Strange Days

雲州ツーリング2010移動日

2010年11月19日(金曜日) 23時54分 , 美術館 天気:晴れ

本行程は明日からで、今日は移動日だが、その間に見ておきたいところもある。そういうわけで、今日からお楽しみモードだ。
 さてさて。朝は5:20立場発の地下鉄で上大岡に。さらに京急に乗り継いで、羽田に向かった。
 羽田は、大勢の旅行客でごった返し、早々にゲートを潜る。ロビーで同便のこば氏に会うかと思いきや見かけず、そのまま機上の人となる。
 A320は少しだけ揺れたが、概ね平穏に米子空港に送り届けてくれた。米子空港が米子鬼太郎空港なんて名前になっててびっくり。
 手荷物返却所でこば氏と会う。こば氏はBromptonを持参している。手ぶらな拙者とは別コースを辿らねばならぬ。ならば、と、安来駅での再会を約して別れた。その安来駅から出るバスで、足立美術館という有名どころを襲うつもりだった。
 さて、別れた僕はというと。バスで米子に出た。時間はあるし、米子駅周辺の見所を見て回るつもりだった。その間にHT-03Aで泥縄式に観光情報を漁るが、ピンと来る所が無い。
 結局、以前も通った元町サンロードという繁華街(だったシャッター街)を通り、市役所方面に歩いた。その方向に山陰歴史館という博物館と、美術館があった。佇まいを見て山陰歴史館を取った。ここは旧市庁舎を流用したものだが、歴史館としてはここに移転する前からあったようだ。無料だが、意外に見応えあり。雑多な生活資料の蓄積があり、中にはタイガー計算機や漢字タイプライターなんて遺物もあった。
 駅方向に歩きながら、突然に空腹感が襲ってきた。朝は軽かったし、もう昼前だしなあ。近くの店で適当に食って、駅に歩いて行った。意外に遠く、15分は掛かったろうか。
 駅に着き、時刻表を見ると、まだ40分ほど時間がある。近くの喫茶店でケーキセットなんぞ食している時、はたと気づいた。カメラが無い。
 どこかで落としたか。そう、さっきの店か、歴史館の前で荷物を下ろした時だろう。時間は30分しか無い。
 大急ぎで引き返す。競歩ピッチで慌ただしく歩き、まずは食事した店に入った。すると、店の兄ちゃんがアッという顔になって、すぐにカメラを出してきてくれた。良かった! なんでも、あの時に気づいて、追っかけてくれたそうだが、見失ったそうだ。ありがたい。何度も礼を言いつつ、急いで駅に引き返す。駅までは遠いが、あの兄ちゃんの厚意を無にするわけには行かない。ハイペースで歩き、なんとか間に合った。これで米子の印象はグッと良くなった。でも、あまり見所無いな。
 安来駅に着くと、(あ)氏に遭遇。こば氏はと思って電話を掛けたが留守電。喫茶室で昼食をとる(あ)氏を邪魔しながら待っていると、連絡がついた。駅の駐輪場に自転車を入れるという。そして3人揃った。
 この先、足立美術館を訪いたい。そこまでは無料送迎バスがあるのだが、バス乗り場を見るとえらい行列だ。しかもバスは小型。その近くで、行政のやっているイエローバスという巡回線の呼びこみをpやっていたので、そっちに乗る。有料だが、まっすぐに美術館には行かず、あちこち回るので、これはこれで面白かった。
 さて、バスは美術館についた。規模の大きな美術館で、最近新館が開館して、さらに拡大している。入館料を支払い、連休直前とはいえ平日なのに混雑気味の美術館内に入った。
 庭園はさすがに見事。実は美術館から車道を挟んだ小山の上に、なぜか人工の滝があり、これなによという話題になっていた。実はそれもこの庭園の一部になっていて、近くで見ると作り物感満載のそれが、庭園の側からみるとちゃんと一体化して溶け込んでいる。視線の計算されっぷりがむしろ快感だった。そこここに写真に残したい風景が展開されている。しかし、限られた視点の他には、一切の自由を許さない、計算され尽くしたような人工の風景でもある。
 ちょっとコーヒーを飲みたくて喫茶室に入った。\1kの珈琲を喫しつつ、美しい庭を眺める。
 帰路は送迎バスで安来駅に出て、松江に到達した。一旦、ホテルにチェックインする。こば氏は駅近のホテル、(あ)氏と僕は京町近くのホテルだったのだが、実は繁華街は京町周辺に展開されているのだ。こば氏に歩いてきていただき、しばらく近隣を歩きまわった末、去年も入った店に入った。あの肉うどんを出す店だ。暴食気味に飲み食いしたのに、そんなに高くないのが魅力だ。
 ホテルに戻り、ポケロケを組んでおいた。これで、明日からのツーリングの準備は完了だ。

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