Strange Days

近美鎌倉まで往復

2010年10月02日(土曜日) 22時34分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 美術館 天気:晴れ

 昨日は早めに寝たせいか、ちょっとヤル気が出た。どこ走ろう。本当は北方の八王子界隈をうろついてみようと思っていたのだが、雑用を片付けていたら昼になってしまった。そこで、久しぶりに神奈川県立近代美術館鎌倉館まで往復してこよう。自転車はMasterXLを選択。
 まず長後のCoCo壱番屋でカレーを食ってから、境川を南化して行った。の季節だねえ。
 江ノ島まで出てから、鎌倉まで走る。人が多い。鎌倉としても多い。かき分けるようにして走り、近美に至った。
 今日は岡崎和郎という造形作家の個展だった。直感的でない、難解な作品を作る人だったので、思わずじっくりと見る。メモを取ってきた。そのまま書き下すと。

御物補遺
それを鑑賞すると言うより、それが産むもので表現する。『包丁』という作品は包丁から取った鋳型とそれで作った内容で構成される。ただし半形。我々は鋳型から包丁の実在を感じるのだが、その生成物からはにせものらしさ、作り物らしさを感じる。

ひさし:ひさしが付録するはずの建物本体の存在を感じよ。

空間の手:難解(要するに掴み所がない)

皆難解だ。しかし永平寺あたりにごろりと転がっていたら、違和感皆無だろう。

遠くから眺めるというより、近くでまじまじと観察したくなる作品が多い。

核に関する作品も多い。

ヒロシマタイム:ヒロシマの時間は8:15で止まっている。だが作者は
、黒い雨は大地に降り注いで浄化されるという。その意味で現在の問題なのだと。

 核に関する作品からは、他の作品とは異質な生々しさを感じた。それ以外の作品からは、高踏的というか、余人の及ばぬ領域で知的な考察と遊びに耽っている観があった。ううむ、もう一度来るかな。
 別館の方では、保田春彦の膨大なクロッキーを陳列。クロッキーはみんな裸婦ばかりだが、あまりにも沢山のポーズが描写されているので、思わず筆跡を指で追ってしまう。絵を描く人が見ると参考になりそうな気がした。その間にポツポツ陳列されている、『白い風景』シリーズは、どこにもないはずなのに、どこかにありそうな建造物の造形。
 帰路は西鎌倉によじ登って、柏尾川に出てから、境川をさかのぼった。こういう芸当は、リアルロードのMasterXLは得意だ。
 夕陽を撮る。雲にかからない夕陽を撮れた。この画像を撮影したPowershot SX10にはEye-Fiを差してあったので、早速アップロードしようとしたのだが、失敗した。なぜに? 300kBPSのB-MOBILE U300ではきついのか。


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