの、元々軽いし、ラックもそれなりの重量なので、気分的にずいぶん軽く感じる。
車中、同じく別府から輪行された方と話す。てっきりツールド国東に参加されるのだと思っていたら、実は北九州のご自宅からの旅行中なのだとか。ツールド国東の話を色々していたら、興味を持たれた様子。そこで受付会場までご一緒しましょうと言うことになった。
杵築駅で降り、自転車で住吉浜に向かう。杵築まで輪行したのは、明朝も同じルートを取るつもりだからだ。ちょうど同じ目的らしい先行者がちらほら居たので、道に迷うことはなかった。しかし、足が回らない! 昨日までの疲労に、今日の別府の坂が意外に堪えている。まあ、それは、いつものことで。
住吉浜リゾートパークは、少し前に破綻したと聞いていたが、ちゃんと営業している。5/1から再開されたらしい。
会場で早速受け付けてもらう。今年の参加賞は巾着バッグだった。Tシャツの予定だったのが、こっちの方を望む声が多くて変更されたのだげな。僕もこっちの方がいいかな。ちょっとした遠出の際に役立ちそうだ。
杵築に戻り、同行していた方が『来年は参加しようかなー』と悩んでおられるので、さりげなく背中を押しておいた。別れ際に名前を交換。甲斐さん、来年は是非参加を。でも僕は参加できるか分からない。
自走で別府に戻る気になった甲斐さんと別れ、輪行で別府の宿に戻った。夕食は昨日で味を占めて、食べログの上位リストから順繰りに探していったが、トップ5全て満席&予約一杯。今日は昨日より断然人が多いもんな。結局、コンビニ飯で済ませる拙者だった。
ホテルで、明日のためにポケロケの整備をする。このために工具とチェーン洗浄セットを持ち込んだのだ。整備を済ませ、不要な荷物を一式、トラベルケースに収める。これは宅配便での発送を依頼するつもりだ。そして身軽になって、明日のツールド国東本番に望むのだ。完走できるかな。
