Strange Days

そうだ遠野に行こう2010/初日

2010年09月23日(木曜日) 23時17分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , , レジャー , 天気:くもり時々雨

 初日はそぼ降る雨の中、新花巻駅周辺の箱物を襲った。


 5:15くらいに起床。朝食を軽く取りながら、バックパックをちゃちゃっと詰めてゆく。電子機器類の充電を直前までやっているので、出発直前でないと荷詰め出来ないのだ。だが、予め選別していた衣類、メンテナンス用品、電子機器その他をつめ込むだけなので、それほど手間ではない。一方、自転車は、今朝が雨という予報だったので、昨夜のうちに輪行状態にしてあった。前輪とペダルは外し、ポケロケを畳んでCBあさひのポチット輪行袋に収め、前輪を内袋に入れて固定し、ヘルメットと外したペダルを適当に固定しておく。軽いポケロケで助かる。雨の中を重量級自転車を担いで歩くのは、気が遠くなりそうだから。ちょうど雨脚が止まっていたので、その隙に駅まで歩いた。
 立場駅から地下鉄に乗り、戸塚でJRに乗り換え、東海道線で東京駅に出た。ここから東北新幹線に乗る。程なく、同行者たちが続々と現れる。
 東北新幹線には荷物ラックがあるので、コンパクトになる小径車の運搬には助かる。
 仙台であゆ子女史と合流の際、こぐ氏が果敢にも*1駅弁をせしめて来た。鰈の縁側弁当。脂が載っていて美味。
 新幹線は新花巻に着く。さてどう行動するか。短い協議の結果、当初考えていた花巻駅方面への移動ではなく、新花巻駅南方に点在する箱物を襲うこととなった。雨も降ってるし、これはやむを得ない。なんでもお目当てだったイギリス海岸*2は、増水時にはちっとも見えないので無意義とのことだった。
 さて、南方に少し走ると、まず最初に花巻市立博物館がある。以前にも訪っていたが、多少レイアウトが変わった感じがあった。じっくり見てゆくと時間がないので、飛ばしたが、戦前の報道写真などトラップが散見され、意外に時間を食った。
 次に宮沢賢治記念館を。と、その前に、その対面に蕎麦屋を見つけたので、そこで腹ごしらえすることとした。なめとこ山庵という蕎麦屋で、天ざるを頂いた。蕎麦もだが、天ぷらの加減が絶妙であった。
 ものすごい激坂という伏兵にやられながら、宮沢賢治記念館に入る。中は、当たり前だが宮沢賢治一色だった。賢ちゃん*3って法華宗だったのね。情熱型の人にありがちな陥穽だわ。
 ここでコーヒーを喫しつつまったり過ごす。女性陣が別棟の土産物屋を漁りに行ったからだ。外はまだ雨が続いている。遠野で夕食を捜すのは大変かもなあ。
 記念館を出て、別の記念館に。こっちは新渡戸稲造君を顕彰する方だ。いったん、南に坂を下り、西に向かうとある。もちろん新渡戸稲造を顕彰しまくっていたさ。だがボランティアでガイドをしているらしいおっさんが、稲造君より、札幌農学校の先輩、佐藤昌介を持ち上げまくっているのが可笑しかった。
 さて、だんだん暗くなってきていたが、最後に宮沢賢治童話村を襲った。ここは博物館の並びにあるので、いったん坂を登り返す。きっと人を舐めた施設だろうと構えていたら、意外に楽しめる。視覚効果に訴えた展示の多い"賢治の学校"、一群のログハウスそれぞれに一つのテーマを割り当てた"賢治の教室"は特に。
 閉館時間を過ぎたので、新花巻駅まで戻る。それほど雨に振られなかったのはラッキーだが、今日の走行距離は10km前後しかなかった。
 ここからは快速で遠野に移動する。その間に駅弁を食べようということになり、駅弁屋さんと交渉して、取寄せてもらうことになった。その間、輪行準備して、離れた場所にある在来線ホームまで荷物を運びこんでおいた。
 車中で弁当を済ませ、下車して遠野YHに向かった。到着は19:30くらいだった。部屋割りは、4人部屋に女性陣3名を、ツインにまき氏と拙者が、残りをドミトリー部屋*4に詰め込んだ。ミーティングと観光案内の後、ドミトリー部屋で禁断の酒盛り*5があったらしいが、拙者はさっさと寝てしまった。あんまり走れない一日だった。

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