暖かな日。だが僕は不調。なんだか目が腫れてきて、痛いのだ。花粉症にしては重いな。もしかしたら、火山灰か?(霧島の)
ともあれ、天気予報を見ながらぐずぐずしていたが、夕刻から雨かもという予報に、重い腰を上げた。早めに外出しよう。なら、明るいうちに、境川遊水地の鳥を撮ろうではないか。
ポケロケを境川に走らせ、ちゃんと
3脚を設定し、D90に70-300mmを載せた。
しかし、鳥がいない。みんな出かけているのか。暖かな日なので、遠出したのかもしれない。いつもはデコイのように、身動ぎもしないで群れているものだが。
途方にくれつつ水面を眺めていた時だった。チチッチッ、という特徴的な鳴き声を耳にしたのだ。これは。目を凝らして探すと……、いた、
翡翠だ。冬枯れの中では目立つな、こやつは。
しばらく、藪の中に見え隠れしていたが、やがて不意にこちらに飛んでくるではないか。境川遊水地は、多目的グラウンドと隣接している。そのグラウンドの一角にまで水路が引かれ、円形の小さな池がある。
翡翠はそこまで飛んできて、手すりに止まった。しばらく望遠で撮りまくり、そうっと近づこうとしたら、プイッとばかりに水面にダイブし、また遊水地の藪に飛び込んだ。どうやら、藪とこの円形の池とを行ったり来たりしながら、餌を漁っているようだ。なら、パターンを読めば近づけるのでは。
そうやって円形池の近くに張って撮ったのがこの
翡翠。近づきすぎると行動ルートを変えてしまうので、これが限界だった。300mmではこれが精一杯だった。暗かったので、ピントもイマイチ甘い。しかし、こうしてみると綺麗な鳥だな。
さらに暗くなってきたので、翡翠は諦め、G'z Type-Xでちらりと垣間見えた
夕陽を撮って帰宅した。
翡翠の写真に写っている手すりが白く汚れているのは、翡翠の糞がついたものだ。これをみるに、こいつはここに居着いている。来週の再戦を誓った。やっぱり500mmくらいのが欲しくなってきた。そうそう使わないので安いのでいいんだけど、さすがにこのクラスになると高いなあ。