Strange Days

雲州ツーリング2010三日目

2010年11月22日(月曜日) 23時01分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:くもり時々雨

 好天に恵まれてきた今次ツーリングだが、今日は雨の予報。しかしドバーッと降るわけでもなさそうだ。そこで、当初は美保関にという予定だったのを、退避のしやすさとリベンジを見込んで、一昨日不首尾だった出雲大社方面へと変針した。


 8:30に、昨日別行動を取っていた長岡氏も含め、ひとまずはホテルに集合した。そこで今日の行動を決める。出雲方面、主に日御碕という予定に異論は出なかったので、そう決する。一昨日と同じく、まずは一畑電車の松江しんじ湖温泉駅まで走り、そこから電車に乗り込んだ。
 最初は終点出雲大社前駅まで乗り継ぐ予定だったが、気が変わり、乗換駅の川跡で下車することにした。ちょっと電車代が無駄になったが、走れるうちに走っておきたい。
 川跡から出雲大社方面に向かう。途中、島根ワイナリーに立ち寄った。自転車ツーリング中に、試飲自由のワイナリーほど切ない場所はないが、おみやげも買えるので立ち寄ったのだ。案の定、ワインやおみやげの配送依頼をしたり、購入して荷物を重くしたりした向きもあったようだ。僕もだがな。
 出雲大社前で11:00。ちょっと昼食には早いが、博物館の対面にちょうどいい塩梅に蕎麦屋*1があったので、早い昼食を取った。腹減り組は割り子を増量したり、蕎麦掻きを頼んだりしたようだ。
 さて、今日の攻撃目標となる、日御碕まで走ろう。途中の道は結構アップダウンあったが、みんな弱音を吐かずに着いてきてくれた。ただ、工事中の場所が何箇所かあり、そこが少し走りづらかった。
 日御碕のメインディッシュは、やはり灯台だろう。周囲の柱状節理の露頭に萌えながら歩きまわり、日御碕灯台の足元に入ってみたら、実は登れることが判明。前回は登らなかったし、そもそも登られるなんて知らなかった。勇躍、中に入ってみた。ちなみに有料で、靴を脱いで登るインタフェースだ。急勾配で狭い階段が怖い。特に、最上階に上がる階段は、もう梯子と言っていいほどの勾配だった。だが上からの眺めは素晴らしいぞ。
 日御碕を堪能し、出雲大社方面に引き返す。だが今日は神社には寄らない。並びの古代出雲歴史博物館に入った。2時間程度の参観時間を見込んでいたが、2時間では回るのが精一杯だ。ここは、半日かけて回るのが良さそうだな。
 夕闇迫る頃、一畑電車出雲大社前駅から松江方面に引き返す。雨がぱらついて履いたが、本降りになることはなくて、些か救われた。今夜のサンライズ出雲で帰るこぐ夫妻とは、乗換駅の川跡で別れた。残った4人はまたしても京町に繰り出し、今夜は小料理屋に入ることに。しかしホテルに戻って外に出ると、結構な雨。これが昼のうちになくて良かった。
 店はママさん一人で切り回す小料理屋で、我々4人が欠食児童のごとく多量のおでんを注文するも、かなり品切れだった。しかし、料理はうまかった。特に牛すじにありつけたのはうれしい。関東の人々が『おでん種の天ぷら』を知らないとは。前にも誰かに聞いたことがあったが、あれを『天ぷら』と称するのは、たしかに無理が有るような気がしないでもない。
 ホテルに戻り、うとうとしながら洗濯していたら、夜半になってしまった。これで本日程は終わり。未来は帰るだけだ。いやあ、松江の夜は楽しいな。

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